インド旅行の新常識「ローカルバス」という移動手段、予約不要で超自由!【メリットとデメリットを実体験をもとに解説】

インド

こんにちわ、わらびです。

従来のインド旅行の移動方法といえば、列車か民間の運営する長距離バスでした。

ですが私はここに、ローカルバスという新たな手段を提唱したい

格安で面倒な事前予約は必要無し、政府が運営しているのでぼったくりの心配もなし。

あら不思議?

いいことずくめなのに何で誰も使わないの?

てな訳で今回は、インド政府公認の自称ローカルバスマイスターの私が、インドのローカルバスの「メリット」と「デメリット」を私情交じりで淡々と紹介していきます。

インド旅行の新常識「ローカルバス」

インド旅行での移動手段の常といえば、鉄道か民間が運営する長距離バスでした。

事実私も2週間ほどは従来の方法で移動していましたが、列車も長距離バスもいかんせん予約するのが心底面倒、途中からは予約不要のローカルバスに切り替えました。

長距離の移動方としては用いる旅行者がほとんどいないのか、情報は殆どありませんが、インド国内を最も広くカバーしている交通手段なので乗り継ぎさえすればどこにでも行くことが出来ます。

何やかんやでこれが一番楽。

青森県のような超田舎の地域では走ってないこともあるので、そもそもローカルバスとは何ぞや?

と、思う人もいるかもしれません。

分からなかったら近くのインド人に聞いてみてね。

バスの種類と運行形態

インド国内を最も手広くカバーしてるローカルバス。

ネットにもガイドブックにも載ってない超ニッチなローカルバスもあり、現状その実態をすべてを把握しきることは不可能。しかしながら、おそらくインド国内のほぼすべての地域を網羅しているので使いこなせれば超便利。

電波は無くてもバスはある、なんて地域もあるかもしれませんね。

インドのローカルバスは基本的に州政府によって運営され、バスの種類と運行形態もいくつかあるので紹介していきます。

普通のローカルバス

まず、「インドのローカルバス」といえばこのようなのを想像するかと思います。実際このタイプのバスがほとんどでインド人の最も一般的な移動方法。

いくつかあるバスの中でも値段も一番安いのがこのタイプになります。

ビックリするくらいボロボロだったり、擬人化するとおそらくゾンビになってしまうようなバスもありますが、しっかり走るのでご心配なく。

足腰はしっかりとしたゾンビです。

大型バス

ローカルバスにあるまじきその風貌、ローカルバス界の反逆者との呼び声高い大型バス。あまり多くはありませんが、このタイプは大型都市同士を直接行き来する路線に多くあります。

4列シートで快適ですが、その分料金はおんぼろバスの2倍ほどします。高いのであまり使う人はおらず満席になることもほとんどありません。

予約不要で車内での支払いになります。

夜行バス

インドの夜行バスといえば州をまたいで移動することも多く民間のバス会社がほとんどです。

ですが、実は州政府の運行している夜行バスも少なからず存在します。

実際にハイデラバード⇒ホサペット間の移動で使用しました。

そもそもローカルバスに分類して良いのか不明ですが、一応州政府が運行しているということでこういうのもありますよって紹介しておきます。

民間のバス会社よりも少し安く事前予約が必要。

1日に移動できる限界距離

ローカルバスを使う時に知っておきたい1日に移動できる距離の限界。

旅程を立てる際はこれを目安にしておきたい所です。

まず、バスの運行形態は主に2つ。

  • 都市間を直接結ぶダイレクト便
  • 途中の街を経由して行く経由便

当然ダイレクト便の方が圧倒的に早く、100kmの距離を2時間、経由便なら3時間といったところです。ダイレクト便はそこまで多くないので、基本的に経由便がほとんどになると思います。

