こんにちわ。わらびです。
ザンビアのリビングストン。
ここではヴィクトリアの滝を観光し後はひたすら無為に時間を消費。
これといって何もしていませんが、ジンバブエドルのお得な入手方法や自炊した食事について書いていきましょう。
というかそれしか書くことが無い。
強いて言えばジンバブエドルの入手方法については割と有益な情報だと思うのでお見逃しなく。
リビングストンでの過ごし方
リビングストンでは、ヴィクトリアの滝を観光する以外には特にすることが無く、いつも通り酒を飲んで過ごす位しかやることが無かった。
宿泊していたホテルは確かに居心地が良いものの、自分の部屋までWiFiが届いていないのでわざわざ一階のレストランまで足を運びPCを開く気にもなれず。
街を散歩しようにも歩き始めてからわずか数分で飽きてしまい踵を返したりもした。
今まで幾度となく無為な時間を過ごしてきたが、ここまで無為な時間を過ごしたのは久しい。
ザンジバルで購入したクローヴ石鹸をここで解禁し、体から香辛料の匂いを振りまいたりもしたけど、悲しいかな特に何も無かった。
この後訪れるボツワナ、ナミビア、南アフリカではサファリツアーに参加しようとしましたが、針の穴を通すような奇跡的なタイミングの悪さで何もできず。
後悔先に立たずとはよく言ったもので、やることが無いのであれば、ここでサファリにでも行っておけばよかったと後悔しました。
自炊した料理
リビングストンで泊まった宿「Fawlty Tower」では、自分以外にも3人の日本人が宿泊していました。
異国の地で出会った祖国を同じくする者たち。こういう状況でお約束といえば、
「みんなで料理作って食べようぜ!」
みたいなやつ。
私はあまり経験が無いけど、日本人宿では定番となっているみたいですね。
まあ、ここでもそうなったのですが、私が言い出しっぺかつ、自分以外誰も料理ができないのでほぼ全部自分で作りました。
皆には予め、
「美味しい料理作るから期待してて、舌をうならせる自信がある」
とか嘯いて、まあ実際そこまで言っていないけど、事前にやたらハードルを上げていくのでした。
はてさて、カレーすら上手に作れないこの男。いったい何を考えているのでしょうか?
とりあえず、自分が発した言葉に後悔しつつ、市場で野菜を購入。
後悔先に立たずとはこのこと。
もう具材は揃っているけど、近くのスーパーでワインとビール数本を購入。
これは料理には関係ない、自分で飲むやつです。
その後、ワイン1本とビール数本を飲み干し、酔いながら包丁を握るという愚行を犯しつつも危なげなく鍋を振り、そして…
インド料理のビンディマサラとケニア料理のカランガを作り上げたのでした。
自分で言うのもなんですが、全く型にはまらないレパートリー。
事前にやたらハードルを上げていた理由がコレ。
誰も食べたことが無いであろう料理なので、そもそもしっかりとした評価基準をみんな持っていない。
普通、人に料理を振舞うとなったら皆さんはどうします?
おそらく味で勝負するところでしょう?
しかし、私は決して正攻法では戦いません。
「味」ではなく、「物珍しさや初めて食べる感動」に重きを置き攻め立てるのです。
海外で初めて食べる異国の料理。人はそれを食べた時、劇的に美味しくないとしても初めての経験として美化し、味以上の満足感が得られる生き物なのである。
いわゆる、思い出補正というやつ。
この賢い戦い方が功を奏し、実際に美味しいというのもあり皆は料理を称賛。大いに満足してくれたようでした。
スペイン巡礼ではパエリアやタパス、アヒージョなど、いろいろ変わった料理ばかり作っていたので、なんだか自分が料理上手なんじゃないかと誤解してしまいそうになるが、実はルーのカレーもちゃんと作れません。
ここで調子には乗らず、今一度自分の無能さを肝に銘じなければならない。
そう思った一日でした。
リビングストンでジンバブエドルを実質無料で入手する方法
リビングストンでは「ジンバブエドル」を購入することが可能です。
ジンバブエドルといえば、インフレした通貨としての知名度は世界一。
インフレ通貨としては最も名が通っていますが、上には上がいるもので、歴史上のインフレ通貨としてはこれでも3番目。
2番目は第一次世界大戦後の「ドイツマルク」。社会の教科書などで、子供たちが札束を積み上げて遊んでいる写真を見たことがあるかと思いますが、ソレです。
一番は第二次世界大戦後の「ハンガリーペンゲ」。文字通り、2番目以降とは桁違いの「亥」。兆の次の京の更に次の桁まで到達しました。
ジンバブエドルは、ジンバブエで2015年まで流通していた貨幣で現在は使われていません。ジンバブエとその隣国のザンビア、とりわけ国境であるヴィクトリアの滝では、お土産屋でも売られています。
ジンバブエドルにはいくつか種類があり、最高額の100兆ジンバブエドルは価値のない紙屑でありながら、発行枚数が少ないということから希少価値が高まり、コレクターの間で高値で取引されています。
これはかなり入手が難しいそうですが、それ以外の50兆、10兆ドルなどは、ヴィクトリアの滝のお土産屋と国境ゲート付近の両替商が持っているので簡単に入手できます。
購入には現地通貨のザンビアクワチャか米ドルが必要になります。マラウイクワチャも使用できたので、おそらく周辺国の貨幣も使用可能なはず。
それ以外にも、ただ同然で入手する方法もあり、まあこれは何ヵ国も旅行するバックパッカーならではの裏技的な方法なのですが、他国の紙幣と交換という方法でも入手可能。
私はヴィクトリアの滝のお土産屋で、もう使わないであろう貨幣と引き換えにジンバブエドルを手に入れました。
エジプトポンドやインドルピー、アゼルバイジャンマナト、イランリヤルなど全部で500円くらいの価値だったけど、もう行くことも無いだろうし実質紙屑。
相手は一枚一枚これにはどれくらいの価値があるのか聞いてきていたので、おそらく後で両替する気なのでしょう。多分無理だろうけど頑張って欲しいものです。
紙屑が紙屑に。ただ同然でジンバブエドルを手に入れることもできるので、気になった方は試してみてね。
おわり
リビングストンで過ごしたスカスカの3日間。
これを最後にあとは南アフリカまでの移動が続きます。