こんにちわ。わらびです。
青森県ほどの秘境でもないけど、山の中にある田舎町サパ。
ベトナムの観光地の中では、日本人からそれほど注目を集めていませんが、自然が大好きな欧米人たちからは絶大な人気を誇るみたいです。
壮大な自然と少数民族たちが織りなすサパの見どころやグルメなんかを適当にささっと紹介していきます。
もくじ
サパとは?
ベトナム北部、ラオカイ省に位置するサパ。標高1,500mにあるため夏でも比較的涼しく、フランス植民地時代に避暑地として発展を遂げました。
ベトナム旅行に訪れる日本人は、ハノイからホーチミンへ向けて南下するか、その逆のルートでハノイが最終目的地になる人が多いので、案外ハノイよりも北の方へ足を運ぶという人は少なく、知名度もそこまで高くはない様子。
美しい棚田や壮大な自然、複数の少数民族が暮らす特殊な環境。トレッキングや周辺の村巡り、各民族の工芸品の並ぶマーケットなど楽しみ方は様々。
日本人はあまり訪れない一方で、豊かな自然と少数民族との交流が欧米人の旅行客からは絶大な人気を誇っています。
アクセス方法
サパへ向かうには、以前まではハノイから夜行バスで行くのが一般的でしたが、最近ではハノイからラオカイを結ぶ高速道路が完成したという事もあり、アクセス時間が大幅に短縮され、6時間ほどでアクセスができるようになりました。
一応列車もありますが、そちらは料金も高めで時間もかかる。その代わり少し豪華で旅行気分を満喫したい人向けになります。
①バス・夜行バス
サパはベトナム北部では人気の観光地という事もあり、ハノイ以外からでもフォンニャなどからでも各旅行会社がバスを運行しています。ただしその場合、直通ではなくハノイでの乗り換えになります。
朝の早すぎる時間に到着して、ホテルのチェックインまで待つのが嫌な場合は、日中に出発するバスに乗るのがおすすめです。
- ハノイ→サパ
- 所要時間・約6時間
- 料金・250,000=1,500円前後
バス料金の相場は大体250,000VND=1,500円前後。
またサパへの直通でなくとも、ラオカイ行のバスに乗り、そこからサパへ向かう路線バスに乗り換えることも可能。
- ハノイ→ラオカイ
- 所要時間・約5時間
- 料金・250,000VND=1,500円
- ラオカイ→サパ(路線バス)
- 所要時間・1時間
- 料金・40,000VND=240円
サパ⇔ラオカイ間を結ぶ路線バスは、サパ公園の南側の停留所からラオカイ市内を経由して駅前のターミナルへと向かいます。
↑ラオカイでのバス乗り場
↑サパでのバス乗り場
②夜行列車
サパへ向かうもう一つの方法。それが夜行列車。
厳密には、サパではなく最寄りの街ラオカイが終点なので、そこから路線バスなりタクシーに乗り換えなければなりません。
バスが1,500円くらいなのに対して列車の料金は約5,000円。
なんでこんなに高いのって疑問に思うかもしれませんが、これは快適でラグジュアリーがどうのこうの的なコンセプトの高級列車。
設備がしっかりしているし、それゆえに高いみたいです。
サパの楽しみ方
①棚田
サパ最大の見どころといえばやはり棚田。
山間部の斜面を埋め尽くすように作られた大量の棚田はまさに圧巻。
有名な展望台など何か所かありますが、中には地図にも載っていないような地元の人しか知らない絶景スポットもあるので、タクシーをチャーターして観光するのも良いかもしれません。
②少数民族の村巡り
サパ周辺にはモン族、黒モン族、赤モン族、ザイ族といった少数民族の集落が点在しています。
街中では民族衣装に身を包んだ女性たちをよく見かけ、路上で工芸品を売ったりガイドの斡旋を行っています。サパはベトナムの田舎でありながら英語の通用率が高く、特にガイドを行う少数民族の女性たちの中には、流暢な英語を話す人も少なくありません。
ヨーロッパ、とりわけ旧宗主国であるフランス人の支援団体が、ホームステイしながら現地の若者に対して英語を教えてたりもします。
街からトレッキングする場合人気なのが「ラオチャイ|Lao Chai」と「タヴァン|Ta Van」の2か所。この2か所を周ると10km以上歩くことになるので、帰りはタクシーなり使うのが良いでしょう。
街を下った先には黒モン族の集落風テーマパーク「Cat Cat Tourism Village」もあるので、あまり長い距離を歩きたくない場合は、こちらに足を運ぶのが吉。
③ツーリング
サパ近郊を安全には充分に留意しバイクに乗ってかっ飛ばす。
観光客もほとんど訪れない奥地の村に訪れたり、名もなき絶景を探し求め山中を駆け抜けたりと可能性は無限大。
秘境というほどの田舎ではありませんが、未舗装路も多く、雨季はぬかるむ場所も多いので注意が必要。
バイクのレンタル料金は、1日あたり150,000VND=900円くらいが相場。
サパのグルメ
①サーモン料理
サパの名産品である山育ちサーモン。
山でサーモン?
と、疑問に思うかもしれませんが、サパでは高知の涼しい気候を活かしサーモンの養殖が行われ、新たな特産品として注目を集めています。
本場北欧の養殖技術を用いて育てられた山のサーモンは脂が少なく、食べ方としてはお刺身や丼料理などありますが火鍋が一番おすすめ。
山の幸か海の幸か分からないサパのサーモンで、新たな可能性を見出せるかもしれませんね。
②コンスイ
サパに住む中国系の人々が発祥とされる麺料理「コンスイ」。
フォーの亜種みたいな感じで、具材はスライスした豚肉、ゆで卵、フライド麺。スープにはとろみと酸味がありミントを散らして一緒に食べます。
使っている麺はフォーと同じでも、味わいなどは全くの別物。そこはかとなく中華の雰囲気が醸し出されています。
長距離バスの発着場所付近には「Pho Con Sui Ong Ha」という有名店があるので、もし食べるのであれば是非ここで。
③Banh Hat De
サパの名産品である栗を使った「Banh Hat De」。
栗の餡が入った栗饅頭?マロンケーキ的なお菓子です。
一つあたり5,000VND=30円ほどと安く腹持ちも良い。トレッキングの携帯食にもぴったりなのである。
私は無類の栗好きという事もあり、毎日4つ食べていました。
ばら売りはもちろん箱売りもあるのでお土産に如何でしょうか?
おわり
絶景と少数民族の住むサパ。
伝統文化が息づく村々を巡りながら、トレッキングを通じてサパならではの魅力を堪能できます。
この記事を読んでいる皆さんも、これを機にハノイから北へ向かってみては如何でしょう?
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