世界遺産のエローラ石窟群観光【アクセス方法、見どころ紹介】

インド

こんばんは。わらびです。

定期的に記事の冒頭部分で言っていたイランビザが本日とうとう取得できました。待ちに待ったイランビザでありますが、何でしょう…、思いのほかテンションが上がっていません。

自分の冷静さに驚きを隠せません。

それはそうと、今回紹介するのはアジャンターに引き続き訪れた2カ所目のエローラ石窟群

「エローラ」と「石窟群(せっくつぐん)」というふたつの単語からなり、思春期の男子中学生諸君がざわめき立ちそうなネーミングをしていますが、インドでも指折りの観光地です。

素面なのに初っ端から変な事を言っていますがご了承くださいm(_ _”m)

インドの至宝エローラ石窟群

エローラ石窟群」は、5~10世紀にかけて作られた石窟寺院群です。

なんと言ってもその特徴は、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教の石窟が並んで存在しているという事で、これは世界でも他に例を見ないことなんだそうです。

他の宗教の寺院を改修して使いまわすことはありますが、ここエローラでは特にインドにおける宗教の寛容性が伺えます。

アジャンター石窟群のように貴重な仏教画が残されている訳ではありませんが、ここではとにかくその規模に圧倒されるばかり、第16窟の寺院は世界一巨大な彫刻としても有名です。

ぶっちゃけ宗教の寛容性だとか他に例が無いだとかは良いんです。予備知識なしでも見るだけで単純に楽しめる。コレは普段何も考えないで生きている私のような人間にはありがたいことであります。

エローラ石窟群として世界遺産に登録されています。

エローラへの行き方と帰り方・入場料

エローラへのバスが出ているのは「Central Bus Stand」から。

エローラへ行くには基本的にローカルバス一択になると思います。一応アジャンター同様にMSRTC催行のツアーバスもあり11番のプラットホームから出ています。

日中は30分に1本くらいの頻度で出ています。

相も変わらずボロボロのバス。

料金は45ルピーで片道50分ほど

入場料

エローラの入場料は600ルピー

インドの世界遺産は基本的に一律600ルピーです。タージマハルのような例外もありますが。

料金を払うとレシートと青いトークンを渡されます。

渡された青いトークンは入場ゲートでピッとやります。自分でやろうとしましたが係の人が奪い取って代わりにやってくれました。

帰り道はシェアリキシャも使えます

エローラからの帰り道はバスの時間が合わない場合もあるかと思います。

そんな時は他の乗客とリキシャ―をシェアして帰るという方法もあります。人数が3,4人集まったら出発し一人当たり60~70ルピーです。

アウランガーバードでの到着場所はバススタンドかその近くの大通り沿いになります。

エローラの見どころ

エローラには全部で34の石窟があります。

第1~12までは仏教窟、13~29までがヒンドゥー窟、残りの34までがジャイナ教窟になっています。

未完成窟もありますが、アジャンターよりも規模が大きいため観光にはかなりの時間が必要になります。

主要な石窟に絞っても約3時間、全部見るとなると大体5時間ほど必要になります。

仏教窟(1~12)

さあてと、エローラ石窟群の観光開始です。

入場してさっそく正面には最大の見どころである16窟のカイラーサナータ寺院寺院が見えます。

…が、ここはぐっと気持ちを抑え第1窟から見ていきましょう。

入場してから右へ500mほど歩いていくと仏教窟へ到着します。

この仏教窟は7~8世紀に作られた石窟群で、インドで仏教が衰退していた時期に作られたんだそう。

衰退期に作られただけあってかアジャンターのような華やかさはありません。

ですが石窟の回廊には多くの仏像が彫られ見るものを圧倒します。

柱には彫られかけの彫刻、このように作られたんですね。

第4窟

第4窟は未完成窟ですが、実はエローラで最大の広さを誇る石窟。

幅18m奥行36m。

東京ドーム0.08個分の広さに相当します(適当)

広いだけで彫刻はあまり無いようです。

第10窟

ここは他とは違い仏塔を祀るために作られたチャイティア窟でエローラでは唯一の石窟です。

仏像が安置された四角い石窟を「ヴィハーラ」と呼び、この10窟のような仏塔がある丸い石窟を「チャイティア」といいます。

未だ現役のようで地元の人たちがお祈りしていました。

途中で社会見学の子供たちが大量に流れ込んできて石窟内は大賑わい。引率の先生がとても焦っていたのが印象に残っています。

子供たちが元気なのは良いことではありますが少し慎みも覚えるべきかと。

それと、東アジア人が珍しかったのかみんな必ず自分の前で立ち止まるんですよね。それで渋滞になって入り口付近がわちゃわちゃになってね。

特に悪いことはしていないんですが、引率の先生方あの時は仕事を増やしてごめんなさい。

第11・12窟

第11と12窟は三階建ての集合住宅のような石窟です。

各階には何本も柱が立ち並ぶ光景が広がっています。

途中インド人たちを挟みます。

それにしても右のお兄さん、新聞柄のシャツがオシャレです。

もし私が着たら、新聞紙を羽織る見ずぼらしい貧乏人になってしまいます。

外周部や柱に掘られた彫刻も素晴らしいの一言。

第11・12窟はかなり広く3階建て、つまりは6窟分あるといっても過言ではありません。

このふたつだけでも1時間近くかかります。

ヒンドゥー教窟(13~29)

