【暇な人向け】バッチャン陶芸村とインパクト抜群な陶芸博物館

こんにちわ。わらびです。

ハノイ観光の最終日。

時間が余ってどうしようもなく暇だったので、ハノイ郊外にある「バッチャン陶芸村」なる場所へと足を運んできました。

その名の通り、陶芸が盛んな村です。

バッチャン陶芸村

バッチャン陶芸村」は、ハノイの南東約13㎞、ホン川沿いに位置するベトナムで最も古い陶芸の村。路線バスで簡単にできるので、気軽に日帰り観光も可能です。

バッチャン村はホン川から良質な粘土が運ばれてくるため、陶器づくりには適した場所にあり、李朝がハノイに遷都した11世紀からその歴史は始まったとされています。

もとはレンガ造りが盛んでしたが、15世紀になると陶器の製造も本格的に行われるようになりました。村で作られた陶器は、優れた技術と美しいデザインで知られるようになり、日本にも輸出され「安南焼」として茶人たちに親しまれました。

以来、ベトナム国内はもちろん、世界中にも輸出されるようになり、現在でも伝統的な技法を守りながらも、現代のデザインやニーズに合わせた作品も手がけています。

村には多くのアトリエが軒を連ね、少し歩くだけでも大量の陶器が目に飛び込んできます。ここでは、身の丈ほどもある巨大な陶器も珍しくありません。値段は数十万円もしますが、頑張れば手が届かなくもない。

買ったところで持ち帰れませんけど。

今でも多くの村人が陶器の生産に関わる仕事に就き、原材料の生産から加工、釉薬の生産工房なんかも見られます。

どこに行っても陶器だらけ。当然カフェの中にも陶器がたくさん。この村で、いかに陶器づくりが盛んかが窺い知れます。

そんな陶芸だらけのバッチャン村なんですが、「バッチャン陶芸博物館」というユニークな博物館が主な見どころとなっており、今回はそこにお邪魔してきました。

ハノイのモザイク壁画

ハノイ市内を走るホン川堤防の一部には、バッチャン村産の陶器を使って作られたモザイク壁画アートというものもあります。

これらは全長6.5㎞、ハノイの建都1000年を記念して作られたもので、地元のアーティストや世界各国のアーティストも参加しています。

モザイクにはベトナムの伝統文化や歴史、民話、自然の風景などが豊かに表現され、特に伝統的な民族衣装を着た人々や動植物が色鮮やかに描かれています。

2010年にはギネス世界記録にも「世界で最も長い陶器の壁画」として認定され、ハノイの人気観光地の一つとなりました。

アクセス方法

バッチャン陶芸村へのアクセス方法は2つ。

  • Grabバイク
    • 旧市街から80,000VND前後
  • 路線バス[47A]
    • 旧市街→バッチャン陶芸村ターミナル:7,000VND

入場料

陶芸博物館の入場料は60,000VND。

バッチャン陶芸博物館

陶芸博物館の見どころといえば、その特徴的な外観。

陶器のような滑らかな曲線と地元の素材を活用したデザインが特徴です。このデザインは、村の伝統的な陶器にインスパイアされているそうです。

掴みはばっちり。第一印象のインパクトは抜群。見た目に全てをかけているといっても過言ではありません。

博物館内部の展示はワンフロアのみ。

バッチャン村の歴史と変移、大体そんな感じのものが陶芸作品によって表現されています。

博物館の見た目とは打って変わって展示は全体的に地味。まだまだマイナーなスポットなので観光客はほとんどいませんでした。

歴史展示以外には新進気鋭の芸術家による現代アートもあり、こちらの作品には興味を惹かれてしまいました。

おそらく2対で初めて一つの作品になるのだろうと思われます。

…イソギンチャクのような、海洋生物をモチーフにしたような陶芸作品。心が穢れている人間には全く別のものに見えるそうです。

おわり

博物館は、まだオープンしてから2年程と日が浅く展示内容はあっさりとしています。おそらくこれからいろいろ増えていくのだと思われます。

私の時はやっていませんでしたが、陶芸体験なども行われているみたいです。

ハノイからバスで30分くらいなので、時間が余ってどうしようもないときなんかに足を運んでみては如何でしょう?

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