こんにちわ。わらびです。
バラナシにはふたつの有名なラッシー屋が存在します。
ひとつは、アジア人観光客から圧倒的な人気を誇る「ババラッシー」。
もうひとつは、火葬場近くにあり常に混雑している「ブルーラッシー」。
バラナシ滞在中にこの2店を食べ比べしてきたので適当に紹介して行こうかな?
この記事の情報は2024年1月時点のものとなっています。
アジア人に大人気「ババラッシー」
外国人観光客、とりわけ日本人と韓国人から圧倒的な人気を誇る「ババラッシー」。
お店の看板はもうハングルで書かれているくらい。
現地でガイドを雇った場合は、とりあえず、おすすめの店としてここに連れてこられるくらいには定番のラッシー屋。
客層はほどんどが日本人か韓国人。たまーに他の外国人やインド人が来るくらい。
サンタナやジャンキーハウス(久美子の家)など、昔からバックパッカーの集う安宿街の通りにあるので、日本人の間では知名度が高いみたいですね。
ちゃんとペットボトルの水で作られているらしいので衛生面でも安全なんだそう。
店内の壁には今まで訪れた観光客たちの顔写真が沢山。
バラナシでは何故か、日本人が多く訪れる店にはこのように証明写真が張り付けられています。
これも海外の人からしたら訳の分からない日本の文化だと思われるのでしょう。
価格帯
メニューはオーソドックスなプレーンラッシーからバナナ、マンゴー、ストロベリーなどのフルーツ。ミックスフルーツやナッツも合わせたスペシャルメニューも。
一番安いプレーンで50Rs、フルーツ系のラッシーで70~90Rsほどとなっています。
ザクロラッシー
まるで赤い宝石をちりばめたかのようなザクロラッシー。
見た目はすこぶる良く、ザクロの酸味とラッシーのまろやかな甘さが口の中で混ざり合います。
実がプチプチと弾ける食感も面白い。
芯が残るのが少し難点だけど、映える写真を撮りたい人にはおすすめかと。
それと、容器はチャイとか飲むときに使う素焼きのカップなんですけど、この容器、汚水やら色々混じった土を使うこともあるらしく、あまり深く考えたくありませんけど…
うーん、どうなのでしょう?
少なくとも食後にお腹を壊すということはありませんでした。
バラナシの名店「ブルーラッシー」
バラナシで一番有名なラッシー屋といえばこの「ブルーラッシー」。
常に混雑していることからその人気ぶりが伺えます。
ババラッシーとは違い、結構ローカルな感じの佇まいをしているので、インド慣れしていない人であれば一人で踏み入るのには勇気がいるかもしれません。
私が訪れた時は店内は満員。よく分からない階段下のスペースに案内されそこで食べるほどでした。
どうでもいいけど、火葬場に近いので、担架に乗せた遺体を運ぶ人たちをよく見かけます。
価格帯
ブルーラッシーはメニューの種類が非常に豊富。
フルーツ系のラッシーはババラッシーとほぼ変わらぬレパートリーと値段でした。
材料が希少なサフランとナッツのラッシーもあり、そちらは一律120Rs。
今回はこの中から選ぶことにしました。
サフランピスタチオラッシー
原材料が高価なサフランピスタチオラッシーを注文。
何でこんな変わり種を頼んだかというと、サフランとピスタチオはイランが生産量世界一の特産品。
そして、インドという国は文化など広範にペルシャ文化の影響を受けています。
つまりこれは、インドから文化の源流へと辿ったペルシャ風ラッシーということなんです。
こじつけ臭いけど、つまりはそういうことなんだと思ってくれたら幸いです。
ところで、実は5年前にもここに訪れていたのですが、その時は素焼きのカップで提供されていました。
でもなぜか今回は紙コップ。しかも店と全然関係ないやつ。
おそらく、あまりにも客が多すぎて素焼きのカップが無くなってしまったのだと思われます。
まあ紙コップの方が衛生的なので良いのですけど。
これは昼過ぎに行った時のことで、その時間帯ですら容器が無くなってしまうくらいの人気ぶりということなのでしょうね。
おわり
バラナシで人気の2店のラッシー屋。
- ババラッシー
- 日本人に会える
- 清潔感がある
- ブルーラッシー
- 種類が豊富
- ローカル感が味わえる
インド人と一緒によく分からないスペースに押し込まれ、肩を寄せ合い食べたくなければババラッシー。
豊富な種類から好きなメニューを選びたいならブルーラッシー。
といったところでしょう。
こんなことを言うのもなんですけど、味に関してはどちらも大差ないどころか、そこら辺の屋台のものとも変わらない気がしました。
普段ラッシーなんて食べることが無いので判断の基準となる目安が無いのである。
それでも種類の豊富さが魅力的で、食べた後の充足感はそこらの屋台などよりも大きいことは確か。
バラナシに足を運んだ際は記念に訪れてみてはいかがでしょうか?