巨大な仏塔が鎮座するチベット仏教の聖地「ボダナート」

こんにちわ。わらびです。

カトマンズに来たら外せないスポットのひとつ「ボダナート」。

ここはネパール最大の仏塔がある場所で、チベット仏教の聖地としても有名なんです。

この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。

チベット仏教の聖地「ボダナート」

カトマンズにあるチベット仏教の聖地「ボダナート」。

約1500年前に建設されたとされ、ネパール最大のストゥーパ。

「ストゥーパ」とは仏舎利(仏陀の遺骨)を内部に安置した巨大な宗教建築のことで、ネパール以外にもインド、東南アジアの仏教圏に存在します。

ちなみに、インドや東南アジアで「ストゥーパ」といえば仏塔のことですが、日本だと「卒塔婆」。お墓に立っている文字の書かれたスキー板みたいなやつのことを指します。

ボダナートは、もともとは釈迦の遺骨を納めた塔として建立されましたが、時代を経て現在の形となりました。カトマンズ盆地における仏教徒の重要な巡礼地の一つであり、またチベットからの難民が多く住む場所でもあります。

敬虔な仏教徒たちは毎朝108周。煩悩と同じ数だけ時計回りに歩くそうです。

世界遺産「カトマンズ盆地」の構成資産。

アクセス方法

ボダナートへは、市内の中心からローカルバスを使って30分ほど。

詳しいことは下の記事に書いています。

入場料

ボダナートへの入場料は400NPR=440円でした。

※1NPR=1.1円計算(2024年1月でのレート)

上の写真のようなチケットボックスがあるのでそこで購入します。

ボダナート観光

私がボダナートに訪れた時刻は夕方。

朝であれば、オレンジの僧衣に身を包んだチベット仏教の僧たちが大勢歩いているらしい。

僧衣に身を包んだ人はいなくても、信者なのか、それとも地元の観光客なのか大勢の人たちが時計回りに周囲を歩いていました。

ネパール人の多くはヒンドゥー教で、仏教徒は1割にも満たない。このボダナート周辺は、中国から亡命してきた仏教徒が多く住み彼らによって発展してきた地域。

ボダナートは、ヒンドゥー教の祠や歴史的建築が多く建つカトマンズ市内とは違った雰囲気。チベットに行ったことが無いので多分こんな雰囲気なのだろうと思う。

このストゥーパは外周が300mほど。

108周したら32kmほどということになるが、本当に朝からこの周りをグルグル回る人なんているのでしょうか?

普通に歩いたら7時間くらいかかるはずです。

自分も曲りなりに由緒正しき仏教徒なので108周してみようとも思いましたが、2周した時点で飽きたので止めました。

ストゥーパの四方に描かれた仏陀の目は、「全てを見通す目」として知られています。これらの目は、仏陀が全ての生き物を見守っていることを象徴しています。

そういえば、日本でもこういう睨みを利かせた防犯用の看板がありますね。

歌舞伎の隈取した目が睨んでいるやつ。

108周するつもりは無いけど、軽くマニ車を回しながら2周。

これを回すと、お経を唱えたのと同じ効果があるとされるナイスな時短アイテム。

仏教の聖地で意外に多いのが欧米人の仏教徒。

厳密には本当に改宗しているのか分かりませんが、女性でも剃髪して僧衣に身を包みちゃんと瞑想しています。

瞑想でチャクラを開くスピリチュアル的な奴なのかもしれませんけど、大麻の幻覚で神様と通じるなんかよりもはるかに健全。

おそらく私よりも深く仏教に精通していると思います。

ストゥーパの土台の外周部分に入り一周することもできます。

当然ここも時計回りで歩きます。

通路は狭いので写真撮影でもなるべく立ち止まらず。渋滞を起こすとすぐ係員がやって来て注意されます。

器に注がれた水に浮かぶマリーゴールド。

同じものが何百個も並び、ボダナートでは非常に印象的な光景。

はやり仏教の聖地だけあってどこか神秘性を感じさせてきます。

風に揺られてゆらゆらするタルチョを眺め歩く。

このタルチョも、チベットのような高地では周囲の山々と相まってより印象的に映ることでしょう。

このストゥーパは上から見ると曼荼羅の模様になっているらしい。しかし地上を歩く分には全く分からない。

仏教徒であれば空いているスペースでお祈りする人もいますが、一介の観光客ではせいぜい15分くらいで見終わります。

おわり

カトマンズを訪れたら、ぜひボダナートにも足を運んでみてください。どこか神秘的な雰囲気と文化的な豊かさに、心を奪われること間違いなしです。

また、日本人であれば大半が仏教徒だと思うので、時間があったら周りを108周してみるのも良いかもしれません。

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