こんにちわ。わらびです。
世界遺産に登録されているチトワン国立公園。
インドサイやベンガルトラ、絶滅危惧種の野生動物が生息しサファリツアーが人気を博しています。
ここではエレファントサファリとジープサファリ、ふたつのツアーに参加してきました。
今回は、ジープに乗って国立公園内を散策するジープサファリについて紹介。
チトワンの人気アクティビティ比較
↳チトワン観光ではエレファントサファリとジープサファリ、どちらがおすすめ?
この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。
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チトワンのジープサファリ

チトワン国立公園のジープサファリ。
ジープに乗り込み野生動物の保護地区を広範囲にわたって散策するので、エレファントサファリよりも多くの種類の動物に遭遇できる可能性が高まり、運が良ければベンガルトラも見れるかもしれません。
料金は2,500NPR(チトワンの入域料2,000NPR別)となかなかリーズナブル。
チトワン国立公園の入域量は一日限りらしいので、午前はエレファントサファリに参加し、午後からジープサファリに参加してきました。
申し込み場所
ツアーへの申し込み方法は、町中にあるツアーデスクかホテルから。
チトワン観光ではエレファントサファリなどが観光の目玉なので、基本的にどこのホテルでもツアーを取り扱っており、送迎の依頼などすべて一括で頼めるのでホテルで申し込むのが一番効率的。
自分は「Tiger corner inn」、ここで申し込みました。
中心部からは少し離れていますが、シングル一泊600NPR=660円と破格の安さでした。
※1NPR=1.1円(2024年1月)
ジープサファリの様子
ジープサファリの始まりです。まずは川を渡って対岸の国立公園へと向かいます。

エレファントサファリではゾウに乗って渡河しましたが、さすがにジープで川は渡れないので船を使って渡ります。

ちなみにこの川、普通にワニがいます。
ツアー開始前から野生動物に遭遇するなんて幸先が良いですね。

対岸に渡ったら、その先で待機していたジープに乗り込み出発。ツアーの開始です。
まずは10数分程ほど走り、公園内のチェックポイントへ。
そこからまたしばらく走り川治の道へと出ます。


対岸には水を飲むシカと獲物を待っているのか、それとも水から上がり体を温めているワニがいました。
このワニは、ネパールに2種いるうちの一種の沼ワニ。
大きな口で獲物に噛みつき水の中に引きずり込む。基本的になんでも食べるおっかないやつ。

おやおや?
これはシカさんピーンチ!
もしかしたらもしかすると衝撃的瞬間が⁉
とも思ったが、ワニに気付いたのか水辺には近づくことなく別の所へ行ってしまいました。
ワニの狩の成功率がどんなものかは知らないけど中々うまくいかないのでしょう。
これが野生の厳しさです。


その後も川沿いを走り、名も知れぬ野鳥の群れやシカの群れを見ていると、

…発見!
茂みの奥に見えるサイ……、の背中。
これがチトワン国立公園のツアーではメインの動物となっています。
シカとか野鳥を見てもそこまでテンション上がらないけど、やはり珍しい動物だけあって周囲も盛り上がっていました。
他のツアー車両も続々とこのサイを見るために集まってきたため、すぐに奥へと消えてしまいました。
サイの背中をチラ見したところで、次はワニの保護施設へと。
ワニの保護施設
ジープサファリの途中で立ち寄るのが、国立公園内にあるワニの保護施設。ここには30分くらい滞在しワニを見学します。

こちらの種類のワニは「ガリアル|gharial」というインド北部とネパールにしか生息していない種類。
細長い口を持ち主に魚類を捕食する種類のワニで、もともと絶滅危惧種でしたが、繁殖プロジェクトに成功したため絶滅を免れました。



フェンス越しですが、ワニを間近で観察することが可能となっています。
冬の寒い時期は水から上がり、日向ぼっこをしているので基本的に動くことはありませんでした。

ワニの口の先。
なんだかエイリアンの口の中から飛び出してくるもうひとつの口みたい。
どうでもいいけどワニの肉って結構いけるんですよね。
まったく動物がいないツアー…
ワニの保護施設を後にした一行は、次はサイがよく現れるという水場を目指します。
水場に行く途中までも、いくつかのポイントを周りましたが、サイどころか動物が全くいない。
あの、これサファリだよね…?
サイのよく現れる水場に行っても当然そこはもぬけの殻。ビックリするほど何もいません。
1時間近く何とも遭遇せず、ツアー客たちはお通夜のように静まり返っていました。


そしてようやく見つけた水辺の野鳥。
あまりに動物と遭遇しなさ過ぎてガイドもかなり焦っている様子で、
「見ろ!あの鳥を見るんだ!見たか!鳥だ!写真を撮れ!」と、必死に促してきました。
そこまで言われなくても見ればわかる。確かに鳥だ。
ガイドに促されるまま渋々みんな写真を撮りかなり微妙な雰囲気に。
特に物珍しさも感じない鳥を前に皆同じことを思ったことでしょう。
我々はサイやトラを見たいのである。
トラのマーキング

何も動物と遭遇しないまましばらく走ると車が停まると、木についた傷跡。
これはベンガルトラが木に付けたマーキングの跡で、ここがトラの縄張りであることを示すもの。
トラはチトワンに生息する中でも数が少なくなかなか遭遇できないそうです。それでもここにトラがいるという確かな痕跡はありました。
中々珍しいものを見れましたが、やっぱりトラそのものを見たいものである。
おわり

野生動物との遭遇を楽しみにしていたジープサファリでしたが、正直期待外れもいいところ。
2時間半かけて遭遇した動物はわずか5種類。
後半の一時間に関してはほぼ何とも遭遇せずジープを走らせるのみでした。
この原因は、サファリツアーの人気によって多くの車両が動物の生息域に立ち入り、それを嫌がった動物たちがルート上から別の場所へと逃げてしまったということらしいです。
これは運が悪かったのかどうか分からないけど、少なくともこういった事態が起こりえるというのは確か。
ジープサファリは全くおすすめできません。
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