こんにちわ。わらびです。
ザンビアでは唯一した観光ヴィクトリアの滝。
雷鳴のような轟音を轟かせ、嵐のような飛沫を上げる。
…、というのは水が多い時期の話。
私が訪れた12月はかなり水が少ないので期待してはいけません。
世界三大瀑布「ヴィクトリアの滝」
「ヴィクトリアの滝」は、ザンビアとジンバブエの国境に位置する世界的に有名な滝。
ヴィクトリアの滝は現地の言葉で、「モシ・オ・トゥニャ」として呼ばれ「雷鳴の轟く水煙」という意味を持ち、最も雨量の多い季節になると、雷鳴のような轟音と大雨のような水しぶきを上げます。
滝は幅1,708メートル、高さ108メートルを誇り、その圧倒的な水量と壮大な景観で知られ、「ナイアガラの滝」と「イグアスの滝」と並び「世界三大瀑布」に数えられています。
「ヴィクトリアの滝」として世界遺産に登録。
アクセス
ヴィクトリアの滝(国境方面)へのバスが出ているのは、市場の隣にあるバススタンドから。Fawlty Towersからは500mほどの距離。
近くからはボツワナとの国境方面の乗り合いタクシーも出ています。
国境行きのバンが停まっている場所には、「VIC/FALLS」という看板が立っているので簡単に分かるようになっています。
- リビングストン→ヴィクトリアの滝
- 所要時間・30分
- 料金・20ZMK=120円
バンの到着場所からチケットオフィスまでは歩いて5分ほど。
入場料
ジンバブエ側の入場料は50USDだそうです。
眺めが良いとはいえ少し高い気もしますね。
ジンバブエドルの購入はここで
入り口から滝への遊歩道へと向かう途中には、何軒かお土産屋があり、ここでジンバブエドルを購入することが可能。
ボーダー近くの両替商も持っているのでそちらでも手に入れることができます。
ジンバブエドルをお得に手に入れる方法は下の記事に書いているので参考にしてみて下さい。
ジンバブエ側へ渡ることも可能
ヴィクトリアの滝はザンビアとジンバブエ、ふたつの国の国境になっているので両国サイドで観光地になっています。
ザンビア側からは滝の全体を見ることはできず、滝の全体像をしっかりと把握したい方は、国境のイミグレーションで両国共通のビザを取得し、ジンバブエ側に渡ることも可能。
私は行っていないので分かりませんが、ジンバブエ側から見る滝の方が評判は良いらしいです。
ヴィクトリアの滝観光
ヴィクトリアの滝観光の開始。
私が訪れた12月は水量が少なく崖も露出している時期。迫力も一瞬でビシャビシャになるアクティビティ性も期待してはいけません。
水量は少なく迫力は全くありませんが、場所によってはふわっと飛沫が舞っている場所もあります。
優しくぴちゃぴちゃと肌を湿らせる飛沫。
20年ほど前にカルト的大流行したマイナスイオン効果がありそうな、そんな感じ。
今の若い世代にマイナスイオンって通じるのでしょうか?
水量が多い時期になると、数キロ先からでもわかるほどの白い水煙が立ち上ります。
12月時点ではまだ、リラクゼーション効果がありそうな軽い飛沫しか待っていませんが、勢いよく流れ落ちる轟音なら聞こえます。
水が少ないとはいえ、これなら一瞬でお風呂が溜まりそうな勢い。
水しぶきも少ないので虹が綺麗に見える。
もう既に上流域では雨季が始まっていましたが、滝の水量は2カ月遅れで増えるそうな。
水量のピークは4月が最大。その頃になると滝周辺は大雨のように飛沫が降り注ぎ、あっという間にびしょ濡れになってしまいます。
向こう側に見えるのがジンバブエ側の滝。
あちらはこの時期でも水量が多いのか、遠くから見ても飛沫が立ち上るのが見て取れます。
迫力もあるし眺めもいいので、ザンビアサイドよりも何倍も観光客が多い。
経済が悲惨なことになってしまったジンバブエからすれば、ビクトリアの時の入場料は重要な収入源。
ザンビア側は水量が少ないこの季節は滝壺付近ではラフティングもできます。
まあなんでしょうね?
もともと期待していなかったので、水が無ければこの程度かと、器用に自分を宥めすかし納得することもできました。
しかし、何を期待したかこの時期に来てしまった人たちは、理想と現実の乖離を受け入れることが難しいということもあるかもしれない。
だが、人生とはそんなことの連続。
悲しいかなこれが現実なのである。
おわり
期待してもいなかったので別段ガッカリもしなかったヴィクトリアの滝。
落ち込むでもなく平常心でバススタンドへ向かっている途中、帰り際に予想外の出来事が。
こちらのデカい瓶ビール。なんと1本120円。
タンザニアとマラウイの国境の町でもそうでしたが、やはり国境付近ではビールが安い。
なぜこんなに安いか分からないけど、人の往来も盛んな国境地帯。
地元の商人たちは、往来が黙認され、関税が撤廃されているのも関係しているのでしょう。
正直、ヴィクトリアの滝なんかより、ここで飲んだビールの方が印象に残っています。
※カード払い可能