チトワン国立公園でのツアーはエレファントサファリとジープサファリ、どちらがおすすめ?

こんにちわ。わらびです。

ネパール旅行では、野生動物の保護地区であるチトワン国立公園へ行ってきました。

このチトワンには、インドサイやベンガルトラなど絶滅危惧種の動物が生息し、これらを観察するサファリツアーが人気を博しています。

ツアーにはいくつか種類がありますが、今回は実体験をもとにおすすめのサファリツアーを紹介していきます。

この記事の情報は2024年1月時点でのものになります。

チトワン国立公園でおすすめのツアー

ネパールとインドの国境地帯のタライ平原に広がるチトワン国立公園。

野生動物の保護区域で多くのインドサイが生息し、このサイを見ることを目的としたサファリツアーが多く開催されています。

サファリツアーの種類は一般的なジープサファリからゾウに乗るタイプやウォーキングツアーなど数多くあります。

ツアーの種類

チトワン国立公園では多くのツアーが開催され、下記の3つが特に人気が高いようで多くの参加者を見かけました。

  • エレファントサファリ
  • ジープサファリ
  • キャニオンサファリ

ホテルのスタッフからもこの3つをおすすめされ、今回私は、エレファントサファリとジープサファリふたつのツアーに参加してきました。

エレファントサファリ

ツアー内容
  • ゾウに乗って公園内を散策
  • サイなどの野生動物と遭遇することもある
  • ツアー終了後はゾウと記念撮影(有料)

ゾウに乗って公園内を散策する人気の高いツアー「エレファントサファリ」。

単純にゾウに乗るという経験自体が珍しいというのに、更にサイなどの野生動物に遭遇することもあります。

サイを見つけた場合はゾウ使いたちが協力して囲い込むのでその間に写真撮影も可能。

ゾウに乗って川を渡ったり、森の中に響き渡るエンジン音のようなゾウの威嚇音など珍しい体験をできるかもしれません。

ジープサファリ

ツアー内容
  • ジープに乗って公園内を広範囲にわたって捜索
  • 遭遇できる動物の種類が多くなり運が良ければトラやクマも見れる
  • 途中でワニの保護施設に立ち寄る

ジープに乗ってチトワン国立公園内で動物を捜索する「ジープサファリ」。

広範囲に渡って捜索するので、生息数の多いサイはもちろん、トラやクマなど珍しい動物に遭遇する確率も上がります。

途中ワニの保護施設へも立ち寄ります。

理由は後述しますが、現在はある理由からあまりお勧めできません。

宿泊したホテル

チトワン観光の起点となるのが「ソウラハ|sauraha」という街。カトマンズからはバスで8時間ほどでアクセス可能。

街自体はサファリの起点なのでツアー以外基本的にやることはありませんが、運が良ければ街まで迷い込んだサイに会えるかも?

私が宿泊したのは「TIGER CORNNER INN」というホテル。シングル1泊600NPR=660円でした。

ツアーはこのホテルを通して申し込みました。

レストランの集まる中心部からは少し離れているものの、カトマンズへのバスが出ているバスパークまでは歩いて10分ほどの距離。

ツアー料金

ツアーの料金は以下の通りとなっています。

  • エレファントサファリ
    • 3,000NPR=3,300円
  • ジープサファリ
    • 2,500NPR=2,750円

※1NPR=1.1円(2024年1月)

ツアー代とは別にチトワン国立公園への入域料2,000NPR=2,200円が必要になります。

申し込みは町中のツアーデスクか宿泊しているホテルからで、いずれも宿泊先までのピックアップサービスが付いてきます。

国立公園への入域チケットはその日限りのみ有効らしいので、午前にエレファントサファリ。午後からジープサファリという日程を組みました。

おすすめはエレファントサファリ

チトワンでエレファントサファリとジープサファリのふたつのアクティビティを経験してきましたが、おすすめは断然「エレファントサファリ」の方です。

以前は密漁などで数を多く減らしていたサイですが、保護活動の成果もあってその数は回復し、2020年以降の最新の報告では公園内に生息するインドサイは約750頭とされています。

数が増えてきたということもあってか、ソウラハの町中までサイが迷い込んでくることもしばしば。

しかし、いくら数が多いからといって、サファリツアーで野生動物と遭遇するという確証はありません。

エレファントサファリではサイを見ることができた一方で、ジープサファリで見ることのできた動物は茂みの奥にちらっと見えたサイの背中と何種類かの野鳥、遠く離れた川辺のワニとシカくらい。

トラとクマは遭遇すること自体珍しいとされていますが、それでもこのサファリの大きな見どころであるサイすらまともに見ることはできませんでした。

サイがよくいるという水場でさえもぬけの殻でジープサファリではただひたすら公園内を移動し続けるのみ。

ツアー客は時間が経つにつれてお通夜のような雰囲気に。

ほぼ動物と遭遇できず、もはや小さな野鳥でも見つけるたび見るように必死に促すガイド。あまりの遭遇のしなさにかなり焦っていたようにも見えました。

どうやら、ジープサファリで多くのツアー車両が動物の生息域に立ち入り過ぎたためか、コース上に動物が寄り付かなくなってしまったみたいです。

まとめ

現状、ジープサファリではサイにすら遭遇できるか分からないという状態なので、最悪、サイに遭遇できずとも、ゾウに乗るというアクティビティ性があるのでエレファントサファリの方が圧倒的ににおすすめです。

ジープサファリでは悲しい結果となってしまいました。

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