こんにちわ、わらびです。
ホイアンと聞いて真っ先に思い浮かぶのが…、
まあ人によって違うでしょうけど、私の場合はランタン祭り。
以前からこれは見ていたいと思っていましたが、ホイアン滞在中が丁度このタイミングでした。
ランタン祭りとは?
毎月一度、旧暦の14日に旧市街で行われるランタン祭り。
満月の日に行われることから「フルムーン・フェスティバル」とも呼ばれています。厳密には満月ではなく、ほぼ満月なんですけど。
この日は旧市街の各家の明かりは消され、街を照らすのは、暗闇の中に浮かび上がるランタンだけに。そしてトゥボン川では、人々が願いを込めて流した灯篭とランタンを掲げた舟で、とても幻想的な光景が広がります。
ホイアンでは有名なイベントということもあり、この日に合わせ国内外から多くの観光客が訪れ、暗闇にうっすらとランタンが灯る落ち着いた雰囲気とは対照的に、多くの人で賑わいます。
ランタン祭りの歴史
国際的な貿易港として繁栄したホイアン。
中国、日本、インド、ポルトガルなど、多くの国から商人が訪れ、ホイアンには様々な文化が持ち込まれました。特に、中国と日本の影響は大きく、街には中国風や日本風の建築物が作られました。
鎖国により日本人が引き揚げた後は、中国の影響が一層濃くなり、中国文化で縁起物とされるランタンが伝来し、現地の文化に取り入れられたとされています。
毎月の旧暦14日の満月の日は、仏教の教えに基づいて功徳を積む日とされており、家々ではお供え物を準備し、寺院に行って祈りを捧げます。
また、祖先を敬うために家の中や外にランタンを灯し、先祖の魂を導くと同時に家族の繁栄を祈る。この伝統的な習慣が現在のランタン祭りの原形となりました。
この旧暦の14日にランタンを灯す習慣が基となり、観光促進を目的とし1998年に正式なイベントそして開催されるようになりました。
ホイアンにランタンが伝わったのが約400年前だとし、祭りとしての歴史は意外にも浅く、実はまだ四半世紀ほどしか経っていません。
開催スケジュール
ランタン祭りが開催されるのは毎月旧暦の14日。
新暦ではなく旧暦。毎年日付が変わるので注意。
祭りは雨天でも行われますが、台風などあまりにも悪天候な場合は延期となります。
- 1月13日
- 2月11日
- 3月13日
- 4月11日
- 5月11日
- 6月9日
- 7月8日
- 8月7日
- 9月5日
- 10月5日
- 11月3日
- 12月3日
祭りの様子
祭りの日の夜は、ランタンの明かりが灯されるため、旧市街が近づくと急に暗くなります。
さすがに完全に明かりを消すわけにはいかないの、ランタン以外の光は必要最低限に抑えるという感じ。
ランタンはホイアンの代名詞ともいえる名物。街中の至る所で見かけ、夜になると明かりが灯されていますが、祭りの日になるとその明かりも際立ちます。
ちなみに、明かりが消えるのは旧市街のみ。ナイトマーケットの開かれるアンホイ島の方はすごく明るく感じます。
手漕ぎボート
ランタン祭りのアクティビティである手漕ぎボート。
ランタンを掲げた手漕ぎ舟に乗りトゥボン川をチョイっと遊覧するだけなのですが、その人気は非常に高く、川の上には優に100隻を超すであろう舟がひしめき合っていました。
そして、船着き場には何百人いるのか分からないほどの行列が。
一度は列に並んだものの、あまりにも人が多すぎて何時間待つのか分からず断念。
まあ、何より独りだったのが堪えましたね。
時間が経つにつれてどんどん人が増えていくので、乗りたい人は早めに行きましょう。
橋の上から見る分にはとても綺麗なものです。
ただ、橋の上も人混みがすごいことになっているので、スリとかに気を付けましょう。
灯篭流し
トゥボン川で小舟に交じり流れているのを見かける灯篭。
ゆらゆらと揺れる蝋燭の火を灯しながら流れてゆく灯篭は、旧市街のランタンに負けず劣らず幻想的。
川沿いにいる路上販売で購入し、長い鉤竿にかけて川に流します。遊覧船に乗る前に購入し、舟に乗ってからも流すことも可能。
一つ10,000VNDくらいと安いので、合格祈願や家内安全とかそんな感じの願いを込めて流してみて下さい。
ナイトマーケットのランタン
アンホイ島で開かれるナイトマーケット。
通りに屋台や土産物などが並ぶ中、ひと際目を引くのがランタンショップ。ホイアンならではのお土産として購入も可能ですが、実際に人気の用途は写真撮影。
言わずもがなランタンを背景にした写真は映えるため、人気の撮影スポットとなっています。
これは祭りの日に限らず毎日やっていますが、実際に写真映えするのは、旧市街の祭りよりもこちらだったりします。
映えたい人は是非!
おわり
以前から行ってみたいと思っていたホイアンのランタン祭り。さすがは有名なお祭りだけあって人の混雑がすごく、思うように観光できませんでした。
祭りの夜はほとんどの観光客が旧市街に集まり、それ以外のエリアは空いているので、逆に人がいなくなりひっそりとした雰囲気のホイアンを見てみるのもありかもしれません。