こんにちわ。わらびです。
インド有数の大都市コルカタ。
東インドの玄関口で、ここからインド入りし、西へと向っていく人も多いのではないでしょうか?
今回はコルカタでおすすめの観光スポットをいくつか紹介していきます。
- デリー
- アーグラ
- ジャイプル
- ダージリン・シッキム
- ハイデラバード
- ハンピ
- バダミ
- オーランガーバード
- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
この記事の情報は2024年2月時点のものになります。
もくじ
インドらしい街コルカタ
東インド最大の都市「コルカタ」。
自動車、トゥクトゥク、荷車が引き起こす大渋滞、路上に寝転がる生きているのか死んでいるのか分からない人。
カオス渦巻く雑多な喧騒は、生活感溢れる「もっともインドらしい都市」といえます。
インドの玄関口として、多くの旅行者がこの街からインドのカオスへと飛び込み、ブッタガヤ、バラナシ、アーグラ、デリーと移動していくのが定番ルート。
かつては、小さな漁村が3つしかない僻地でしたが、17世紀後半にイギリス東インド会社が商業の拠点として活動を開始。それを端に、1773年にはイギリス領インドの首都となり、以後約150年間、インドの政治、経済、文化の中心地として繁栄しました。
植民地時代の首都ということもあり、ヴィクトリアメモリアルやセントポール大聖堂などの洋風建築も多くあります。
ヒンドゥー教とイスラム教、ベンガル人、華僑、植民地時代の名残りなど、様々なものが混在する姿は、インドの多文化と多民族を象徴する都市と言えるでしょう。
治安情報
コルカタの治安は、インドの大都市としては比較的良いのか、特に危険な感じはなく、割と居心地のいい街でした。
数年前に来た時は、サダルストリートでスリの子供が後をつけてきたものでしたが、今はもう、そこまで旅行者が集まる場所ではないので、旅行者狙いの犯罪も少なくなったようです。
デリーやバラナシと比較するとしつこい客引きや劇場型の詐欺もいないので、インド慣れしていない人にとって優しい街だと思います。
コルカタからブッタガヤ→バラナシ→アーグラ→デリーという風に、西へ向かうにつれ難易度が上がるので、いわばコルカタは、RPGの序盤の街。チュートリアルみたいな街です。
と言っても、あくまでインド内で比較した場合の話なので、旅行慣れしていない人からするとそう容易ではないでしょう。
とりあえず交通事故にお気を付けて。
コルカタの観光スポット
コルカタは大都市だけあって非常に大きいが、主な見どころは、フーグリー川の東側に固まっています。
移動も、南北を縦断するメトロが扱いやすく、これもインド初心者には優しいところ。
ヴィクトリア・メモリアル
インド皇帝ヴィクトリア女王を記念して作られた「ヴィクトリア・メモリアル」。
洋風建築ではあるものの、タージマハルをモデルに作られ、建材に使われている大理石は、はるか西のジョードプルから運ばれてきました。
内部は博物館で、美術品やコルカタの歴史についての展示品があります。
入場料500Rs
インド博物館
インド最古にしてアジア最大級といわれる「インド博物館」。
1814年オープン。インド各地の出土品や地質学的資料、植物標本など収蔵数は5万点以上。
余りにも展示数が膨大なので、少なくとも、見学時間は約2時間ほどをみておきましょう。
入場料500Rs
大きな荷物は無料のクロークで預けます。
カーリー女神寺院
山羊の首をはねる儀式でも有名な「カーリー女神寺院」。
寺院には長い行列ができていますが、これはカーリーの顔が描かれた黒い岩を見るために並んでいる人たち。
生贄を見学できる境内には並ばずに入場できます。
「靴を預けるのは有料」、「入口はこっちだ」
など、騙して金品を巻き上げようとする、邪悪なインド人が多くいるので注意。
入場は無料。
セントポールズ大聖堂
高さ60mの尖塔を持つゴシック式教会「セントポールズ大聖堂」。
