こんにちは。わらびです。
ホーチミン観光では人気のクチトンネルツアーとメコンデルタツアー。
前回のクチトンネルに続き、今回はメコンデルタツアーの様子について紹介していきます。
この記事の情報は2024年3月時点でのものになります。
もくじ
メコンデルタツアー
メコンデルタは、ベトナム南部に位置する広大な三角州地域。東南アジア最大の河川であるメコン川が南シナ海に流れ込む場所。
豊かな土壌と水資源に恵まれ、ベトナムの米の約50%がここで生産されています。果物、野菜、魚介類などの農産物も豊富。
メコンデルタの特徴的な風景は、網目状に広がる運河や水路、田んぼ、果樹園などで形成されており、小舟が行き交う生活様式が今も残っています。
ツアーで訪れるのは、ミトーの南側を流れるメコン川。
緑豊かな水路が広がるデルタ地帯では、小舟に乗ってメコン川の支流を巡り、地元の市場や果樹園を訪れたり、ココナッツキャンディや蜂蜜を味わったりと、地域の特産品を楽しむことができます。
おすすめのツアー会社
ベトナムのツアー会社といえば、老舗のシンツーリストか「キム・デルタ・トラベル」のどちらが定番。
オフィスは、ホテルの多く集まるデタム通りにあるのでアクセスも良好。
宿泊場所がオフィスから離れていても、ピックアップサービスがあるので問題ありません。
こちらの会社で、クチトンネルとメコンデルタツアーに参加してきました。
ツアーの料金と時間
メコンデルタツアーは1日一回。
場所がホーチミンからは離れているので、アクセスには片道3時間程かかります。
- メコンデルタツアー
- 450,000VND
- 7:30〜17:30
- クチトンネルツアー
- 450,000VND
- 午前・8:00〜15:00
- 午後・12:45〜19:00
- クチトンネル+メコンデルタ(Full Day)
- 1,490,000VND
- 7:00〜18:30
ツアー内容
ホーチミンから約3時間。ツアーの起点であるミトーに到着。
最初からメコン川へと直行する訳ではなく、まずは大きな寺院があるのでそこに立ち寄ります。
ヴィンチャン寺
一番最初に立ち寄ったのが、「ヴィンチャン寺|永長寺」。
メコンデルタツアーでは定番の観光スポットで、ここの見学からツアーが開始されます。
外観はからでは分かりくいですがここは仏教寺院。
なんでこんな見た目かというと、旧宗主国であるフランスの影響を受けているからなんだそうです。
寺もさることながら何と言ってもここの見どころはこの巨大な布袋像。
腹の立つ石像とツーショット。
見学時間は30分ほどで、ここの次にボートに乗り込みメコン川クルーズの開始です。
ボートでメコン川へ
ミトの南側を流れるメコン川には、4つの中洲状の島があり、ツアーではその中の一つの「トイソン島」に訪れます。
今回はこの船に乗ってメコン川を渡らせていただきます。
私が訪れた3月は乾季。一年のうちで最も暑く水量も少ない。
それでも多くのツアー客がやってきていました。
茶色く濁った大河川をボートに乗って渡ります。
東南アジアの茶色い河川。
一見するといろいろ混じっていて、汚そうなイメージですが、大量の土砂が混じっているだけなので別にそこまで汚いという訳ではそうな。
それどころか、この川の流れが運ぶ土こそがメコンデルタの豊かな土壌になるのだと思う。
お茶と蜂蜜の試飲
トイソン島に上陸したら、まずはこの島で作られているお茶とハチミツでウェルカムドリンク。
正直なんのお茶かわからないけど、ライムか何かの果汁を絞り、ハチミツを入れて頂きます。
近くには養蜂場があるので、ハチミツを掬ったスプーンに蜂が飛んでくる。
私は紅茶派の人間なのでこのお茶に関して確かなことは言えませんが、きっと美味しいのだと思います。
知らんけど。
というか、めちゃくちゃ暑いので温かいお茶を貰ってもそこまでありがたくはない。
お茶を飲んだ後はアナコンダとの記念撮影タイム。
他の観光客は恐れをなして誰もしようとしない。
腰抜けたちを横目に、勇気ある私が一番最初に体験することに。
ところで、子供のころはいろんな虫を触っても平気だったというのに今ではクワガタを触るのも一苦労。
大人になるとびっくりするほど虫に触れなくなりますよね。
蛇も例外ではなくこの有様。
虫ですら触れないというのに、あまつさえ蛇を首に巻く。しかもでかい。
舌をちろちろしてこちらに顔を近づけてくる。もはや恐怖で目を開くことすらままならない。
アナコンダは思ったよりも柔らかく皮膚に指がめり込む、そして生ぬるい。
胴体を掴む手からは、皮膚越しにあばら骨の感覚が伝わってきます。
…うーむ、これは思ったよりもきつい。
柔らかく温かい。
なんでしょうね?
