こんにちは。わらびです。
いまいちどんな観光名所があるか分からないダッカ。
確か、南アフリカで出会ったバングラデシュ人が「~がきれいだからそこにに行け」みたいなことを言っていたけどまるで覚えていない。
とりあえず、旧市街観光に出かけようと思います。
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オールドダッカ観光

あまり観光するところがないと言われるダッカ。
それでも、観光客が来るとしたらここみたいな場所がオールドダッカ。
名前からわかる通り、要するに旧市街のことで、昔はここが中心でしたよという場所。
ダッカの歴史がたくさん詰まった、そんな感じの場所に御座います。

ダッカでは路面に土砂が堆積し、路肩にはゴミと汚水が溜まっています。
オールドダッカに向かう道中、時折、しゃがみ込んでいる男性を何度も見かけました。
まあ、おしっこをしている人でしたけど。
バングラデシュでも一般家庭にトイレがないのが割と普通なのでしょうが、インドと違って公衆トイレもほとんどないのか、そこらで用を足すのが一般的らしい。
おぅ…、ホームレスのおっさん、こんな水で口を濯いでたのか…
有名レストラン「ハッジ・ビリヤニ」

オールドダッカへ向かう途中に立ち寄ったレストラン「ハッジ・ビリヤニ」。
ローカルな雰囲気漂う地元の超有名店。ダッカに来た観光客もよく立ち寄るところなんだそうです。
なかなかのローカル店なので、衛生的にはちょっとあれかもしれません。
少なくとも、ペットボトルの水以外は飲まないように。

このお店の名物といえば、「カッチ・ビリヤニ」。
今回はチキンを注文しました。
一般的なビリヤニはパラパラとした出来上がりですが、こちらは全体的にしっとりしています。ジャガイモが入っているのも特徴的。
味付けはインドで食べたものとは違い、そこまで香辛料は使っていないので食べやすい。
何故かほんのりと醤油の香りがしました。
カッチビリヤニはもともと、ハイデラバード発祥の料理。
イスラム教の多い地域で生まれた料理が、同じくイスラム教の多い地域で食べられているのです。
確かあちらではハイデラバーディ・ビリヤニとか言われていて、地元の人におすすめされた覚えがあります。
ラールバーグ・フォート

ダッカの数少ない観光名所「ラールバーグ・フォート」。
ムガル帝国時代に建てられた未完の城砦。
入場料は400BDTなり。
あらゆるものの密集率が半端ではないダッカにおいて、人と人との距離が適度に保たれ、ゆっくりとした空気の流れるいわばサンクチュアリ的な場所。



ラールバーグの「バーグ」とは、ペルシャ語で「庭園」のこと。
ラールは知らん。
名前の通り、敷地内には庭園が整備されています。
汚泥やゴミに満ち溢れるオールドダッカ。
その中に、聖域のように現れる城砦。
ここがあの混沌に満ち溢れたダッカとは思えません。


この聖域を観光していたところ、突然バングラデシュ人に話しかけられ、ビデオを撮りたいと言われました。
彼はテレビでもYouTubeでもない。
旅行先で動画を撮る間隔の延長で、珍しいからと外国人のインタビュー動画を撮りたいらしい。
この国は有名な観光地はないし、外国人を受け入れる体制もまともに整っていない。外国人は珍しく、行く先々で注目を浴びます。
断る理由もないので為すがままインタビューを受け、適当にプロフィールも偽装し答える。
アニメ1本分くらいの長さだったけど容量は大丈夫?
自分で言うのもなんだけど、私にはそんな容量消費するほどの価値は無い。
スターモスク

ここも割と有名な観光名所「スターモスク」。
その名から分かる通り、モスクの各所に星をあしらったメルヘンチックなモスク。

これは、バラでしょうか?
モスクにあしらわれる花といえばチューリップが多いんですけどね。
イスラム教とチューリップの関係、更には原種とオランダが品種改良した一般的に認識されているチューリップについて解説したいけど、面倒なのでやめておきます。
気になる人は勝手に調べて下さい。
何でもかんでも人が教えてくれると思ったら愚の骨頂。




モスクの目の前が学校ということもあり、放課後の子供たちに絡まれました。
子どもたちも私のような外国人は珍しいみたいです。
最近のバングラデシュの子どもたちは、教育水準も上がってきたので、学校に通っている子たちは少しなら英語を話せたりもします。
一方で、学校に通えている子どももいれば、通えていない子どももいる。
この時絡んできた子供達の中にも、何人か学校に通っていない子がいましたが…、複雑なものです。
世の中には、親の金で学校に通い、まともに勉強しない人間もいるというのに…
まあ、それは私のことなんですけどね。

子どもたちと一緒にモスクを見学する中、
「実は俺、アラビア語読めるんだぜ」
などとマウントを取ろうとしましたが、なかなか上手くいかないものです。
子どもたちの中には、イスラム教徒ということもあり、なんとアラビア文字を読める子もいました。
へぇ、その年でやるじゃん。
まあでも、自分10カ国語くらいできるし?
特殊なバックボーンとかなしにここまで多言語覚えている人ってなんか特殊だし、なんなら英語よりも先に覚えたのがスウェーデン語だし…
と、心の中で無意味な言い訳をし、心の平静を保とうとする大人がそこにいた。
そう私である。
おわり


ダッカは渋滞が酷く、移動するにも一苦労。
自転車にぶつかられるなんてよくあるし、あまり観光はしませんでした。
そもそも観光名所があまりないし。
観光するなら金曜日がおすすめです。
集団礼拝の行われる金曜日になると、地獄の渋滞が嘘のようにすっからかん。
マングースとヘビを戦わせる路上パフォーマンスもやっていました。
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