ヴィクトリア・メモリアルの東側にあり、活気あふれるコルカタにおいて、静かな雰囲気漂う不思議な場所。
数年前に来た時は、全体的にくすんでいましたが、外壁が塗り替えられて綺麗になっていました。
大気汚染の影響でまたすぐに汚くなるでしょう。
以前までは無料でしたが、現在は10Rsかかります。
ナコーダ・マスジド
1926年に建てられた、コルカタ最大のモスク「ナゴーダ・マスジド」。
ムガル帝国皇帝アクバルの墓をモデルにして作られたとされています。
周囲は渋滞の激しい道の一角。
自動車やトゥクトゥク、荷車を引く人などが行き交う向こうに、このモスクが聳える姿はコルカタという街を象徴しているような光景。
ハウラーブリッジ
コルカタのランドマークともいえる「ハウラーブリッジ」。
コルカタとハウラー地区を結ぶ主要な交通ルートの一つで、毎日数十万台の車両や歩行者がこの橋を利用し、夕方のラッシュ時には超大渋滞を巻き起こしています。
約700mの巨大な鉄橋を歩いてみると、往来する車によって小刻みに揺れています。
有名な橋なので、映画にもよく登場する非常に象徴的なスポット。
歩いて渡るのもそうですが、渡河船から眺めるのもおすすめです。
マザーハウス
カトリックの聖人「マザー・テレサ」。
彼女が亡くなるまでの間、拠点として活動していた場所が「マザーハウス」。
こには彼女の埋葬された墓と生前使っていた部屋、軽い資料館が併設されています。
北に300m行ったところにある「Nirmala Shishu Bhavan (Missionaries Of Charity)」で申し込みをすれば、有名な「死を待つ人の家」などでのボランティア体験が可能。
無料で見学可能。私室は撮影禁止、マザー・テレサの墓は撮影可能です。
サダルストリート
昔から多くの旅行者が集まって来た宿街「サダルストリート」。
インド博物館のすぐ横の通りで、バックパッカー界隈では有名な場所でした。
ここ数年で市内各地にキレイで新しい宿がオープンしたため、少しずつ客足が遠のき始めています。
以前来た時は、通りに足を踏み入れるとスリの子供に後をつけられたのですが、今はもうそんな事もなくなりました。
良いことなんでしょうけど、少し寂しいものです。
世界的に有名なバックパッカーの聖地の一つ。
時代の流れに置いて行かれ、衰退していく様をその目で確かめてみては如何?
グルメ情報
コルカタのグルメといえば、ベンガル料理をはじめ、イスラム教徒が多いので肉料理、そしてチャイナタウンのインド中華など多種多様。
サダルストリート近くにあるベンガル料理店「Radhuni」のエビカレー。
チャイナタウン近くで見つけたイスラム系レストランの牛肉煮込み。
一皿50Rsと格安。
↓インド中華については下の記事から↓
宿情報
コルカタでの宿泊といえば、ホテルが多く集まるサダルストリートが定番でした。
しかしここ数年、モディ首相の観光推進の影響でか、市内各地に新しい宿がオープンし始めました。
かつて旅行客で賑わったサダルストリートも、今では寂しいものです。
これはコルカタに限らずバラナシなど他の観光都市でも同様で、設備の老朽化が目立つ古くからの宿街より、安くて綺麗なホテルの方に観光客は泊まりはじめているようです。
私が宿泊したのは、この「City Central Hostel」。
ドミトリー1泊500Rs=900円
※1Rs=1.8円
地下鉄駅まで700mほど。近くに人気のインド中華レストランあり。
宿の設備は、キッチンと浄水器付き水道、トイレも綺麗でホットシャワーも問題なく使用可能でした。
屋上に洗濯物を干す場所があります。
安くて新しいのでかなり人気が高く、日本人も多く宿泊していました。
おわり
インドでは20都市近く滞在しましたが、コルカタは大都市だけあって、インドにしてはインフラも整っているし、そこまで旅行者狙いの犯罪も多くない。
ベンガル料理やインド中華など食事の選択肢も多く割と居心地の良い街でした。
インド初心者にもおすすめの都市かと思います。