こんにちは。わらびです。
ホーチミンからツアーで参加する人もいるほどの人気を誇るカントーの水上マーケットツアー。
今回は現地からの参加方法や料金などについて紹介していきます。
この記事の情報は2024年3月時点のものになります。
カイラン水上マーケット
メコンデルタ最大にして、交通の要衝でもあるカントー。
この街の周辺では毎朝、メコンデルタの支流の村から野菜や果物など、荷を積んだ船がやってきて、水上マーケットが開かれています。
カントー周辺にはいくつか水上マーケットがありますが、中でも最も規模が大きくアクセスしやすいのが「カイラン水上マーケット」。
参加方法
カントーの水上マーケットは、ホーチミンからツアーにする場合、各旅行会社で予約が必要になりますが、カントーからツアーに参加する場合は予約などの必要はなし。
現地の出発場所となるのが「ニンキウ公園」。
ホーチミン像から100mほど南に離れた場所に船着場所があるので、そこでボートのチケットを購入しツアーに参加します。
早朝だと水上マーケットへの参加者で賑わっているので簡単に分かります。
ツアーの料金
水上マーケットツアーへの参加方法は、埠頭に行くと客引きやツアー会社のデスクがあるので、そこでチケットを購入し後は船に乗り込むだけ。
料金は、100,000VND=600円が相場。
※1,000VND=6円
マーケットの開催時間
水上マーケットが最も賑わいを見せるのは午前6時ごろ。
従って、ツアーボードの出発もかなり早く5時頃となります。
- 5:00・埠頭を出発
- 5:30・マーケット到着、見学開始
- 6:30・ツアー終了
- 7:00・埠頭に到着
一応、日の出以降にも出発する船もありますが、マーケットの船はピークの6時を過ぎると徐々に減っていきます。
この時間だとまだバスも動いていないので、ホテルが埠頭から離れている場合は、必然的にバイクかタクシーでのアクセスになります。
ベトナムでは暑くなる前に外出する習慣があるので、早朝4時くらいから既にグラフの運転手が捕まえれます。
水上マーケット観光
まだまだ真っ暗な午前5時。
年間を通して高温多湿な南ベトナムでは、気温が高くなる前に外出し、用事を済ませる朝方の習慣。
ツアー参加者以外にも、ランニングする人や体操する人が普通にいます。
ベトナム人の朝方習慣はさておき、埠頭に着きチケットを購入。
船に乗り込んだら、ここから約7km南にあるカイラン水上マーケットへと向います。
このカイラン橋の向こうが水上マーケット。
マーケットに近付くと、とこからともなくやってきたボードが並走し、船の縁にフックを引っ掛けてきました。
あまりに一瞬の出来事で何かと思えば、観光客相手に果物や飲み物を売る船でした。
その機動力と操舵技術、フックをかけるまでの手際の良さはまさに海賊。
ここ川だけど。
期せずして、海賊の恐怖を知ることとなりました。
水上マーケット観光のメインとなるのは、川沿いにある土産屋。
確かに、観光客はわざわざ野菜とか果物買っていかないでしょうし。
ここは、カントー特産のフーティウ工場もあるので生産工程も見学可能。
最初は死んだスライムの様になっていて、それを乾燥させたら細かく切り分けるみたいです。
カントーの特産品だけあってお土産に人気。皆さん沢山買っていきます。
フーティウ以外だと川魚の乾物などがある。
別段欲しいものはないので30分ほど見学して終了。
日が昇り始める頃、埠頭へと戻ります。
消えゆく水上マーケット
来るときは暗くて分からなかったけど、明るくなってマーケットの全容がわかるように。
竿の先に品物を括りつけ、その船で何を売っているか分かるように、要は看板の代わり。
意外と卸売業者の大きな船が多い。
水上マーケットと聞いて、もっとごちゃごちゃと船が集まっているイメージがありましたが全然そんなことはありません。
このマーケットも、以前は数百隻の船が集まり、1kmに渡って水面を埋め尽くすほどの賑わいがありました。
現在、カイラン水上マーケットに集まる船の大半は実はツアー船。
ここに限らず、水上マーケットは近年縮小傾向にあります。
まあこれは、別に悪いことでもなんでもないのですが、単純に陸上の輸送網の発達したので、船ではなくトラックなどで荷物を運ぶようになったから。
それと、川に堤防が作られ船に荷物を積み込むのが不便になったからだそう。
確かに、効率良く荷を運搬できるのであればそちらの方法を優先するでしょうし、現地の人達にとってもそっちの方が良いに決まっている。
政府も水上マーケットを保護する取り組みを行っているようですが、あまり効果はないようです。
長い歴史のあるこの光景も、間もなくその役目を終え見ることができなくなるのでしょう。
おわり
カントー観光では人気のカイラン水上マーケット。ツアー料金も100,000VND=600円と安いので是非。
ベトナムという国のポテンシャルは目を見張る物があり、地方でのインフラも発展してきています。それに伴いこの光景もいずれ見れなくなってしまうので気になる方はお早めに。