マラウイ湖に浮かぶ秘境リコマ島への行き方【フェリー・小型ボート】

こんにちわ。わらびです。

マラウイ湖に浮かぶ秘境リコマ島。

国自体が秘境と形容されることもあるマラウイにおいて、さらに秘境と言われるのだから、まさに秘境の中の秘境。

最近では電波も通ったし、新しいホテルもできて言うほど秘境感はありません。

アクセスの起点となるのはンカタベイ。

この記事では、ンカタベイからリコマ島へのアクセス方法について紹介していきます。

この記事で分かること
  • リコマ島とチズムル島への行き方
  • フェリーと小型船の運行スケジュール
  • 料金と出発時間
  • リコマ島のホテル情報

※ここで紹介する内容は全て2023年12月時点でのスケジュールになります。

ンカタベイからリコマ島とチズムル島への行き方

ンカタベイからリコマ島、チズムル島には週に複数のフェリーと物資運搬用の小型船が運航され、一応それぞれ曜日が被らないようにスケジュールが組まれています。

出発場所は町のフェリーポートから。

ンカタベイの港は、大型船も接岸できるように整備されているので、貨物の積み下ろしもスムーズに行われます。

物資運搬用の小型船は荷物の積み下ろしが完了でき次第出発。停泊時間はわずか30分ほどなので遅れないように。

リコマ島へ向かう船舶は、途中チズムル島も経由して行くので、チズムル島が目的地の場合はそこで降りれば問題ありません。

ただし、チズムル島には船舶が接岸できる港が無いので、沖合から、島民が物資運搬用に使うボートに乗り換えて上陸します。

運行スケジュールは非常に曖昧

リコマ島へ向かう船舶は週に3便運航されていました。

ただし、しょっちゅう運行スケジュールが変わるのか、地元の人たちですらしっかり分からないというのが現状。

最悪運行スケジュールが分からなくとも、大型フェリーと小型船はンカタベイに入港する際汽笛を何度か鳴らすので、それが聞こえたら港へ向かうというのもありかもしれません。

ンカタベイ発のリコマ島への船の運航スケジュールは、私が宿泊した「Soul Rebel Lodge & Backpackers」に全てまとめたものがありました。

大型フェリー

ンカタベイからリコマ島へのもっとも一般的なアクセス方法が大型フェリー。

通称「イララ・フェリー」。

マラウイ湖の南のモンキーベイから、複数の港を経由し湖を縦断する大型船。

多少時間はかかるものの陸路よりも安く済むので、湖沿岸地域の人々の重要な移動手段。食料から日用品、家畜に至るまで大量の物資が積み込まれます。

荷物の積み込みのため、各港で数時間停泊するので乗船には余裕があります。

運行スケジュール
  • ンカタベイ→リコマ島
    • 月曜日20:00発
    • 翌6:00着
  • リコマ島→ンカタベイ
    • 土曜日18:00発
    • 翌2:00着

1等(船室)、2等(ベンチ)、甲板デッキなどクラスによって料金は変わります。

  • 2等・4,100MWK=370円
  • 甲板デッキ・7,600MWK=680円

乗船チケットは港にある事務所、乗船後に船内で購入することが可能。

小型船

リコマ島に訪れる観光客は週一便のイララフェリーを使ってアクセスするのが大半。

あまり知られていませんが、主に地元の人たちが物資運搬用に使う小型船が週2便運航されています。

運行スケジュール
  • ンカタベイ→リコマ島
    • 水曜日・金曜日26:00発
    • 翌10:00着

料金は7,000MWK=630円でした。

事前予約は不可でとりあえず船内の空いているところに乗り込むスタイル。荷物も人も限界まで積み込むのでまともに座れる場所もありません。

高速船

ンカタベイとリコマ島を結ぶ唯一の高速船「Likoma Express」。

わずか2時間半で到着という反面、乗船料は100,000MWK=9,000円とかなりの額。

更には荷物15kgごとに追加で90,000MWKが必要になります。

運航スケジュールはHPから確認可能。

LikomaExpressのHP

移動の様子

深夜2:00。汽笛を鳴らしンカタベイに小型船が入港。

ホテルからは港までは500mほどしか離れていないので、汽笛を聞いてから出発しても余裕で乗船できます。

真っ暗で分かりませんが、小さな船に大量の物資が積み込まれています。

既に船内は所狭しと積み込まれた荷物で一杯。その隙間に挟まるように人が寝ていたりと、アフリカンな感じが尋常ではない。

袋に積み込まれ、顔だけ出している豚とかも積み込まれていました。

船内はもちろん甲板のベンチも満席で足の踏み場もありません。

なんとか甲板の隅っこにわずかな隙間を見つけたのでそこに横たわり朝を迎える。

湖なので波が無いのは当たり前。

朝日に薄く照らされ凪いだ水面を進んでいくのは少し幻想的でした。

出発から6時間。とうとうチズムル島が見えてきました。

チズムル島には接岸できる港が無いので沖に停泊。

島民たちがやって来て必要な物資を積み下ろしていきます。

数年前までは電波も無かったこの小さな島も、今では新しくホテルが作られたりと様変わりしているようです。

1時間ほどかけて荷物の積み下ろしが完了。

隣のリコマ島を目指します。

甲板の手すりには紐に括り付けられたプラスチックのカップがあり、それで水を掬い手を洗ったり口をゆすいだり。何人かは湖の水をそのまま飲んでいました。

確かにマラウイ湖は澄んでいて綺麗だけど、普通飲むかな?

10:00頃、リコマ島に到着。

港に直接接岸し上陸します。

乗り込んで来た時は暗くて分からなかったけど船内は足の踏み場もないほど。

水やジュース、菓子類など保存の効くものはこれだけあれば充分足りますが、家畜などの肉類は圧倒的に不足している状態。

物資が不足しているこの島では、多少悪くなっても捨てるという発想が無いので、なるべく肉食は避けるのが無難。

これから2泊3日。

電波も通じるし人もたくさんいる秘境で生き抜きます。

宿泊情報

秘境と名高いリコマ島とチズムル島。

秘境と言いつつ、マラウイでは割と名の通った観光地のため、近年新たにホテルが建設されています。

数年前まで島に2軒しか宿が無かったチズムル島も今では新しいロッジも建築され、電波も通るようになりました。

私がリコマ島で滞在したのは、島の南側にある「Domino Coconut Resort」。

敷地内には巨大なバオバブの木が何本か立っています。

部屋に対してベッドのサイズが大きいけど綺麗で快適。

シングル1泊20,000MWK=1,800円。

有難いことに無料で朝食が付いてきます。リコマ島の食事は口には合わなかったので、このホテルの朝食とスナック菓子で3日間耐え忍びました。

人の多く住む港周辺はゴミやガソリンで水が汚染され、それをしっかりろ過せず料理などに使うので、港側のレストランは酷い味で食えたものではありません。

まとめ

  • 運行スケジュールは曖昧でよく変わる
  • フェリーと小型船は週3便運航
    • 2023年12月時点では月・水・金
  • 港に入港する時の汽笛を聞いてから向かっても乗船は間に合う

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