こんにちわ。わらびです。
インドネシアでは、バリ島と並び訪れる人の多い屈指の人気スポット「ボロブドゥール遺跡」。
インドネシアといえばやっぱりこの場所だよね!というイメージしかなく、私にとってのインドネシアという国はこのボロドゥブール遺跡が大半を占め、漠然となんとなく訪れてみたい場所でした。
まあ、私個人のインドネシア観どうでも良いとして、
今回は、ボロブドゥール遺跡のチケットの予約法や料金、寺院には登れるのかなど諸々の観光情報について解説しようと思うのですがどうしましょう…?
この記事は2024年6月時点の情報を基に作成されています。
もくじ
ボロブドゥール遺跡とは?
「ボロブドゥール遺跡」は、インドネシア・ジャワ島中部に位置する仏教寺院で、8〜9世紀にシャイレーンドラ朝によって建立されたとされる、仏教の宇宙観を象徴する曼荼羅の形状を持つ壮大な石造建築。
インドネシアを代表する観光名所としても有名ですね。
未だ詳しい歴史は判明しておらず、王朝の衰退とイスラム勢力の拡大、10世紀のムラピ山の噴火により人々が住めない状態になったため放棄され、以降約千年もの間火山灰の下に埋もれ、1814年に発掘されるまでその存在は人々に忘れ去られていました。
ピラミッド型の寺院は全部で9層構造になっており、下から欲界、色界、無色界と仏教における三界を表しています。それぞれの層にはレリーフや仏像が装飾され、仏教の物語や当時の生活を鮮やかに描き出し、欲望の世界から悟りの境地へと至る仏教の教えを見事に描き出しています。
単体としては世界最大の仏教寺院とされ、なんでも、カンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバガンと並び「世界三大仏教遺跡」と称されているそうです。
「ボロブドゥール寺院遺跡群」として世界遺産に登録
アクセス方法
ボロブドゥール遺跡があるのはジョグジャカルタの北西約40km。直行便は出ていないので、一度マゲランという街でバスを乗り換える必要があります。
ボロブドゥールの観光について
遺跡には登れるのか?
ボロブドゥール寺院への登壇は、遺跡の保護のため2020年2月より禁止されていました。
しかし、2023年3月以降一日当たりの人数制限や特定の履物のみに制限するという条件付きで、観光客の入場が再開されるようになりました。
履物は遺跡側が用意しているので問題ないとして、ここでネックになるのが一日当たりの人数制限。
一日当たり1,200人という結構な人数を許容しているので、この中からあぶれるという事はなさそうですが、事前に予約しておいて損することは無いと思います。
観光は時間帯ごとのグループに分かれる
ボロブドゥール寺院への登壇では、時間帯ごとにグループに分かれガイドと共に寺院を観光するという形式で、時間帯ごとにガイドの解説するテーマが異なります。
8:30から一時間おきに開催され、最終は15:30の出発。所要時間は90分で、頂上では約20分の自由時間があります。
1グループ10~15人となっていて、各時間帯に10グループまで観光可能となっています。
チケットの予約時に参加する時間を指定することにはなっていますが、遅れたとてその日のうちであれば大丈夫らしく、とりあえず直近に出発するグループに参加するという仕組みになっているみたいです。
指定した時間より1時間ほど遅れてしまいましたが、スタッフも特に問題ないと言い、すんなり入場させてくれました。
※月曜日は寺院に登れない
ここで一つ注意点!
月曜日はボロブドゥール寺院に登壇ができません。
ややこしいことに、ボロブドゥール遺跡自体はオープンしているので、観光の日程を組む際は注意が必要です。
月曜日に行ったとしても、外周から壮大な寺院を眺めてお終いになります。
チケットについて
料金
ボロブドゥールのチケットは、寺院に登壇できる「Temple Structureチケット」と遺跡の敷地内のみに入場できる「Temple Groundチケット」の2種類があります。
料金は以下の通りです。
大人 | 子供 | |
Temple Structureチケット | 455,000IDR | 305,000IDR |
Temple Groundチケット | 400,000IDR | 240,000IDR |
普通の入場券と登壇チケットには500円くらいしか差がありません。
まさか、ボロブドゥールに行ってまで外から遺跡を眺めてお終いという人はいないでしょう?
予約方法
チケットを予約するのであれば、公式サイトがあるのでそちらから可能です。
「Foreign Tourist」の欄には「Temple Ground」と「Temple Structure」の2種類がありますが、寺院に登壇できるのは下の「Temple Structure」の方。
日付と時間帯を選択したら支払いをして予約は完了。送られてきたバウチャーを寺院の入場口で見せるだけで入場ができます。
一応時間帯ごとにガイドの解説テーマが異なるので、気になるテーマがある方はそちらを重視して時間帯を決めて下さいな。
観光の様子
ちらっとボロブドゥール観光の様子をちらっと紹介していきます。
ボロブドゥール寺院に登壇するには専用のサンダルを利用します。画像は無いので気になる人は「ボロブドゥール サンダル」とか、自分で調べてほしいものです。ちなみに返却不要なので土産に如何でしょう?
2023年に天皇陛下が同寺院を訪れた際に利用したことがニュースにもなっていました。
恐れ多くも天皇陛下とおそろのサンダルです。
どうでもいいけど、ジョグジャカルタのホステルでは置いてかれたサンダルが沢山あったりもします。
サンダルの話は置いといて、ボロブドゥール寺院といえばやはりその圧倒的な大きさ。
世界最大の大きさを誇る寺院だけあり、近くからではカメラには収まりません。接近して撮影する被写体としてはあまりにも大きすぎるのである。
これほど大きな建造物を作るのに、一体どれだけの人手と資金が費やされたのでしょう?
作られた経緯や正確年代など、実は詳しいことはほとんど分かっていない謎多き遺跡。
まだ紙の伝わっていない時代で記録を残すのは碑文か貝葉しかなく、ほとんどが失われてしまったのでしょう。
上部へ向かうまでの回廊にはレリーフが刻まれていて、道中の主な見どころになります。
ガイドさんの言葉にあまり耳を傾けていませんでしたが、仏教でおなじみ「カルマ」という単語は何度か聞こえてきました。
さて、ボロブドゥールといえばこの最上段の眺め。
今まで数多のインドネシア版ガイドブックの表紙を飾ってきたであろう、インドネシアでは最も有名な場所!
…と言っても差し支えは無いはず、…多分。
ここがボロブドゥールとは知らなくても、この画像だけなら見たことがあるという人も少なくはないでしょう。
中に仏像が納められたストゥーパが何基も並ぶ光景はどこか神秘的で圧巻の光景。
ここでは20分の自由時間が与えられるので皆写真撮影に夢中でした。
おわり
インドネシア観光のハイライトともいえるボロブドゥール遺跡。
世界最大の寺院だけあってその圧倒的な規模には驚愕させられます。歴史的な背景や予備知識なしでも、ただ見るだけでも純粋に楽しめる。
まあ知識はあったに越したことはありませんけど、やはり見るだけで楽しめるというのは素晴らしいことですよね。
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