毛のない猫のような触感です。
フルーツを食べながら民謡体験
アナコンダを首に巻き付けた後は、島で採れたフルーツを食べながら南部地域の民謡を聴きます。
スイカやパパイヤ、その他市場でよく見かけるけど名前の分からないフルーツ多数。
実は、生のフルーツって苦手なのでほとんど食べられませんでした。
なので、ひたすらお茶を飲みながら音楽を聴いていました。
演奏が終了したら、チップ(半強制)を求められ、次へと移動します。
チップは5,000VND=30円くらいが妥当。
ジャングルクルーズ
次は、このツアー最大の見どころ。
手漕ぎのボートに乗って、島の中を通る水路を抜けてメコン川へと合流します。
ジャングルのように木々に囲まれた細い水路を行き交うボート。
メコンデルタツアーのパンフレットに使われている写真といえばココ。
これが水と共に生きるメコンデルタの人々の暮らし…
と思いきや、これらはほとんどが観光客。
水路には何本も橋がかけられているしバイクもあるので、昔ながらの船での移動はもはや使われなくなっています。
カントーの水上マーケットもそうでしたが、インフラの発展と共にこういった文化も廃れていくのでしょうね。
ガイドブックにはチップが必要と書かれていましたが、降りるときに特に求められるということもありませんでした。
先ほどの民謡に払うくらいなら、こちらのボートに払うほうがいいんだけどな。
お昼ご飯
トイソン島を出た後はミトの対岸へ渡り、そこで昼食をとりココナッツキャンディー工場を見学したらツアーは終了となります。
お待ちかねのお昼ご飯は、中華スープと空心菜、揚げ春巻き、川魚の煮込み。それと多分メコンデルタさんのお米。
飲み物は別料金となっております。
まあツアーの食事なのでそこまでクオリティは高くありませんけどベトナムらしい食事でお腹を満たしましたとさ。
個人的にはこの魚料理が美味しかったです。
食事後は30分ほどの自由時間。
無料で自転車の貸し出しも行っているので、敷地内をサイクリングできます。
クソ暑いのでする気にはなりませんけど。
集合時間までワニを見たりハンモックで休憩したり過ごしました。
多分お昼ご飯に出てきた川魚。
ココナッツキャンディ工場
ツアーの最後はココナッツキャンディ工場の見学です。
ここで最後なので、お土産を買っていってねという意思をひしひしと感じます。
私は相手側の販売促進など気にも留めませんけどね。
機械でグネグネに練られたキャンディの生地は、
ある程度冷やして固まってきたら、細かく切り分け、オブラートに包み紙で包装するんですって。
試食させてもらったところ、思ったよりも美味しかったのでお土産に購入。
四角いチョコレート味のといろんなフレーバーの詰め合わせ二つで140,000VND=840円。
結構量があります。
お土産といっても配る相手がいないので全部ひとりで消費。
粘度が高いので、食べると歯にくっつきますがそこもまた堪らない。
左側のやつは、食べるとき包装紙も少しくっついちゃいますけど…、まあ気にせず食べました。
おわり
豊富な水と豊かな緑を持つメコンデルタ。インフラの発展と共に変わりゆく人々の生活の一端を垣間見てきました。
アナコンダを首に巻いたり貴重な体験もできますけど、ホーチミンからだと往復が6時間とかなり長いので、そこが少し難点ですかね?