バダミ観光と言えばココ!南インド最古のバダミ石窟寺院

こんにちは。わらびです。

ここ数日、パジャマ姿のまま1日中過ごしています。買い物に行ったら笑われたので次からは外出時はさすがに着替えます。

今回の記事は、バダミ観光では一番の見どころとなるバダミ石窟寺院の紹介です。

一番の見どころと言っても、バダミではここくらいしか観光する場所無いんですけどね。

バダミ石窟寺院とは?

バダミの大きな見どころのひとつである「バダミ石窟寺院」。

バダミは今でこそ小さな田舎町ですが、6~8世紀には大きな支配域を持つチャールキヤ朝の首都が置かれた場所で、その時期に造られたのがバダミ石窟寺院になります。

この石窟寺院は南インドのヒンドゥー窟としては最古のもので、第1~3までがヒンドゥー窟、第4窟がジャイナ窟となっています。

ちなみに石窟寺院と言うのは、岩場を掘削して作る寺院のことで、通常の石造りの寺院とは異なり継ぎ目が一切ありません。

本当にただひたすらに削りその形に仕上げる巨大な彫刻です。

アクセス・入場料

石窟寺院は街の中心からは約1km離れています。わざわざリキシャを使うほどの距離でもなく徒歩で15分くらいです。

道順も特に説明するほど複雑ではなく、大通りをバスターミナルを背に500mほど進み、市場のある通りを曲がり歩いていくと到着します。

途中住宅街を通ったりしますが、石窟寺院のある岩山は遠くからでも見えるので赤茶色の岩山を目指して歩くと迷いません。

入場料は300ルピー

観光開始

目の前には巨大な岩山と岩肌に掘られた石窟が。

ここの石窟寺院は第1~4まであり、そこまで規模は大きくないので約1時間ほどあれば充分に見て周れます。

南インドは日差しがきつく年中暑いですが、石窟内は涼しい上に太陽に晒されることが無いので軟弱な方でも体力の消耗を抑えながら楽に観光できるナイスなスポットです。

入場料を払い他の観光客にイタズラするサルを眺めながら観光開始です。

第1石窟

階段を登って最初の石窟へ

ここは6世紀後半に掘られ、バダミでは一番最初に掘られたシヴァ寺院になります。

入り口では18本の腕を持つシヴァ像がお出迎え。数えてる途中で分からなくなってしまうかもしれませんがしっかりと18本あります。

寺院の中の様子。

これがひたすらに彫り続けて作られたというから驚きです。

柱や壁の至る所に細かい彫刻が彫られていますが、失敗した時のリカバリー方法などはあるのでしょうか?

現場監督や責任者に失敗の報告するのがものすごく気まずそうです。

まあ、私だったら報告せずにそのままにして、もしバレてもしらばっくれるでしょうね。

確たる証拠がない以上は基本的にバレないので、「これはバレない!」という時は是非試してみてください。社会において生真面目さとは必ずしもプラスになるとは限らないのです。

処世術講座おわり。

第2石窟

第2窟へ向かう途中にはサルたちが待ち構えています。

観光客がみんなエサを与えていくため、午後くらいともなるあまりイタズラしなくなるみたいです。

徐々に高くなってきて、反対側を見渡すと大きな貯水池が、その向こうの岩山の上にも何やら寺院が見えます。

第2窟はヴィシュヌ神を祀った寺院になります。

入り口付近には猪頭の怪物が彫られています。

一瞬鬼滅の刃の嘴伊之助かと思いましたが、これはヴィシュヌ神の化身の「ヴァラハ」というそうです。

第2窟は規模も一番小さく、入り口の両脇にある彫刻をのぞけば特に何もありませんでした。わずか5分で見終わります。

さあ、次です。

第3石窟

第3窟は6本の列柱に入り口を支えられていて、一番大きい石窟になります。

この第3窟は一番大きいだけあってか彫刻も素晴らしいものばかり。

ここだけ気合の入りようが違います。

ここでインドあるある、写真を撮ってと要求してくるインド人に遭遇しました。

しかも今回は親子連れ。

うーむ、汚れ無き眼で見つめてくる子供がいる手前これは断りづらい。

ですが、写真送ってとか言われ断るのも面倒なので心を鬼にして断固拒否。それでも引き下がらず写真を撮ってと要求してくるので仕方がないので一枚だけ撮ってあげました。

だけども、面倒くさいから絶対に送ってやらないぞ!

さてこの親子連れ、いつものインド人とは一味違いました。たいていはこの後図々しくも写真を送れと要求してくるのですが、撮ってもらったらそれで満足し一礼して立ち去っていきました。

なんて潔いんだ…

これには面倒くさいだなんだと考え勝手に被害妄想をしていた自分がとても恥ずかしい。己が高慢さをただ恥じるばかりです。

善きインド人たちに幸あれ。

第4石窟

さあここで最後、第4窟はこの石窟寺院では唯一のジャイナ教寺院になります。

内部には「ティールタンカラ」と呼ばれるジャイナ教の祖師が彫られています。

中に入るとさっそく裸の石像がお出迎え、おそらくこれがティールタンカラの像。

どことは言いませんが、多くの人が触っていく場所は黒く変色しています。

今は変色する程度ですが、何十年後、数百年後には擦り切れて無くなっているのでしょう。

雨だれ石を穿つ、ならぬ

人の手ソコを擦る

手をカタカナの「チ」に、ソを「ン」に見立てたセンスあふれる一文です。

ただいま酔いながらキーボードを叩いているのでこのように品のない文章となっております。

第4窟内には裸の像ばかり、不殺を貫くジャイナ教では敬虔な信者ともなると基本的に全裸になるそうです。

丸出しの像に囲まれるのもなんだか居心地が悪いのでこれにて石窟寺院観光はお終い。

基本情報

名前バダミ石窟寺院
場所Badami, Karnataka 587201 インド
営業時間9:00~17:30
料金300ルピー

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