そして、バス1本でできる移動距離はおおむね100km前後、この距離内に位置する大きめの街であれば乗り換えなしで行くことが出来ます。

私の実体験をもとに、乗り換えの待ち時間なども加味して計算してみても、ローカルバスだけで1日に移動できる距離は500kmが限界です。

ちなみにバス1本の最長移動距離はジョードプルジャイサルメールの250kmでした。

出発のタイミング

ローカルバスの出発のタイミングですが、基本的には定時運行になります。

時間が来たら出発するという感じで、定員が埋まるまで待つことはありません。

数多のローカルバス乗りこなしてきましたが、インドは人口が多くどの便も頻発しているので1時間以上待たされたことはありません。

支払方法

バス料金の支払いは、ほとんどがバス内での支払いになります。

近年急速にキャッシュレス化の進むインドですが、支払いは現金払いのみで乗務員が料金の徴収にやってきます。

ごくまれにバスターミナル内のカウンターで支払う場合もあるので注意。

ローカルバスのメリット、使い方のコツ

あまり長距離移動では使われてこなかったローカルバス。

情報が少なく、仮にあっても「座席が狭い」だの「キツイ」だのといったマイナス要素の感想が目立ちます。

グダグダうるせーデブ、文句言う前に走って痩せて体力付けろ

と常々思うんですが、まあ確かに多少泥くさい移動方なのは否めません。

ですがそれを補って余りあるメリットがあるんです。それとちょっとしたコツも伝授します。

とにかく安い

ローカルバス最大のメリットといえばとにかくその安さ。

移動方法としてはこれが最安値、節約しながら旅行を続ける人たちにとってこれは正義といっても過言なのではないでしょうか?

州やバスのグレードによって値段は変わりますが、だいたい100kmで100ルピーほどが目安になります。

予約の必要が無い

列車もバスも事前予約の必要があり、列車は人気の便によって1週間先でも満席なんてこともありますよね?

ですがローカルバスは予約の必要なし。事前に駅に行って時間をかけてチケットを予約なんて面倒も必要もありません。

何やかんやで極稀に予約が必要なバスもあるので注意。

時間に縛られない

ローカルバスはとにかく本数がかなり多いので、時間に縛られずに済むというのが大きな利点。

列車や長距離バスは変な時間に出発したり、待ち時間が長かったりと時間に大きな制約がありますが、インドは人口も半端じゃなく多いし都市間の人の移動も半端ない。

だいたい30分~1時間に1本くらいの間隔でバスが出発しています。

とりあえず、バスターミナルに行ってバスを探して乗り込む、たまにちょっと待つくらい。

時間に縛られず好きな時に移動できる、これは実質自家用車といっても過言ではありません!……?

バスターミナルが街の中心にある

インドのローカルバスのターミナルは基本的に街の中心にあるので、アクセスが非常に簡単。

バスターミナル周辺にはホテルも多く集まっているので大きな荷物があっても問題なし。

逆に旅行会社のバスは、チケット売り場がターミナル周辺にあっても発着場所が街の郊外にあるのがほとんど。バス代+郊外までのリキシャ代でローカルバスの3倍ほどの値段がかかります。

ましてや鉄道駅なんて論外!

駅前に待ち構える悪いインド人たちによって幾人もの旅行者が犠牲になってきました。

乗り継ぎの利便性

これはローカルバスならではの利点で、自分も旅行していて特に便利だと感じたのが乗り継ぎの利便性。

直行便が無くても複数の街を経由することで目的地に容易に到達することが出来ます。

ほぼすべての街にローカルバスは通っているので、理論上乗り継ぎで行けない場所はない…、はず!

例えば実例を紹介しますと、バダミからアウランガバードまで行く場合、距離は500kmで、直行便は無くショーラプルで夜行バスに乗り換え翌朝到着というのが一般的。早朝の変な時間に到着するし待ち時間も長くできれば避けたいもの。

ローカルバスであれば複数の街を経由し、半日ほどで到着可能。朝9時に出れば夜の9時には到着できます。

ほぼすべての街を網羅しているのでとにかく自由に旅行ができます。場合によっては列車、長距離バスよりもはるかに早く着ける意外な尖兵。

荷物が汚れない

これ結構重要。

一番荷物が汚れなそうなイメージがありますが、実は一番汚れないのがローカルバスでした。

インドのローカルバスでは、バスの下部に荷物収容スペースは無いので、車内の網棚に収容することになります。ちょっと狭いですが実は一番荷物を汚さす運ぶことのできる方法がコレ。

大型バスの収容スペースは砂が溜まっていたり、他の乗客の荷物の汚れが付着したり、隙間だらけで砂が入り込んでくるなど場合によっては結構悲惨なことになります。

ですがここならそんな心配なし。

ボッタくり被害の心配なし

インドでよくあるボッタくり。

あの手この手で旅行者を騙し暴利をむさぼるインドの癌。旅行会社が詐欺と組んでいるという話もよく聞きます。

旅行者が良く使う民間の長距離バス会社でも2倍3倍の値段を吹っ掛けてきます。

ですが、ローカルバスは州政府の運営するバスですのでぼったくり被害に遭う心配は御無用!