13~29窟まではヒンドゥー教の石窟群。6~9世紀にに作られました。

仏教窟は僧たちの修行場として作られたのに対し、ヒンドゥー教窟は神々を祀るために作られたので彫刻がダイナミックになっています。

↑がヒンドゥー教窟の彫刻
↓が仏教窟の彫刻

比べてみると確かにヒンドゥー教窟の方が陰影がしっかりしていて細部まで作りこまれているのが分かります。

1窟から徐々に彫刻が綿密になっていくその様は、まるで仮面ライダーの主役に抜擢された若手俳優が最初は演技が棒読みだったけど回を重ねるごとに上達していく感じに似ています。

第16窟・カイラーサナータ寺院

この第16窟カイラーサナータ寺院はエローラで最大の石窟で、何より世界一大きな彫刻になります。

一見すると他の石窟とは違い普通の石造りの寺院に見えますが、これは巨大な岩山を100年かけて削り寺院の形に仕上げたというとんでもない代物、人類史においてこのエローラのみ。

これにはさすがのミケランジェロもびっくり仰天。

8世紀の中ごろに工事が開始され推定20万トンの石が削り出されたとされています。

どっかの国には着工から100年経っても全然完成しないナントカファミリアもありますが、それより1000年以上前にこれほどの規模の寺院を作り上げた文明もあったのでした。

少しは見習うべきかと。

ヒンドゥー教の寺院なので内部にはシヴァ神のリンガも祀られています。

一応この中も石窟ということになるのでしょうか?

ちょっとスケールが大きすぎて判断に困ってしまいますね。

で、なんといってもここの凄いところは外に掘られた彫刻の数々。そもそも寺院自体も彫刻なのにその表面にも大量の彫刻があります。

中には神話の一場面を描いている彫刻もあるので探してみてください。

石窟の回廊部分にも彫刻がビッシリ、本当に凄いとしか言えません。

寺院の下の方にはずらりと並ぶゾウの彫刻たち。彼らがこの寺院を支えているという事らしいです。

ゾウの首には重さでしわができているところまで再現されています。私はもう30を超えたおっさんなのでこの像と同じくそろそろ首回りがこんな感じになるのでしょう。

像との違いは何も背負っていないという点ですかね。

最後に寺院脇の小道から岩山の上に向かいます。

上からカイラーサナータ寺院を見ると1000年前のインド人が成し遂げた大偉業を伺い知ることが出来ます。

もともとはこの中に埋まっていたのを100年かけてこつこつ削り出して今の形に仕上げたというのですから凄いとしか言いようがありません。

ほんと、ビックリするくらい凄いという感想しか出てきませんね。スゴイ!

とにかくここには見どころが多く一通り見るだけでも1時間ほどかかってしまいます。

第29窟

ヒンドゥー教窟としては最後となる第29窟。

ここはカイラーサナータ寺院に次ぐ規模の石窟で、内部には巨大な彫刻が彫られています。

巨大な柱が何本も立ち並ぶ石窟の中央には周囲を石造に囲まれた本殿が置かれています。

この石窟は他の石窟とは違い複数の方向からくり抜いて作られているので風通しも良くて涼しく、尚且つ明るいので写真も撮りやすいという素晴らしい出来栄え。

未だに暗所でのカメラの設定方法が分からないのでこれは非常に有難い。まあおそらくこの先も覚えることはないでしょう。

ジャイナ教窟(30~34)

いよいよ最後、ジャイナ教窟になります。

9世紀にこの地を治めた君主がジャイナ教を保護したため5つの石窟が作られました。

ここは他の窟からは1kmほど離れていて歩いても行けますが電動カートもあるのでそちらを利用するのが無難です。

ちなみに一回の利用で30ルピーかかります。

電動カートは入場口前から29窟かジャイナ教窟までの2か所を行き来しているので乗る前に行き先の確認が必須。

エローラ観光の締めくくりここに来るまで400枚近く写真を撮りカメラの電池残量もわずか。さらに炎天下の中4時間以上に渡り観光してきたので体力の方も残りわずか。

ジャイナ教窟に関してはほとんどの記憶がありません。

記憶と記録に残っているのは一部のみ、何故かこのカリフラワーのような彫刻だけはしっかりと覚えています。

気になるという方はエローラに足を運んで是非確認してください。

以上でエローラ石窟群観光はお終いです。

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