こんにちわ。わらびです。
スラウェシ島に来た最大の目的は、山奥で独自の文化を築きながら暮らすトラジャ族が住む「タナトラジャ」。
しかし、思いのほか時間に余裕があったため、マカッサルの街も軽く観光してみることにしました。
果たしてこの街には、どんな観光スポットがあるのかな?
タナトラジャへの行き方
↳マカッサルからタナトラジャへのアクセス方法解説【出発場所、チケット料金、所要時間まとめ】
タナトラジャの観光スポット
伝統葬儀ランブソロ / 伝統家屋トンコナン / 洞窟墳墓タンパン・アロ / 岩窟墓レモ / 貴族の墓ボリ / 衝撃的な洞窟
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マカッサル観光の見どころ

スラウェシ島の玄関口であり、同島最大の都市「マカッサル」。
とはいえ、マカッサル観光を目的にスラウェシ島を訪れる人は、あまり多くないかもしれません。多くの場合、タナトラジャへのアクセス拠点として立ち寄る街という位置づけでしょう。
スラウェシ島最大の都市で、しかも歴史もあるにもかかわらず、観光客からはあくまで通過点という、やや不名誉な扱いを受けている、
……ような気がしないでもありません。
もっとも、私のような田舎者にそんなことを言われた暁には、マカッサルの方々もさぞ業腹でしょうが。
それでも、青森県と違ってちゃんと観光できる場所はあります。というわけで、ササッと紹介していきましょう。
※青森県にも弘前城や十和田湖など観光名所がございます。
①フォート・ロッテルダム

マカッサルのモニュメント的存在がこの「フォート・ロッテルダム」。
おそらく現時点では、マカッサルで最も有名な観光地なのではないでしょうか。
「ロッテルダム」という名前からも分かる通り、かつてインドネシアを植民地支配していたオランダ、特に「連合東インド会社」に関わる遺構です。

もともとは、この地を支配していたゴア王国によって築かれた要塞でしたが、その後、連合東インド会社によって再建され現在の姿になりました。
連合東インド会社は、オランダ政府から要塞の建設権に加え現地政権との交渉、総督の任命など一部の政府機能を委任されていたそうです。

要塞はヨーロッパ式の稜堡式城郭(星形要塞)ですが、地上からでは残念ながらその形は分かりません。
内部はよく手入れされた庭園になっており、失礼を承知で言えば、そこまで目新しいものがあるわけでもありません。
太平洋戦争時には、日本軍の研究施設が置かれていた場所でもあるのですが、日本らしい要素は特に見受けられず。

この日は休日だったこともあり、外廊は日差しを避ける人々で賑わっていました。
学生による発表会や、ボランティアによる英語学習なども行われており、現在は市民の憩いの場として親しまれているようです。
要塞への入場は無料。
敷地内にある博物館は入場料が10,000IDRかかります。
②99ドームマスジド

マカッサルを歩いていると、否が応でも目に入ってくるのがこの「99ドーム・モスク」。
イスラム教と「99」という数字。勘の良い方なら、もうお分かりでしょう。
そう、アッラーの「99の美名」です。
……と、もっともらしく言っていますが、私自身、一般向けに分かりやすく説明できるほど理解しているわけではありません。
イスラム教において神の持つ性質や属性を表す呼び名、それが99の美名。
で、このモスクは99の美名に肖っているという訳なのである。


その名の通り、99個のドームを持つ巨大モスクで、見た目のインパクトは抜群。
2023年に正式開館したばかりで、海を埋め立てて建設されたそうです。
海沿いのどこからでも見える圧倒的な存在感で、フォート・ロッテルダムに代わる新たな街のランドマークになりそうな予感。


ちなみに99個あるのはドームだけでなく、天井から垂れ下がる柱も99本。柱の下部には何やら文字が書かれており、おそらくここにも99の美名が記されているのではないかと。
知らんけど。
③アミールムクミニン・モスク

水上に建てられた「アミールムクミニン・モスク」。
99ドーム・モスクと比べると規模も控えめで派手さはありませんが、水に浮かぶその姿はなかなかに象徴的です。
ただし、流れの関係か周囲にはゴミが多く、正直きれいとは言い難い。
これはまあ、致し方なし。

遠くに99ドーム・モスクを望む構図はなかなか絵になります。
夕焼けや夜のライトアップ時は、きっと綺麗なんじゃないでしょうか?
これも知らんけど。
マカッサルのグルメ情報

マカッサルで一番有名な郷土料理といえば「チョトマカッサル|Coto Makassar」。
牛肉や内臓をスパイスとともに煮込んだスープ料理です。
インドネシアのスープといえば、あっさりしたバクソが定番ですが、チョトマカッサルは内臓まで余すことなく使い、牛の旨みが凝縮された濃厚な味わい。
濃厚ながらしつこさはなく、ご飯にかけても美味。

また、マカッサルには華僑が多く中華料理店も目立ちます。
そんな中で生まれた、インドネシアと中華が融合したハイブリッド料理「ミーティティ|Mie Titi」。

パリパリに揚げた細麺に、野菜や肉、魚介のあんをかけたその姿——
どこか見覚えがありませんか?
そう!長崎名物の皿うどんです。
味もほぼ皿うどん。というか、完全に皿うどん。とりあえず皿うどんなので、普通に美味しい。
イスラム教国家ゆえに使われる食材に多少の違いはあるのでしょうが、やはり皿うどんは皿うどん。
ちなみに、ミーティティはマカッサルの華僑が考案した料理ですが、日本の皿うどんもまた華僑が生み出した料理。
マカッサルと長崎、一見無関係に思えるふたつの地。実は、皿うどんと連合東インド会社の活動拠点という共通点があったりもするのです。
そう考えると、遠いようで近い存在なのかもしれません。
おわり
ここで紹介しているスポットは半日もあれば全て観光できるので、タナトラジャへのアクセス起点として立ち寄った際には、時間に余裕があったのなら観光してみてはいかがでしょうか?
郷土料理もチョトマカッサルはともかく、ミーティティに関してはリンガーハットに行けば食べれるので是非。















「東インド会社」とは、16~19世紀までヨーロッパ各国に存在した、政府から東インド地域における独占貿易の権利を与えられた民間企業の総称。イギリスとオランダのものが有名だが、フランスやスウェーデン、デンマーク、オーストリアなどでも設立された。
オランダでは6つの貿易企業が合併して作られた経緯から「連合東インド会社」( Verenigde Oost-Indische Compagnieの頭文字を取って「VOC」)と呼ばれ、設立当初から大きな資金力を有し、貿易以外にも造船業や船舶のリース、軍事力の提供、植民地経営など、他国とは違い幅広い事業を手掛けていた。
長崎の出島で貿易していたのもこの連合東インド会社の人たち。