こんばんわ。わらびです。
ポカラは多くの旅行者が沈没し、ここに骨をうずめてきたように、居心地がいいというのは案外ホントのようで自分も10日ほど滞在していました。
ほとんど外出していないのでポカラの居心地が良いというよりはホテルの居心地が良かっただけなんですけどね。
ついつい長居しちゃうので、観光もまだ時間があるからとうだうだ先延ばしにし続け、そしてポカラを離れる2日前から観光をはじめるのでした。
一番最初に訪れたのは朝日の名所「サランコットの丘」。
この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。
サランコットの丘
ポカラの人気観光スポット「サランコットの丘」。
この丘はペワ湖の北側、標高約1,600mの山の上にあり、ポカラの街並みをはじめ美しい日の出や日の入りの景色が楽しめる場所として知られています。
8,000m級のアンナプルナ山群も手軽に見れるのでポカラでは外せない必見スポット。
空気が澄んだ10月、11月がベストシーズン。
街に霧がかかっていても山頂は晴れている場合もあり、運が良ければ雲海が見れるかもしれません。
私がその口でした。
アクセス方法
ポカラの街からサランコットの丘までのアクセス方法は以下の3通り。
- タクシー
- ロープウェイ+徒歩
- 徒歩(遊歩道)
タクシー
一番高くつくけど一番楽にアクセスする方法がタクシー。
レイクサイドからだと往復(山頂での待機1時間ほど込み)で1,500~2,000NRPくらいだそうです。
ロープウェイ+徒歩
ロープウェイの駅はレイクサイドから2kmほど離れた湖の北側の中腹になり、山頂側の駅も展望台からは少し離れているので10分ほど歩かなければなりません。
日の出までに間に合い、一番安く済ませるなら行きはロープウェイ、帰りは遊歩道を使うというのが一番。
- 営業開始時刻・5:00
- ロープウェイの料金
- 片道・8USD
- 往復・12USD
徒歩
日の出を見るにはまったく現実的ではありませんが、日中に行くのであれば遊歩道を歩いていくという方法もあります。
一応展望台までの道には遊歩道を示すロープが結ばれていますが分かりにくい。
道もあまり整備されていないので歩きにくく体力のある人向け。
疲れ知らずで恐れ知らずの人は日の出の3時間くらい前から登ってみるのも良いかもしれません。
サランコットの丘観光
5:30。
サランコット観光の朝は早い。
日の出を見るのだから早いといえば当然である。
レイクサイドから歩いて20分ほど、ロープウェイの出発駅に到着しゴンドラに乗り込む。
徐々に高度を上げていくロープウェイ。
つい数分前までは真っ暗だったというのに少し高度を上げただけであっという間に明るくなってしまいましたわい。
というかこの霧の濃さ、どう考えても山頂も曇っていて朝日どころの話ではない気がする…
ゴンドラから日の出を見るのに関しては諦めていたけど、山頂付近で一気に霧が晴れる。
なぜ急に霧が晴れだしたのか街を見下ろしてその正体に納得。
霧だと思っていたのが盆地に滞留している雲だったというのはよくある話。
サランコット展望塔
サランコットの丘から見る美しい朝陽。
日の出に合わせ多くの観光客がやって来ます。彼らが向かうのは皆一様に同じ場所。
親にポケモンのゲーム買ってきてと頼んで何年か前のバージョンを買ってこられても困るように、サランコットの丘からであればどこでも一緒という訳ではないのです。
丘の上にはビュースポットがいくつかありますが中でも人気が高いのが「サランコット展望塔」。
その名の通り、高台の上に建てられた展望塔。有料だけど寺院を見下ろす場所にあり中々にナイスな景色を見せてくれます。
ケーブルカー駅からは徒歩10分ほどです。
入場料60NPR=70円。
展望とに着くころには既に日が少し登りちょっと出遅れて朝日観賞開始。
朝日に照らされるヒマラヤ連峰
朝陽に染まってゆくヒマラヤ山脈。
アンナプルナ山群。
これもアンナプルナ山群を構成するひとつの峰。
ネパール語で魚の尻尾を意味するマチャプチャレ。
残念ながら空気が澄んでいないのかうっすら靄がかかっている。
超望遠レンズで見るとある程度はクリアになるが、引きで見るとこんな感じ。
政治家の税金の使い道くらい不透明。
1月といったら問答無用で空気が澄んでいるイメージがあるけど、どうやらそういう訳でもないらしい。
海外に来るとこうして微妙な知見が広がっていく。
期待していたほどではなくちょっとがっかり。
ちょうど一年前に訪れたダージリンで見たカンチェンジェンガと比較するとどうもねえ…
朝陽は確かに残念だったが思いがけず見れた雲海は綺麗。
雲の下にいる人たちはまさか雲の上にはこんな綺麗な光景が広がっているなんて露ほども思ってもいないだろう。
おわり
うっすら靄がかかっているせいでヒマラヤ山脈はくっきり見えませんでした。
普段であれば自分をうまいこと宥めすかしその場を後にするところですが、思いがけず見ることのできた雲海のお陰でそうならずに済みました。