バクタプルの御当地スイーツ、ヨーグルトの王様「ズーズー・ダウ」

こんばんわ。わらびです。

やあみんな!

ズーズー・ダウ」って知っているかな?

と、いつになくなれなれしい書き出しで始まる今回は、バクタプルの名産品である「ズーズー・ダウ」について紹介して行こう!

ヨーグルトの王様「ズーズー・ダウ」

古都バクタプルの名産品「ズーズー・ダウ|jujudhau」。

主に東北地方の方言のことを一纏めにし「ズーズー弁」というがそれとは関係ない。

津軽出身である私は、最たるズーズー弁話者で幾度となく馬鹿にされてきたがそれも今は置いておこう。

で、この「ズーズー・ダウ」というのは、主にバクタプルで生産されているヨーグルトのことで、いわゆるご当地スイーツというやつ。

例えば、宮城では萩の月、山梨では信玄餅、長崎ではカステラが有名なように、バクタプルではズーズーダウが有名なんです。

ネワール語で「Juju」は「王様」、「Dhau」は「ヨーグルト」を指し、「王様のヨーグルト」という意味を持っています。

この名称は、その滑らかでクリーミーなテクスチャーと豊かな風味から、王様にふさわしい美味しさを持つヨーグルトであるとかないとか…

おすすめの店

バクタプルを歩いていると街中でズーズー・ダウの看板を見かけ、如何にこのヨーグルトが街の特産品であるか思い知らされる。

どこで食べようか彷徨っていると、見つけてしまいました。

ズーズー・ダウの専門店が5店舗ぐらい並ぶこの通り。

画像右側あたりに3店、向かいに1店舗。映ってないけど右の手前にももう一軒あったような気がします。

未だかつてここまでズーズー・ダウ専門店が多く集まる場所なんてあったでしょうか?

いいやありません。

ここはまず間違いなく、世界で最もズーズー・ダウ専門店の密集率の高い場所と言えるでしょう。

いわば、ズーズー・ダウ激戦区。

とりあえず勝手に「ダウ・ストリート」と名付けておきましたので、これを機に少しでも広まってくれたら幸いです。

今回はその中の一店舗。

なんて読むのか分からないけど、このお店でいただきました。

どんな味なの?

バクタプルは粘土の産地でもあるので陶器の生産も盛ん。

そしてズーズーダウも陶器を使用して作りますが、陶器を使うことで、発酵の過程で独特の風味を加えるとともに、余分な水分を吸収し適切な温度を保つ役割を果たしてくれます。

ズーズーダウ一人前、50NPR。

表面がぼつぼつと泡立ち焼きプリンのようになっています。これはきっと余分な水分が無い証拠。

もしかしたらこの陶器は、近くの広場で作っていたやつかもしれませんね。

余分な水分が無いので、このようにスプーンで掬っても形が崩れることはありません。

ヨーグルトというよりはプリンに近い硬さ。

ズーズーダウは、バッファローのミルクを使用して作られることが一般的。バッファローのミルクには脂肪分が多く、濃厚でリッチな味わいになるのだそう。

このヨーグルト、よく「チーズケーキのような味」と形容されているのですが、食べてみたら確かにその通り。

確かにチーズケーキもズーズーダウも乳製品だし、作る過程で水分を飛ばすので作り方が似ていなくもない。

ただ、個人的にはチーズケーキよりもモロッコヨーグルの味の方が近い気がします。

ご当地の乳製品なんてちょっと癖がありそうで少し心配でしたが、そんなの杞憂に終わるくらい変な癖などもなく普通に美味しい。

正直王様レベルで劇的に美味しいかと言われると、せいぜい地方大名とかそのくらいに収まるのではないかと思います。

そもそもズーズーダウはバクタプル滞在中に2回食べた程度なので、偉そうに語れるほどの経験値は持ち合わせてはいないのである。

おわり

ヨーグルトの王様ズーズー・ダウ。

もし気に入った人がいたらデカいサイズのもあるので買って一人で食べるのも良いかもしれませんね。

サイズはだいたい4種類くらいあって、聞いてみたところ、3,4人前くらいの平たい皿で260NPR、一番大きな皿が800NPRだそう。

このデカい器を持って歩いている人を見かけたので意外と売れているのでしょう。

なんかいいですね。

家で食後のデザートにこの器が出てくるって。

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