まあ全く合わないとも言い切れませんが、少なくとも自分は何十回と乗って一度も遭うことはありませんでした。

長距離移動のテクニック

ローカルバス素人の方からすると、長距離移動するにしても直行便が無い場合

どういう風に経由する街を選べばいいの?

と思うかもしれません。私もビギナーであれば同じ疑問を抱きます。

なので教えます。

  1. 地図を見て目的地までの幹線道路の伸び方を確認
  2. 現在地から100km圏内の少し大きめ街を目安にして行き方を聞く

以上、あとはこれを目的地まで繰り返すだけ。非常に簡単。

目的地が大都市や州都レベルの大きさの場合は2、300kmくらい離れていても直接行き方を聞いても問題ありませんが、小規模な都市だと、地元の人でもどうやって行くか分からない場合があるので注意。

私はこの方法を「刻み」と呼んでいます。

インド州政府ローカルバス委員会では「中飛び」や「都市跨ぎ」という呼び方も推奨しているのでお好きな呼び方で是非。

行き先の尋ね方

インドのローカルバスにありがちな「誰に聞いてもどのプラットフォームからバスが出発するのか分からない」問題。このような情報をちょいちょい見かけますが、これは単に、利用者がおバカだったというのが大半です。

ターミナル内には、ちゃんと制服を着た係員か窓口の人がいるので、その人達に聞きましょう。

何十カ所も行き先はあるので、周囲の利用者に聞いても分からないのは当然です。

私は毎回係員に行き先を確認していましたが、少なくともプラットフォームが分からないなんて事は1度もありませんでした。

デメリット

安いし面倒な予約も必要なし、乗れば宝くじが当選しモテモテになれる。

そんな素晴らしいローカルバスですが、当然良いことばかりではありません。メリットがあればデメリットもあります。

ローカルバスを偏愛するあまり変な妄想も混じっていますが、しっかりとデメリットも書き連ねていきます。

席が狭くシートが固い

一番のデメリットといえばとにかく席が狭い。あとシートが固い

インドのローカルバスは2×2、もしくは2×3のシートが主流、狭い上にシートも堅いので人によっては大分窮屈かと思います。

車内はキツキツでちょっと臭いがするインド人たちと押しくらまんじゅう、これはキツイ。

私は軍人に匹敵する体力を有し鼻炎で鼻も詰まっているので特に苦にはなりませんでした。

危険

バスによっては走る道が道が悪くてもかなり飛ばすし急ブレーキを踏むということもしばしば。

冗談抜きで大怪我することもあります。

そういったバスは座席が完全に破損していたり車内がボロボロになっていることが多いので、もしそのようなバスに乗り込んだ場合は、頭を打ち付けないように前の座席をしっかりと掴むなどして身を守る対策を講じましょう。

時間がかかる(場合による)

これに関しては場合にもよるしむしろメリットな場合があるのですが、ローカルバスなので時間がかるという事。

途中いくつか街を経由したり、客の乗り降りもあるので時間を食うことも多々ありますが、その分かなり飛ばすので、場合によっては旅行会社の長距離バスよりも早いことがあります。

一応デメリットとしてあげましたが、実はあまり変わらないというのが現状です。

席に座れないこともある

これもローカルバスあるある。

あっという間に満席になってしまうので、立って乗ることがしばしばあります。

常に始発から乗っていたので最初は座っていましたが、あとから乗り込んでくるお年寄りに席を譲っていたので、最終的には立って乗っていました。

知らない子供が足の間でくつろぎ始めることもありますがそこはご愛嬌、何故ならそれがインド。

お釣りが無い場合がある

ローカルバスの支払いはすべて現金払い。

お釣りが無い場合は当然もらえませんが、その場合はチケットの裏にお釣りの額を書いておき降車時に貰うというのが一般的。

ですが、それでも無い場合は貰えないので注意。

乗る前に予め細かいお金をある程度用意しておきましょう。

おわり

もっとも自由度が高く最強の移動方法ローカルバス。

安くて自由なだけではなく、意識高い系トラベラーの皆さんが大好きなディープな旅(笑)とかそんなのができるんではないでしょうか?

おそらくこの移動方が主流になるということは無いのでしょうが、進む円安、インドの物価高騰、少しでも節約しながら旅行したいという方には是非お勧めの方法です。

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