こんばんは。わらびです。
今回の記事では、2018年9月に訪れたギリシャのカステロリゾ島について振り返っていきます。
ギリシャの島といえば青と白のコントラストが美しいサントリーニ島やミコノス島が有名で、カステロリゾ島なんて旅行好きの人でも聞いたことが無いであろうマイナーな島でしょう。
ギリシャの島でありながらトルコの観光地という扱いを受けるちょっと変わった島ですが、美しい港町やウミガメ、何より神秘的な青の洞窟がある小さいながらもとても素晴らしい魅力満載の島です。
もくじ
カステロリゾ島
トルコ南部のカシュから3kmの沖合に浮かぶカステロリゾ島。地図で一見するとトルコの領土のようにも見えますが、実はギリシャ領。
旧トルコ領で、トルコ側での呼称は「メイス島」となっています。島への観光客はほとんどがトルコ人のため、実はこっちのほうの呼び方が浸透しています。
島の大きさは3×6kmの三角形状で、全ての住居は200m四方の港周辺に固まっています。
一応空港もありギリシャのロドス島からの便もあるのですが、トルコのカシュからフェリーでアクセスするのが一般的なため、ギリシャのガイドブックではなくトルコのガイドブックに載っていることがほとんどという少し変わった島。
おそらくこれが原因でそこまで知名度が高くないのでしょうね。
アクセス方法
カステロリゾ島へのアクセスは「カシュ」という街からフェリーで行くのが一般的。
港にある「Meis Express」というフェリー会社がフェリーを運航しています。
フェリーで行く場合は前日の夕方5時までにフェリー会社のオフィスに行きそこでパスポートを預ける必要があります。
カステロリゾ島はギリシャ領なので出国審査が必要。いちいち一人ずつスタンプを押していたら時間がかかりすぎるのでフェリー会社がいったん乗客のパスポートを集め、まとめて出国スタンプを押すという方式を採用しています。
パスポートは翌日の乗船前に返却されますが、預ける前にホテルにチェックインしておきましょう。
フェリーの運航時刻
フェリーの運航時刻は以下の通り。
- カシュ発 9:00
- カステロリゾ島発 16:00
カシュ⇔カステロリゾ島間は約30分、島への滞在時間は6時間ですが、ギリシャの出入国審査でそれぞれ30分ずつかかるので、実際に観光に使える時間は5時間となります。
観光で見る場所は港周辺だけなので5時間もあれば充分どころか1時間ほど余ってしまいます。
カステロリゾ島の観光スポット
青の洞窟
カステロリゾ島最大の見どころといえば島の南側にある「青の洞窟」。
世界各地に青の洞窟はあり中でもイタリアのカプリ島が有名です。カステロリゾ島のは非常にマイナーですが、観光客の少なさから遊泳も可能となっています。
ボートで身をかがめ洞窟に入る瞬間、目の前が青一色に染まる光景は非常に神秘的。
入り口のわずかな隙間から入り込んだ太陽光が、なんか色々あれしてこれして最終的に青い光だけが反射して、この奇跡的な光景が生まれるのであります。
青い光がゆらゆらと差し込み水の中までも青一色、水中の様子を撮影する機材が無いのでどんな感じかお伝えすることは出来ませんが、シンプルにスゴイとだけ言っておきましょう。
ハイシーズンは混むので中に滞在できる時間は10分ほどとなっています。
青の洞窟への行き方
ツアーの大型船か港に停泊しているボートで行くことになります。
この島に来る観光客の目的は青の洞窟なので、港に着いたら相手から声をかけてきてくれます。どのボートも料金は一律で固定されているのでぼったくられる心配はありません。
2018年時点では15ユーロでした。
ツアー船の場合は事前に申し込みが必要。
セントジョージ島
洞窟を見た後は近くの「セントジョージ島」に立ち寄って行くのが定番コース。
一旦ここで降ろされ、ボートの運転手と話し合い滞在時間を決めます。だいたい2時間ほどが相場みたいです。
島には教会とレストランが一軒ありますが、ゆっくり休むか海で泳ぐかくらいしかやることはありません。
ウミガメと泳げるかも?
カステロリゾ島がある海域はウミガメの生息地のため、かなり高い確率でウミガメを見ることが出来ます。私の場合は1日で4回も見かけましたし、青の洞窟へ向かうボートでは危うく衝突しそうにもなりました。
港内の遊泳可能なエリアでもよく見かけるので一緒に泳ぐことも可能。
港町を一望
港の東側の丘の上には小さい要塞跡がありそこから港を一望するとができます。
ここからの眺めがなんといても素晴らしく、地中海の日差しに照らされた海や町が美しく輝いています。
トルコからわずか3kmしか離れていませんが街並みは打って変わってギリシャ風。
「こんな美しいところで生まれてみたかった」
と、青森県民が申していますが、そんな風に思えてしまうくらいには素晴らしい光景。
おわり
神秘的な青の洞窟に美しい港町、滞在したのはわずか数時間だけでしたが非常に印象的でもう一度行ってみたい場所。今度は是非恋人と一緒にか新婚旅行で訪れてみたいものですが、そんな予定ないし次もまた一人で行くことにします。