こんにちわ。わらびです。
クルナ観光では、近郊にある「バゲルハット」へと向かいます。
バングラデシュの数少ない、世界遺産の観光地です。
この記事の情報は2024年2月時点でのものになります。
バゲルハットとは?
「バゲルハット」とは、バングラデシュの南西部に位置する歴史的な都市て、15世紀に建設された数多くのイスラム教のモスクが集中しています。
この都市は、イスラム教の聖者ハーン・ジャハーン・アリーによって建設され、現在はユネスコの世界遺産に登録されています。
都市と言われるだけあり、構成資産は広範囲に点在しています。
徒歩で全て見て周るのは厳しいので、今回は一番有名で重要な見どころの「シャイト・ゴンブス」を観に行きます。
「バゲルハットのモスク都市」として世界遺産に登録。
アクセス方法
バゲルハットへは、クルナからローカルバスを使って行くことが可能。
バゲルハット方面へのバズが出発する「バスターミナル」へは、川を渡って行くことになります。
行き先は「バゲルハット|bagerhat」で伝わります。
クルナからの直行便もあるようですが、私の場合は、行きも帰りも途中の「カタカリ」で乗り換えをしました。
乗り換えに関しては、バスの係が全て指示してくれたので特に問題はありませんでした。
シャイト・ゴンブスの前を通りかかるので、そこで降ろしてもらいました。
入場料
シャイト・ゴンブスに入るには500BDT=650円の入場料が必要。
周辺のモスクは無料で見学可能です。
シャイト・ゴンブス観光
バゲルハットのモスク都市では最も大きい「シャイト・ゴンブス」。
バゲルハットのモスク都市というのも、主にこのモスクのことを指します。
名前には、「60のドーム」という意味がありますが、実際にあるドームの数は77個。
柱の数のほうが60本らしく、もとはアラビア語で「60の柱」と呼ばれていたのが、どういう訳かベンガル語に変化する際に今の名前になったらしい。
併設された博物館には小型の模型があり、実際にドームの数が77個あるのを確認できます。
60本の柱。数えようとしましたが、面倒なので止めておきました。
世界遺産だけども未だ現役のモスク。
礼拝の時間になると地元の人達が集まってきます。
モスクは広大な矩形の建物で、石とレンガで作られています。
モスクの外周を歩いていたら柵の向こうから子どもたちに声をかけられました。
学校の制服らしきものを着ていたので社会見学か何かだと思われます。
ここは世界遺産といえど、外国人なんて滅多に来ないので珍しいのでしょう。
一人と話し始めたら次々と集まってきて絡まれました。
四隅に設けられたミナレット。
昔はここに人が登り肉声で呼びかけていましたが、今はスピーカーが取り付けられ、礼拝の時間を知らせます。
バングラデシュのモスク建築は、高いミナレットは持たず、屋根にも大きなアーチ式ドームはない。
平坦な屋根にボコボコと小さいドームがあり、北アフリカの初期のモスク様式に似ています。
例えばダッカであるスターモスクも、シャイト・ゴンブスと同じ建築様式。
単純に、大きいドームを架けるのに適した石材が、バングラデシュでは産出されなかったのでしょう。
一口にモスクといっても、国や地域によって大きく違う。風土に根ざした建築法を取り入れてて面白い。
おわり
シャイト・ゴンブスは、バゲルハットでは一番大きいとはいえ、そこまで面白みのある場所ではありませんでした。
観光は30分ほどで終わり、時間に余裕があったので周辺にあるモスクへも足を伸ばしてきました。
※行きは70BDT、帰りが100BDTでした