ブルネイで一番活気のある場所、ガドンナイトマーケットで食べ歩き

こんにちわ、わらびです。

観光スポットの少ないバンダルスリブガワン。

まあ首都に限らずブルネイは全体で見ても観光スポットって少ないんですけどね。

そんなブルネイにおいて、水上集落のカンポンアイールと双璧をなす、と言っても過言ではない観光スポット「ガドンナイトマーケット」。

とりあえず、紹介していきます。

この記事は2024年8月の情報に基づき作成されています。
※1BND=110円

ガドンナイトマーケット

ブルネイの首都、バンダルスリブガワン。

日中はやたら静かで、車も人も少なく、ほんとに国の中心なのか?と疑いたくなる。

だが夜になると、突如として胃袋のカーニバルが開幕する場所がある。それがガドンナイトマーケット。

昼間は魚や野菜、肉の山が並ぶローカルな生鮮市場が活気を放ち、夜になると場所はシフトして、屋内型のナイトマーケットへ変貌を遂げる。

中は煙とスパイスと揚げ油のシンフォニー。歩くだけで衣服に香りが染みつくので、着る服は選んでいった方がいいでしょう。少なくとも、帰国便で隣の席の人に睨まれたとて責任は取れない。

私は鼻炎なのであまり匂いはわかりませんでしたけど。

観光するとこがあまりないバンダルスリブガワン。

必然的に多くの観光客がここへ足を運ぶことになるだろう。

アクセス方法

ガドンマーケットは、コタキナバルからの国際バスの到着場所で、時間もちょうどナイトマーケットが始まる頃、到着してそのまま観光ということもできます。

バスでの行き方

市内のBSBターミナルからであれば[1番]と[20番]のバスでアクセス可能。

バスの終点は、マーケットから200mほど離れた「The Mall Gadong」の前ですが、マーケットの前も通過するので、運転手に伝えれば降ろしてくれるでしょう。

詳しくは下の記事から。

注意点

ブルネイの市バスの終了時刻は18:00前後(正確な時刻は不明)なので、バスで帰るということはできません。

歩いて帰るか、何かしらの交通手段を自力で確保しなければなりません。

マーケットの様子

マーケットに足を踏み入れると串焼きの煙が充満していて、視界はやや白い。

屋内にあるからこんなことになっちゃう訳だが、肺の弱い人、健康診断で煙は吸わないようにって言われたばかりの人には不向きかもしれない。

そもそも観光客があんまり来るような国ではないので、多分ここに来ているのはほとんどが地元民。

普通の観光地では味わえない、生活の熱気が漂っています。

煙が酷すぎて、何を焼いているのかいまいち分からない。

この視認性の悪さこそガドンマーケットの醍醐味といっても過言ではない?

価格は意外と安い

ブルネイって産油国だし物価高いんじゃ?

と思う方も多いことでしょう。

私も最初はビクつきながらやって来ましたが、屋台の価格を見てびっくり仰天!?

というのは大袈裟だけど、基本的にどれも1~3BNDくらいというのが相場。(1BND=110円)

確かに、周辺のインドネシアとマレーシアと比較すると高いけど、実際そこまででもない。

感覚としては、安い屋台料理でも他の東南アジア諸国よりやや高めといったところでしょうか?

安いものでは、ナシアヤム(お米とフライドチキン)が1.5BNDなので、5BNDもあれば、充分にローカルフードを堪能できるのではなかろうか?

料理のレパートリー

屋台のメニューは、ミーゴレンやナシゴレン、サテなどの串焼きや焼き魚、チキンフライ。あとは南国らしくドリアンなんかのフルーツ類。

基本的には隣国のマレーシアとインドネシア料理が並んでいます。

飲み物はミルクティーや東南アジアらしさ満点の何味かわからないカラフルな飲み物。

せっかくブルネイに来たのだからブルネイ料理を食べたいのだけど、そもそもブルネイってどんな料理があるか分からない。

アブンヤという白い糊みたいな料理があるらしいけど、残念ながらここにはありませんでした。

マーケットで買ったもの

こちらの羊肉の鉄板焼き。名を「カンビン」と言う。

このマーケットでは人気の店なのでしょう、客が途切れることなく次々と売れていきます。

ジュージューと音を鳴らし、周囲にこれでもかっ!というくらい美味しいそうな香りをまき散らす。

これは食べるまでもなく美味しいと分かります。

まあ食べるけど。

ガドンマーケットでのメインディッシュはこれに決まり。

あとは、こちらの串と飲み物を買って晩御飯は完成。

敷地内にあるイートスペース付近には、人がくれる食べ物目当てに集まって来る野良猫がたくさん。

ブルネイはイスラム教国家なので人とネコの距離がとても近い。

人間の食べ物は、ネコにとって毒だからあげてはいけない。

なんていう人もいますが、ネコだって飢えてか細く生きながらえるより、毒でもいいから腹を満たして死にたいでしょうに。

こちらが今日の晩御飯。

カンビンとライス、チーズ豆腐、魚の練り物の串。そして青いジュース、たぶんブルーハワイ味。

全部あわせて6BND。

ブルネイのローカルレストランでは1食3~5BNDくらいなので、まあまあ妥当な値段ではなかろうか?

知らんけど。

カンビンは予想通り美味しいし米に合う。羊肉の臭みもうまく消されている。素晴らしい出来…、けど、もう少し量が欲しかったかな。

豆腐チーズ串と練り物の串は特に予想を裏切らない無難な味。こういう安牌も必要なのだ。

肉、豆腐、魚の練り物。

素材はどれも違うが、すべからずどれも甘い味付け。食感は違うけど味は一緒。

何だこれ?

できればご飯はしょっぱいおかずで食べたい。

おわり

ガドンマーケットは観光名所ではない。建物は古いしオシャレさは皆無、あと煙い。だが、ここで食べ歩きをしないならブルネイに来た意味の半分を捨てるようなものです。

だから最後にひとこと。ガドンマーケットに行かずにブルネイを語るな。

語るなら、まずサテを10本食べてからにしてほしい。

私は食べていないけど。

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