【一日で行けるかな?】バダミからオーランガーバードまでローカルバスで大移動!

こんにちは、わらびです。

現在アルメニアにて絶賛花粉症に苦しんでいます。
つい3週間ほど前、パキスタンで「海外で花粉なんて飛んでないっしょ」と思い至り、日本から持ってきていた薬を捨ててしまったのが悔やまれます。

今回の記事ではバダミからオーランガーバードまで約500kmの距離をローカルバスのみで移動した時の記録になります。

こんなことする人なんてまずいないと思いますが、一応参考までに。

アウランガーバードまで大移動!

バダミの次の目的地はオーランガーバード。

アジャンターとエローラ、ふたつの石窟寺院の起点となる街です。

さて、バダミからアウランガーバードへ向かう場合、ヴィジャープルかショーラープルまで行きそこから夜行バスに乗るのが一般的なようです。

ですが、私は夜行バスが正直好きではない。乗り心地云々ではなく、夜明け前の早すぎる時間帯に到着したりホテルのチェックインまで時間をつぶすのが面倒なので可能な限り夜行バスは使いたくない。

人間ちゃんとベッドで寝るのが一番なのである。

という訳で、行けるか分かりませんが500kmちょっとの距離をローカルバスを乗り継いで行くことにしました。

バダミからケルール

朝8時半、行動開始。

何時間かかるか分からないので7時くらいには出る予定でしたがベッドでもぞもぞしていたらこんな時間になってしまいました。

まずは、近くの大きな街ヴィジャープルを目指します。直通バスは無いのでひと先ず「ケルール(kerur)」という街まで行きそこで乗り換えます。

ケルールまでは30分、料金28ルピー

ケルール行きのバスは青い車体で、プラットフォームではなく敷地内の端っこに停まっていました。

バスには学校へ向かう学生たちが多く乗り込んでいました。土曜日だというのに大変だなと。

私のような人間にならないようにしっかり勉強するんだぞ。

ケルールからビジャープル

ケルールに着いたら同じバススタンド内でヴィジャープル行きのバスに乗り換えます。

いかにも「インドのローカルバス」という雰囲気のバスに乗り100km以上離れた街を目指します

聞いた話では、ローカルバス以外にもエアコン付きの大型バスも出ているそうです。値段は結構高め。

ここで、悪いインド人に誘導され高めのバスに乗せられそうになりましたが、善良なインド人がローカルバスへと導いてくれました。

約2時間、121ルピー

運転席の横に座らせていただきました。

ひびの入ったフロントガラス越しに景色を楽しみながら次の街へ。

ヴィジャープル新バススタンドへ移動

バスが到着するのは、「Vijayapura Bus Stand」という場所。

そして、ショーラープル行きのバスが出ているのはそこから3km離れた「Satelite Bus Stand(新バススタンド)」から。

ショラープルへ行きたい旨を伝えると新バススタンド行きのバスを教えてもらえます。赤い車体に緑の字で「nurm」と書かれているのがそうです。

15分、10ルピー

ショーラープルへ

新バススタンドに着いたら次はショーラープルへと移動します。だいたいここまでで4時間くらい。

プラットホームには英語で行き先が書いてるので安心と思いきや、

バスには現地の言葉とヒンドゥー語らしき言語でしか書かれていないので結局わかりません。

約2時間、150ルピー

さあここでお昼ご飯、長距離移動のお供OREOのパチモン「Dark Fantasy

3パック入りで80ルピー

味はOREOと大差ありませんが、パチモンゆえなのか袋が途中でぐにゃーっとなって開けにくい仕様になっています。

たいていこれで中が砕けます。やっぱパチモンだわ。

ビードへ

ショーラープルのバススタンドからは「Beed(ビード)」という街への中型バスが出ています。

大分埃っぽいが座り心地は良く冷房付き。途中トイレ休憩一回あり。

4時間半、415ルピー。チケットは車内で購入します。

ここからとうとうチケットの表記がヒンドゥー語の数字になり、乗務員にも英語が通じなくなります。

415ルピーに対し、あとでお釣りを渡しやすいようにと500ルピーとさらに20ルピー紙幣を要求されました。降車時にお釣りを貰いに行ったらギャーギャー喚きたてるだけで何を言っているのか分からない。

結局お釣りは帰って来ないどころか、余分に払った20ルピーも合わせ105ルピーの損失。

非常に腹が立ったけど時間もあまりないので先を急ぐしかありませんでした。

中距離バスは停車箇所も多くあまりスピードを出さないので、ショーラープルからは、オスマナバードかヤーマラまでローカルバスに乗り、そこからビードを目指した方が早いかもしれません。

終点、オーランガーバード

ビードに着いたらあとはもう乗り換えはありません。別のローカルバスに乗り換え最終目的地オーランガーバードへ。

2時間、200ルピー

乗り込んで少し驚きだったのが車内のシートがボロボロ、私の座った席に関しては背もたれ自体がへし折れていました。

なぜこんな有様なのか、それはバスが走り出してすぐに分かりました。

猛スピードで走るバス、道が悪いのか凄い音を立てて軋む、そして急ブレーキをかけた拍子に席に叩きつけられる乗客たち…

なるほど、これがシートがボロボロになる原因のようです。

前に座っていた女性は目の前の手すりに頭を打ち付けていました。

危険な反面120kmの距離を2時間ほどで到着しました。

到着場所は街の東側にある「cidco bus stand」ですが、同じバスに追加で15ルピー支払うとセントラルバスターミナルまで乗ることが出来ます。

バダミからオーランガーバードまでのローカルバス移動まとめ

なんの確証も下調べもせずローカルバスだけを乗り継ぎバダミからオーランガーバードまで行きましたが、意外と余裕で何とかなりました。

州にもよりますが100kmくらいまでの距離であればローカルバス一本で移動できるみたいです。

朝の8:30バダミを出発し、夜の21:30オーランガーバード到着。

バススタンドでの待ち時間含め13時間、合計料金939ルピー(1500円)。

ヴィジャープル以外では到着したバススタンド内で乗り換えになり、どのバスも頻発しているので待ち時間は長くても20分ほどでした。

支払いに関しては全てバス内での徴収。お釣りを貰えないこともあるので細かい紙幣を多めに用意しておくことをお勧めします。

バダミ → ケルール30分28ルピー
ケルール → ヴィジャープル2時間121ルピー
バススタンド移動15分10ルピー
ヴィジャープル → ショーラープル 2時間150ルピー
ショーラープル → ビード4時間半415ルピー
ビード → オーランガーバード2時間200ルピー

夜行バスが嫌いという人がいたら参考にしてみてください。

おまけ、オーランガーバードで泊まったホテル

オーランガーバードにはその日の内に到着できる保証もなかったのでホテルも予約していませんでした。一応何軒か当たりを付けていましたが、どれもことごとく空きが無いか高い値段を吹っ掛けられる。

夜10時過ぎで疲れていて面倒だったので、多少値段は張るが快適そうなホテルが集まる駅前でホテルを探すことにしました。

そして一件目に入ったのがこの「Hotel Pariwar

1泊当たり1500ルピーだけど、3泊するなら1000ルピーで良いと言われ、尚且つシングルは空いていないので同じ値段で一番良い部屋に泊まらせてもらいました。

ちなみに、私から一切値下げ交渉などはしていません。

ホスピタリティ精神溢れるオーナーさんには感謝しかありません。

部屋は綺麗で新しめ、すごく快適。

通りの向かい側には夜遅くまでやっているレストランもあります。

とにかくオーナーが善良な人なので安心して滞在ができます。

オーランガーバードに足を運んだ際は是非。

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