紅茶の産地スリマンガルで茶畑観光

こんにちは。わらびです。

ダッカの次にやってきたのが、紅茶の産地「スリマンガル」。

そうです。私といえば、言わずと知れた茶人として有名ですね?

まあ誰も知らないと思いますけど、紅茶好きなので来ないわけにはいかなかったのである。

紅茶の産地。スリマンガル

紅茶といえば、中国やインド。

少なくともバングラデシュというイメージを持っている人は殆どいないと思われます。

「バングラデシュの紅茶知らないの?有名でしょ、常識だよ(笑)」

みたいな事を言っている人がいたら、それはただの、知識人振りたいだけの馬鹿なのでそっとしておきましょう。

バングラデシュは、お隣のインドの紅茶の産地として有名な北東インドと隣接する国。

有名なダージリンやアッサムも、インド北東部が産地。

今回訪れたスリマンガルは、アッサム州の近くなので、気候も似ていて紅茶の栽培も盛んに行われています。

スリマンガル方面まで足を運ぶ観光客なんてあまりいないけど、人がどの茶人として、来ないわけにはいきません。

そもそも茶人じゃないけど。

茶畑観光

スリマンガルは、バングラデシュでは有名なお茶の産地。

街を出るとすぐに茶畑が広がっています。

さらに郊外へ行くと、見学可能な茶畑がいくつかあるので、その内の一つに行ってきました。

スリマンガル郊外にある名もなき茶園。

実際名前はあるけど、自分が覚えていないだけ。

入場料はかからず、広大な茶畑の中を観光できます。

途中、でっかいバギーに乗った若者グループがいましたが、ここってそういう所じゃないからな?

思えば、これが初めての茶畑。

この年になるまで茶畑未経験なんて、茶人として恥ずかし思いをしてきましたが、どうやらそれも今日までのようです。

初茶畑がバングラデシュの茶畑という異端中の異端。

積極的に自慢していこうと思います。

茶葉は機械ではなく、全て手摘みで収穫。

時期が少しずれるだけで、味も質も大きく変わってしまうのでとっても大変なんです。

まあ、茶葉の栽培に携わったこと無いのでよく分からないけど、ネットにそんな感じのことが書いていました。

そもそも、無職の人間が労働の大変さを説こうなど何と烏滸がましいことか。

青々と実ったチャノキの葉。

緑茶も烏龍茶も同じくチャノキから作られます。

緑茶の茶葉を軽く発酵させたものが烏龍茶で、さらに発酵を進めたのが紅茶となるのです。

紅茶文化でお馴染みのイギリスも、かつては紅茶の原材料が分からず、スパイを送り込んでやっとその正体を突き止めたほど。

イギリス発祥の文化アフタヌーンティーは、もともと紅茶ではなく、緑茶が飲まれていました。紅茶に移り変わった詳しい経緯は不明だそうです。

イギリスは食事は美味しくないのに、紅茶に対しては並々ならぬ関心と執念持ち、アヘン戦争とアメリカ独立戦争のきっかけとなった要因の一つに紅茶があります。

以上豆知識終了。

別にここで直接茶葉が買付できるわけではないので、町に戻って茶葉を購入します。

ちなみに町へ帰る時に乗ったバスが燃えました。

スリマンガルは、茶葉の産地だけあってお茶屋がたくさん。

正直、バングラデシュ産の紅茶の銘柄なんて知らないし、お店の人も英語が通じないので適当に買ってきました。

スリマンガル産の紅茶はCTC製法を使った丸い茶葉。

アッサムティーの多くも、この加工方法を採用しています。

味は渋みが強く、あとを引く苦みがあります。

渋みが気になるので、ドライレモンと砂糖でいい感じに中和できました。

セブンレイヤーズ・ティー

スリマンガルの名物には「レイヤーズティー」というものがあります。

これは、何種類ものスパイスを層になるように入れたお茶で、なんかこう…

美味しいとかではなく、見た目が楽しいような、物珍しい感じの飲み物になります。

2〜8色まで種類があり、今回はいちばん有名な7レイヤーズを注文。

もっとカラフルなものを想像していたけど、全体的に茶色っぽい。

まあでも、見た目は面白い。

味は、上の層が全体的に甘ったるく、下の一番厚い層がただのお茶。

珍しいというだけで、別段美味しいものではありませんね。

ベンガル料理

バングラデシュの面積は、日本の4割ほど。

国土は巨大な河川によって分断され、それ以外にも200を超える支流があり川だらけ。

雨季になると各地で洪水が起き、国土の約3割が水没するとされています。

その豊かすぎる水の恵みが食にも影響し、

「ベンガル人は米と魚で出来ている」

そう言われるほど、米と魚をよく食べます。

どの町でも、市場では川魚が大量に並んでいます。

バングラデシュ料理には魚は欠かせません。

まあ、魚はいいとして問題は米の量。

これ。

どこのレストランでも大皿に盛られたコメが3人前くらい来ますが……、

多くね?

バングラデシュ人の一人あたりのコメの消費量は世界一。

別に残しても問題ありませんし、現地の人も普通に残していました。

ただ、フードロスって知ってる?

思わずそう問いたくなるような量でした。

おわり

スリマンガルでは、茶葉の購入とコメをたらふく食べました。

米の量に対して、どう考えてもおかずが不足しているのはちょっと不服。

次はさらに北のシレットを目指します。

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