こんにちわ。わらびです。
ネパールにやって来て一番最初の観光は仏教の聖地ルンビニ。
この場所は仏陀の生まれた地で、何の宗派に属しているか分かりませんが、仏教徒である自分にとっては聖地巡礼ということになるのでしょうか?
よく知らん。
この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。
仏陀生誕の地「ルンビニ」
仏教四大聖地のひとつ「ルンビニ」。
仏教自体はインドのブッダガヤ発祥ですが、ルンビニは紀元前6世紀(前7~前5世紀まで諸説ある)に、仏教の開祖「仏陀(ゴータマ・シッダールタ、釈迦)」が生まれた地とされています。
マウリヤ朝のアショーカ王がこの地を巡礼し仏陀が生誕した地であることを示す石柱を立て、6世紀になると「マーヤー・デヴィ寺院」が建立されました。
仏陀生誕エピソード
皆さん、「天上天下唯我独尊」という言葉は御存じでしょうか?
不良が大好きな言葉で落書きでは「○○参上!」と並ぶメージャーなワード、暴走族の特攻服にも刺繍されているヤンキー御用達の言葉です。
そのせいでせいであまり良いイメージの無い言葉なんですが、これはもともと仏教用語で、仏陀が生誕直後に放ったセリフとされています。
仏陀は、カピラヴァストゥという小国の王「シュッドーダナ(浄飯王)」とその妻「マーヤー(摩耶夫人)」の間に王子として生まれました。
摩耶夫人が出産のために実家に向かう途中のこと。
ルンビニの庭園で産気付いた夫人が無憂樹の枝を掴んだときに、彼女の脇の下から仏陀が生まれたと伝えられています。
そしてブッダが生まれた直後、自らの足で立ち上がり、四方に七歩ずつ歩いて「天上天下唯我独尊」と宣言しました。
これは「天と地の間で、私だけが尊い存在である」という意味で、彼の将来の偉大さを示すものとされています。
このポーズであのセリフを放ったそう。
生まれた直後に。
やはり悟りを開く人は生まれた時から違いますね。
入場料
ルンビニ庭園自体は入場が無料となっていますが、仏陀が生まれたとされる場所にあるマーヤー・デヴィ寺院に入るには700NPR=750円の入場料が必要。
※1NPR=1.1円
ルンビニ観光
ルンビニ庭園は東西に1.5km、南北に5kmほどとかなり広大な敷地。
仏教の聖地でありながら荒廃が酷かったルンビニを永久に保存するため、国際連合から依頼の依頼により、国立代々木競技場や東京都庁を手掛けた建築家「丹下健三」氏がマスタープランを作成しました。
仏陀が生誕した場所に建てられたマーヤー・デヴィ寺院をはじめ、各国の寺院などは、ホテルの集中するルンビニ村から徒歩で10分ほどの場所にあります。
我、今ここに聖地に立つ。
何を隠そう私は仏教徒。
つまりはちゃんとした聖地巡礼ということになります。
今までキリスト教とイスラム教、ユダヤ教の聖地には行ったことがありますが、仏教の聖地に来るのはこれが初めて。
どこの宗派に属しているか分からないし、海外ではイスラムかぶれの「ユーセフ」という名前を名乗っていますが、私はとにかく由緒正しき仏教徒なのである。
仏陀が生まれたデヴィ・マーヤー寺院は、周囲を巨大な堀に囲まれた中にあります。
寺院の入り口で靴を脱ぎ裸足で聖なる地へ。
周りには木に括り付けられた5色の旗「タルチョ」が沢山。
どことなく神聖で厳かなる雰囲気が漂っている気がします。
マーヤー・デヴィ寺院
マーヤー・デヴィ寺院内の写真撮影は禁止。
この寺院の中に仏陀が生まれたとされる伝説の地があり、内部にはレンガ造りの基礎と仏陀が生まれた場所を示す石碑が置かれています。
この場所が世界三大仏教のひとつ仏教の開祖が生まれた地か…
……
…
仏教徒ではあるけど、特に信仰心が篤い訳でもなく南無南無唱えれる訳でもない。
ある程度の歴史を知っているだけでそれ以外には何も知らないに等しい。
強いて言えば、「内緒」という言葉が仏教用語の「内証」が由来だというのを知っていることくらい。
そもそも興味ないし何ならイスラム教についてのほうが圧倒的に詳しい。
つまりはほとんど思い入れが無いので聖地に来たところで特に思うことも無いのであります。
寺院のすぐ隣にある池は仏陀の産湯に使われたという「プスカリニ池」もある。
生まれた直後に自らの足で立ち上がり「天上天下唯我独尊」と言い放った赤子。それを見た時の仏陀の母親はどのような気持ちだったのだろう?
寺院の隣にある巨大な菩提樹は人気の瞑想スポット。
日本人らしきお坊さんが瞑想していました。
その後もオレンジの袈裟を羽織ったお坊さんが何人もやって来て、続々と瞑想に入って行きました。
「今ここが篤い、人気の瞑想ベストスポット!」
紀元前3世紀にアショーカ王が建てたとされる石柱。
「ここがブッダの生まれた場所なのでルンビニ村は税を減らす」
みたいなことが書かれていたそうです。
700ルピーの入場料の割には見る場所があまりありませんがここは仏教の聖地なので、熱心な仏教徒であればあまりの感動に涙がちょちょぎれることでしょう。
各国の寺院
ルンビニ庭園には、マーヤー・デヴィ寺院以外にも日本や中国など各国の様式の寺院があり、そちらは無料で見ることが可能。
まずは祖国日本の「總教日本寺」。
敷地の外れにあるので、ほとんど誰も来ません。
庭には何故かウサギが放し飼いにされ、平和な雰囲気が漂う。
チベット様式の寺院。
韓国寺院。
確か無料で宿泊できる宿坊があったような気がします。
おわり
自分が信仰する訳ではないけどなんとなく所属していることとなっている仏教の聖地。
一応、仏教徒として聖地に足を運んだわけですが、仏教に対して特に何か思い入れがあるわけでもないので、これといって感動するようなこともありませんでした。
少し離れた場所に仏陀が29歳まで過ごした「カピラヴァストゥ」という場所があるので次はそちらへ向かおうかと思います。
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