ネパールの歴史を刻むカトマンズのダルバール広場の見どころ紹介!

こんにちわ。わらびです。

カトマンズは広範囲に世界遺産が点在している街で、観光も主に世界遺産の構成資産になるかと思います。

今回は市内にあるためアクセスし易く、最も多くの観光客が訪れる「カトマンズのダルバール広場」について紹介していきます。

この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。

カトマンズのダルバール広場

カトマンズのダルバール広場」は、ネパールの首都カトマンズの中心に位置する歴史的な広場。この広場は、ネパールの王宮や宗教的建造物が多く集まる、ネパールの歴史と文化を象徴する重要なエリアです。

主な見どころには、ヒンドゥー教の女神タレジュに捧げられたタレジュ寺院、生き神「クマリ」が住むクマリの館、一本の木から建てられたという伝説のあるカスタマンダップなど。

特にクマリの館では、毎日決まった時刻になると生き神クマリが姿を現すので、多くの観光客がこれを見るために集まります。

地震などの災害で幾度も被害を受けましたが、復旧作業が進められ、その歴史的価値を保ち続けています。

カトマンズ観光では必ず立ち寄りたい必見の場所。

世界遺産「カトマンズ盆地」の構成資産。

入場料

ダルバール広場の入場料は1,000NPR=1,100円。

※1NPR=1.1円計算

市民も使う普通の広場なので入場ゲートなどはありませんが、広場の入り口あたりに何ヵ所かチケットの販売カウンターがあるのでそこでお買い求めください。

入場券は当日限り有効。

アクセス方法

ダルバール広場の場所はタメル地区から南に1kmほどの所。充分に歩いてアクセスできる距離にあります。

ダルバール広場の見どころ

カスタマンダップ

カトマンズの名前の由来にもなっている大きな木造寺院「カスタマンダップ」。

ネパール最古の建築物のひとつとされるほど古い歴史を持つ寺院でしたが、2015年の地震で一度は完全に倒壊してしまいました。

一本の巨木から切り出された建材のみを使って作られたという伝説もあります。

シヴァ寺院とナラヤン寺院

広場の前に聳える印象的な2つの塔「シヴァ寺院」と「ナラヤン寺院」。

ここまでであれば入場料が必要はありません。

2015年の地震では完全に倒壊してしまったそうですが、今ではすっかり元の姿に戻っています。

塔の基壇部分までは登ることができるのでそこから広場を眺めて見るのも良いかもしれません。

クマリの館

ダルバール広場で特に観光客の注目を集めているのが「クマリの館」。

生き女神のクマリが住む館で、毎日決まった時間になると館の窓から姿を現します。これは観光客でも見ることが可能ですが、写真撮影は禁止されています。

この精巧な彫刻の施された窓からわずか数分だけクマリが顔を覗かせます。

クマリが姿を見せるのは、だいたい11:00と16:00の計二回。私は11:00に行ったところ見れました。

とりあえず、ガイドであれば詳しい時間を把握しているらしく、クマリが現れる時間になると中国人の団体が多く集まるので、それを目安にしてみると良いかと思います。

クマリとは?

「クマリ」というのは、カトマンズを中心に信仰されている生き神のことで、特にネワール人の間で深く尊敬されています。クマリは、ネパールのヒンドゥー教と仏教の伝統に基づき、幼い少女から選ばれて女神タレジュ(Taleju)の化身とされます。
クマリ自体はネパール各地に存在しますが、カトマンズのクマリは「ロイヤル・クマリ」と呼ばれる特に神聖な存在で、ネパール王家の人間からも崇拝されるほどでした。

カーラ・バイラヴァ像

ダルバール広場でとりわけ地元の人たちが多く集まるのが「カーラ・バイラヴァ像」。

カール・バイラヴァはシヴァ神の化身で、この像の前で嘘を吐くとすぐに死んでしまうというおっかない言い伝えもあります。

嘘つきの腕をかみちぎる程度の真実の口なんてまだまだ優しいものだったんですね。

毎日多くの信者がこの像を訪れ燭台を置いていく。

この付近では常にもくもくと白い煙が上がる不思議な雰囲気が漂っています。

ジャガナート寺院

パンフレットの説明文を見て一気に興味を引かれた「ジャガナート寺院」。

説明文には「エロティックな彫刻」という一文があり、ネパールヒンドゥー教における性衝動の芸術への結びつきと昇華、及び一般的な芸術としての大衆文化への浸透とその後の発展という、厭らしい気持ちなど微塵も持ち合わせることなく、ただひたすらに曇りなくあくまでも学術的な面で興味をそそられたので、わざわざ望遠レンズを取り出してまでまじまじと屋根の柱に付いている彫刻を観察してみましたが、残念ながら期待に沿えるようなものはありませんでした。

上級者であればこれでも充分に性的欲求を満たすことができるのでしょうが、未だその域へ至っていない私には無理な話でした。

いくら暇とはいえ時間を返して欲しい。

タレジュ寺院

女神タレジュを祀った巨大な寺院「タレジュ寺院」。

寺院は年に一度ヒンドゥー教徒のみに解放されるらしく、外国人観光客では内部に入ることはできません。

幸い、寺院の塔は巨大なため、外からでも結見えます。

おわり

2024年時点では大分復興も進んでいるようでしたが、それでも倒壊したままの瓦礫や木の柱で支えている建築物など、その被害の深刻さを伺えます。

ダルバール広場は、カトマンズの歴史と文化が凝縮された場所。この広場を訪れることで、ネパールの豊かな伝統と遺産を肌で感じることができます。

壮麗な宮殿や寺院の数々、地元の人々の日常生活が交錯するこの場所は、観光客にとって忘れられない体験になることでしょう。

カトマンズ観光では、確実に押さえておきたいスポット。

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