砂漠に鎮座する大城塞、ゴールデンシティのジャイサルメール城

こんにちわ、わらびです。

砂漠の中に現れるゴールデンシティ、ジャイサルメール。

キャメルサファリや砂漠の村などいろいろ見どころはありますが、中でも最大の見どころであるのが世界遺産のジャイサルメール城。

街の中心に聳える巨大な黄金郷には、今も人が住み城塞都市としての面影が残るラージャスターン最古の城塞となっています。

黄金のジャイサルメール城

人口7万人。世界一の人工を誇るインドにしては小規模な街のジャイサルメール。

まあ人口少ないと言っても自分の生まれ故郷よりは全然多いんですけどね。

この小さな街の中心には、その規模とは不釣り合いな黄色の砂岩で作られた巨大な城砦「ジャイサルメール城」が鎮座しています。

ジャイサルメールは今でこそインドの辺境の街という立ち位置ですが、かつてはエジプトやヨーロッパに続く交易路の経由地。

この東西交易の要衝に12世紀にラージプト族の氏族ジャイサルによってジャイサルメールは作られ中心には巨大な城砦も築かれました。

世界遺産に登録されているラージャスターン最古の大城塞であるものの現在でも3000人ほどが住み、古くから連綿と続く城塞都市の面影が残っています。

世界遺産「ラージャスターンの丘陵城塞群」の構成資産。

ラージャスターンの丘陵城塞群の記事
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観光の注意点

ジャイサルメールは日本人宿が何軒かあることから分かるように、日本人が多く訪れる観光地。

そしてインド人からすれば日本人はいいカモ。我々を騙すためにわざわざ日本語を覚えるインド人も珍しくはありません。

当然ジャイサルメール、特に城内のお土産屋さんには悪いインド人が沢山。

具体的にはボッタくりが多いので日本語で話しかけられてもあまり信用はしないように。

現地出会った日本人の中に2000円くらいで買えそうな服を十倍近い額で購入していた人もいました。

どうかお気をつけて下さいまし。

これ以上悪徳インド人を増長させないように。

ジャイサルメール城観光

ジャイサルメール城観光は東の城門から始まります。

城の入り口は城門は東の一カ所のみ。

なるほど、守りを固めるという意味では入り口が一カ所の方が良いんですね。

私が訪れた時、城門の前ではテレビの撮影が行われており、そのリポーターの足元で犬が突然おしっこをし始めたのが印象的でした。

入り口から城内までは多くのお土産屋が軒を連ねています。

ここら辺から積極的に声をかけてきたりなんか勝手にガイドをしはじめたりする人がいるのですが、そうですね悪いインド人なんですよね。

要注意。

城内の様子

ジャイサルメール城には入場無料。

内部には何ヵ所か入場料のある施設があるのですが、基本的に内部を歩くだけでも充分に楽しめます。

民家に掘られた美しい彫刻。

実はこれ非常に貴重なものでこれ以上作られることはないとされています。

これらはイスラム教に伝わる伝統技術で作られたもので、インドとパキスタンの分離によって職人が去ってしまい技術が失伝されてしまいました。

インドの街はどこも熱気が溢れんばかり活気があります。

しかしここでは、辺境の街らしくのんびりとした雰囲気が漂っています。

キャノン・ポイント&シティー・ビュー

お城の東端にある展望台「キャノン・ポイント&シティー・ビュー」。

その名の通り、かつて城を守るために使われていた砲台が現在は展望台となっています。

大砲に興味津々のインドチャイルド。

この子の親であろう人物は、景色の良いところでの自撮りに夢中でほったらかし。

しかしインド人の自撮りに掛ける情熱は凄いもので、危険な場所だろうとお構いなしで壁の際に笑顔で立っています。

ここからは、ジャイサルメールがゴールデンシティと呼ばれる所以の光景が広がっています。

その名の由来が砂漠が由来だったかと思いきや実は街の光景だったとは。

街の中心に聳える巨大の城塞をはじめ周囲に広がる建物すべてが黄色い砂岩で作られているのでゴールデンシティと呼ばれるに至った訳なんですね。

黄金郷というやつだ。

7つのジャイナ教寺院

ジャイサルメール城内の見どころである7つのジャイナ教寺院。

ヒンドゥー教徒の収める街でジャイナ教徒は異教徒であるものの、その経済力によって王の保護下にあり城内にも多くのジャイナ教徒が住んでいました。

  • 営業時間・8:00~14:00
  • 入場料・250Rs
    ※一部寺院は11:00からオープン

入り口が複数あり、ちょっと分かりにくい構造をしています。

入場の際には靴を脱いで入ります。端っこの方に寄せておかないとインド人に踏み荒らされてしまうので注意。

このジャイナ教寺院、彫刻が素晴らしい。

説明板内などが無いのでガイドでも雇わない限りは詳しいことは分かりません。

しかし、歴史的背景なんて知らずとも彫刻だけでも充分に見ごたえがあります。

天井のドームにあった彫刻は触れると折れてしまいそうな細かい作り。

花粉症の時の自分のような目をした彫像。

充血し白目が膨らんでいますね。

おわり

ゴールデンシティの巨大城塞ジャイサルメール城。

城の南側からは城壁を間近に見れる名もなきベストビュースポットもありますし、夜のライトアップも素晴らしい。

悪いインド人も確認されているので観光の際はお気を付けください。

これ以上、悪徳インド人を助長させてはならない。

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