コタキナバルからブルネイへのバス移動|料金・時刻・電子アライバルカードの登録などを解説

こんばんわ、わらびです。

コタキナバルから、隣国ブルネイへは飛行機だけでなく、長距離バスを利用して陸路で国境を越えることもできます。

この移動ルートは途中で8回も出入国審査を行うかなり特殊なルートなので、パスポートにスタンプが増えるのを楽しみにしている旅行者にはちょっとした記念になるかもしれません。

今回の記事では、コタキナバルからブルネイの首都バンダルスリブガワンへのバスを使った移動について解説していきます。

この記事で分かること
  • チケットの買い方
  • バスの料金
  • 運行日時
  • バスの出発・到着場所
  • ブルネイとマレーシアの電子アライバルカードについて

この記事は2024年8月の情報に基づき作成されています。
※1MYR=33円

コタキナバル→ブルネイへの移動

コタキナバルの位置するサバ州は、ボルネオ島北部のマレーシア領で、サワラク州と連邦領ラブアンと共に東マレーシアと呼ばれる地域を構成しています。

この東マレーシアの各州は独自の自治権を有する特殊なエリアで、外国人のみならずマレーシア国民であっても、州を越える移動には審査が必要になります。

コタキナバルからブルネイへの移動では、州境の移動に加えブルネイの飛び地であるテンブロン地区も通過しなければならないので、計4回も州境と国境を越えることになります。

マレーシアにも再入国しなければならないので、マレーシアへの電子アライバルカードの登録も必要になります。

移動で越える州境と国境
  1. サバ州→サワラク州
  2. サワラク州→テンブロン地区
  3. テンブロン地区→サワラク州
  4. サワラク州→ブルネイ

越境の度に出国と入国の審査が行われるため、それが原因で予想以上に時間がかかってしまいます。

バスの出発場所

コタキナバルでのバスの出発場所は「KK Sentral」というバスターミナル。

街の中心付近にあるので、アクセスに関しては割と楽かと思います。

チケットの購入方法

バスのチケットはターミナルのカウンターでも直接購入することも可能ですが、easybookというアプリでオンライン購入も可能。

私の場合は、バスターミナルの場所確認も含め直接足を運び購入しました。

別に分かりにくい場所にあるとかでもないのでわざわざ下見は必要なかったかなと、チケットはオンライン購入で充分だと思います。

チケットの料金

コタキナバルからブルネイ行のチケット料金は153NYR

当時のレートで5,000円ちょっとでした。

150MYRがチケット料金で、3MYRがターミナル利用料という内訳らしい。

ちなみに、コタキナバルからブルネイまでの航空券は最安で8,000円ほど。所要時間は40分となっています。

出発と到着時刻

バスの出発時刻はすべて7:30。

途中一回の昼食休憩も含めトータルで10時間ほどかかります。

出入国審査は合計で8回あるので、これが原因で予想以上に時間がかかってしまいます。

到着地のブルネイ、バンダルスリブガワンのガドンマーケットに到着するのは18:00過ぎくらい。

この時間帯になるともう市内バスは走っていないので、市内までの移動方法はタクシーか配車アプリになります。

バスの運行は月・水・金

コタキナバルからブルネイまでの国際バスが運行されるのは週3本。

運行日は月、水、金曜日で、それぞれ1日1本しか運行されていません。

ブルネイの入国条件

日本とブルネイの間は査証免除取極が締結されており、日本国旅券所持者は30日以内の滞在であれば、ブルネイ入国に際して査証が免除されます。

外務省 海外安全ホームページ

ブルネイのアライバル申請について

ブルネイに渡航する前に、予め電子アライバルカードを申請する必要があります。

申請先は下のリンクから
Brunei INRS portal

サワラク州のアライバル申請について

コタキナバルからブルネイへの移動では、途中通過するだけであってもマレーシアへの電子アライバルカードを登録しなければなりません。

ブルネイの飛び地を通過するため、一度マレーシアに再入国することになり、アライバル申請も必要になるみたいです。

ブルネイのアライバル申請はしていても、まさか今から出国するマレーシアへの入国申請もしなければならないなんてほとんどの乗客は予想外。

事前に登録していない人がほとんどですが、よくあることなのでバス会社側もそれは織り込み済み。

出発前に申請用のリンクや登録用の住所などが書かれた紙を見せてくれるので、それに従って記入すれば問題ありません。

マレーシアMDAC

移動の様子

宿を6時には出てバスターミナルへ徒歩で向かう。

これが今回の移動でお世話になるバス。

車内は奇麗で乗客も少ないので隣に人もいない。

朝早かったということもあり道中はずっと寝ていました。

私は飛行機でも列車でもあらゆる長時間移動では常に寝ているのだが、寝てさえいればシートのランクも何も関係ないので、実はこれが一番合理的なのではなかろうか?

寝ていたので途中の景色がどんなだったかはわからない。

以上。

サワラク州に入州してしばらく、ラワスという街でお昼休憩があります。

昼食を食べに行きたいけど、土砂降りのためしばらく身動き取れず。

再び出発しその後は出入国ラッシュ。

まず、ブルネイの飛び地テンブロン地区に入り1時間足らずで出国。

事前に申請しておいたブルネイのアライバルカードもあるので、特に何も質問されることなくパスポートにスタンプを押されすぐに終わり。

しかし、テンブロン地区からバンダルスリブガワンへ向かう橋もかかっているのに、なぜそれを使わないのだろう?

またマレーシアに入国したかと思えば、2時間弱で再びブルネイに再入国。

3時間半の間に6回の出入国審査。

この日の乗客は10人ほど。1回の審査はそれほどかからないけど、それが合計8回もあるので、トータルで1時間半くらいかかってしまったのではないでしょうか?

サワラク州への入州も含め合計8個のスタンプが押されました。

今までいろいろな陸路移動を経験してきましたが、一度にこれほどスタンプが押されたのは初めて。

良い記念になったのではなかろうか?

ガドンナイトマーケットに到着したのは18:00ごろ。

公共バスはもう動いていないので、宿のある市内までは自分で移動手段を確保しなければなりません。

ナイトマーケットはやっているから余裕があれば観光していくのも良いかもしれませんね。

ブルネイの宿情報

私がブルネイで宿泊したホステル「Co. Living Hostel Bandar」。

私が宿泊した時点では一泊1,600円。

市内バスのBSBターミナルや水上集落への船着き場にも近く立地はかなり良い。

バンダルスリブガワンの手頃な値段の宿といえばここくらいなので、バックパッカーなんかは必然的に選択肢はここになるでしょう。

まとめ

  • チケット料金は153MYR
  • 出発時刻は7:30
  • 到着するのは18:00前後。市内バスは動いてないので移動方法は自力で確保
  • バスが運行されるのは月・水・金の週3本
  • 出発場所は「KK sentral」、到着場所は「ガドンマーケット」
  • 事前にブルネイとマレーシアの電子アライバルカードの登録が必要

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