こんばんは、わらびです。
今フランスにいますが、日本の時刻が分からない。カビの生えたサラミを齧りながら祖国に思いを馳せる愛国者です。
さて先日、4年ぶりにトルコへ入国しました。
これでトルコに入国するのは6度目。トータルで3ヶ月くらい滞在していますが、実は日本以外で一番長くいるのがトルコなんです。
という訳で、今回は4年前のカッパドキアの気球ツアーの振り返りをしてみようと思います。
カッパドキアの気球ツアー
トルコの「2大観光地」というものを御存じでしょうか?
おそらくほとんどの人が知らないのではないでしょうか?
それもそのはず、私が今勝手に考えたものなので。
むしろ知っている人がいたらそいつ知ったぶりのホラ吹き野郎、軽蔑されてしかるべきです。
それはそうと、トルコでも特に人気の高い観光地といえばイスタンブールとカッパドキア。この2ヶ所になります。
そして、カッパドキアといえばキノコのような奇岩群と地下都市、そして何よりも気球ツアーが大人気。
残念ながら節約派のバックパッカーは気球に乗らないという人もかなり多い。中には興味ないと嘯く方もいますが、強がってはいけない。
ありきたりな言葉でしか表現できませんがあれは本当に素晴らしい。
まあ、私の語彙力は殆ど屍と化しているのでアレですが、何年経っても色褪せないニコンのミラーレスで撮影した画像が残っているので百聞一見に如かず、ご照覧あれ。
チャリ・DE・カッパドキア
私がカッパドキアに訪れたのは2019年1月。何を思ったか突然イスタンブールで自転車を購入しそのままガズィアンテプという街まで3000kmほどチャリを漕いだ。
道中カッパドキアにもチャリで来たのである。
ちなみ画像はパンクの修理中。
気球ツアーの料金事情
当時の気球ツアーの価格は15000円ほど。どこの会社に聞いて周っても同じ料金だった。
実は、カッパドキアの気球ツアー料金はトルコ政府によって一律化されているのでぼったくられる心配が無いという優れもの。政府もカッパドキアの観光地の価値に大いに期待しているのである。
そしてこの気球ツアー、風があるとできないため飛ばない時はとことん飛ばない。私が参加した時は約2週間ぶりの催行だったらしい。
せっかくカッパドキアに行ったにもかかわらず気球が飛ばなかったなんて話もよく聞く。実は短期の旅行者にはあまり向かない。
気球ツアーの朝は早い
気球ツアーの朝は早い。
ツアーの目的が朝陽に染まるカッパドキアの大地を観賞することなので、当然日の出よりも前に始まる。
大体、4時半くらいには泊まっているホテルに迎えがやって来る。
そこから気球ツアーの参加者が一堂に会する朝食会場に集められ食事を摂る。トルコの朝食といえば品数は非常に多く、一品一品は少ないという彩り豊かな豪勢なものだが、ここではそんなゆっくり食べている暇はない。
当時の私のスマホのカメラ性能はゴミみたいなものだったのでスマホで写真絵を撮るという習慣がまるで無かったので写真はない。どんな様子かは想像にお任せします。
ターキッシュブレックファストを急いでかきこみ気球ツアーへ。これなら食べないほうがマシかもしれませんね。
車に乗せられ気球の待機ポイントへ。
人生初気球
ここで初めて写真を撮り始める。
初めて間近で見る気球、思ったよりもデカイ。
なんかアレですね、普通に生きていると気球と関わることがまず無いのでサイズ感とか全く分かりませんね。
そしてゴンドラの乗り込む。
これが気球の遠因的な部分、ここから火が噴き出るので運転席周りは暖かい。
夜明け前の空というのは思いのほか寒いので運転席周りがおススメです。
空が白んできたころテイクオフ。
自分を含め観光客は16人。温かい空気だけで1トン近いものが浮き上がるなんて凄いですね。
浮かび上がった気球はまずはカッパドキアの名所のひとつ「ローズバレー」へ。
どこらへんがバラなのかは分からないが美しい。
ところで、バラってトルコが原作国って知っていました?
別の方に目をやると一斉に浮かび上がる他の気球たち。信じられない事ですが、毎朝カッパドキアの大地から100以上の気球が一斉に飛び立つんです。
どこを見ても気球だらけ。
気球にはある程度の推進機能はあるものの、基本的に気流に乗って動くのでぶつからないらしい。
朝日に染まるカッパドキアの大地、本当にこれは素晴らしいとしか言いようがない。
おそらく広辞苑の編纂者であっても似たような感想しか出てこないはず。
知らんけど。
ゴープロで観光客の様子も撮影されているのであとで購入することもできます。
途中谷の中に降下する。
気球の上昇はバーナーで空気を温める、一方下降は気球内の空気を排出し行われる。どちらも操作から少し時間がかかるため、経験の浅い運転士だと操縦ミスし谷の斜面に衝突してしまうこともある。
これで観光客が落下して死亡する事故も発生している。
そしてこの光景。この画像は特にお気に入りでPCの待ち受けにもしていたほど。
1時間の空中遊覧を終え名残惜しくも地上へ。
この時操縦のウマい運転士は回収用のトラックの荷台に着陸させるというパフォーマンスも行っている。
できれば客を乗せた状態で無理はしないでほしいものですな。
最後にシャンパンを飲んでお終いなのだが、滅茶苦茶寒いので暖かいお茶とかにしてほしい。こんなのでホロこぶのはロシア人くらいのはず。
カッパドキアの気球ツアーは前よりもかなり値上がりしていると思うけどもう一度と言わずに何度でも行きたいものです。
以上、振り返り終了。
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