こんにちわ。わらびです。
コルカタのグルメといえば、魚を使ったベンガル料理や肉を使ったムスリム料理。
そして、意外と知られていない「インド中華」というものもあります。
今回は、コルカタのインド中華とおすすめのレストランについて紹介していきます。
インド中華とは?
皆さんは「インド中華」という料理をご存知だろうか?
インド料理なのか中華料理なのか、分かりにくい名前をしていますが、これはインドで独自に発展した中華料理のことを指します。
そして、その原点とされるのがコルカタなのである。
屋台料理の定番である「チョウミン」や「マンチュリアン」なども、実はこのインド中華。
意外と知らず知らずの内に口にする機会も多く、ちゃっかり市民の食生活にも浸透しています。
コルカタには小規模ながらもチャイナタウンもあり、彼らの経営するレストランは人気となっています。
インド中華は、コルカタに来たら是非とも食べたい郷土料理と言っても過言ではない、
…のかな?
断言できる自信ねえや。
コルカタで中華を食べるならチャイナタウンへ!
実は、コルカタにはインドで唯一のチャイナタウンが存在します。
地下鉄Central駅の西側、「ティレッタ地区」がそう。
中華街といっても、横浜のように「◯◯楼」とか書かれた巨大な看板や、赤い提灯が大量にぶら下がっているわけではありません。
凄いひっそりと、どことなくそれっぽい雰囲気の輸入品店や中華料理店がポツポツとある程度。
一応、朝市では屋台が出るそうですが、私が訪れたときはありませんでした…
そうなんです!
コルカタのチャイナタウンは、現在衰退の一途をたどり、「消えゆく街」とまで言われるほど。同じく衰退の一途を辿る青森県民として親近感を覚えます。
チャイナタウンの歴史は、18世紀に移住してきた華僑商人たちが、東インド会社の許可を得て砂糖産業を興したのが始まりとされています。
その後、インド人から忌避されていた革産業を開始し、最盛期は3万人がここに住んでいました。
1962年の国境紛争を機に中国との関係悪化や工場の移転命令、インド人の革産業への参入により徐々に追い込まれ、多くの住人が他の地域へと移住しているようです。
めっきり活気のなくなってしまったコルカタの中華街。
しかしながら、今も華僑の方々が経営する美味しいレストランは、根強い人気があります。
TUNG NAM
コルカタで最も有名な中華レストラン「Tung Nam Eating House」。
小さなローカルレストランながらもその評判は非常に高い。
華僑の方々が経営するこの店は、いかにも名店といった佇まい。
海外で移民の経営するレストランは、客層は同じ移民がメイン。
しかしここでの客層はほとんどがインド人。
「ポークハムチョイライス|280Rs」。
インドではヒンドゥー教とイスラム教が人口の殆どを占め、宗教上の理由から豚肉はほぼ食べられていません。
しかし、インド中華では豚肉が食べられるんです。
宗教的な制約を受けない華僑だからこそ作れる料理。
中華風の餡掛けと「ハムチョイ」なる高菜のような野菜の酸味、これらと豚肉がご飯に合う。
まさかインドで豚肉を食べれるなんて。
もしかして、インド人達もこっそり豚肉を食べに来ているのかもしれませんね。
POU HING
中華街にある名店の一つ「Pou Hing」。
ここでは、「エビのシェジュワンフライドライス|260Rs」を注文。
これもインド中華の代表格。
一見するとビリヤニのようだけど、実はパラッとした美味しいチャーハン。
粘り気の少ないバスマティライスを使っているので、簡単にパラパラチャーハンが作れてしまうでしょう。
「シェジュワン」というのは「四川」という意味で、その名が示す通り少し辛い。
それでも、本場の中華と違ってそこまで辛くないというのもポイント。
Gunjan Chinese food
お次は中華街ではないけど、かなりの人気を誇る「Gunjan Chinese Food」。
中華街のお店に比べると値段がリーズナブル。
店内は小さく、10人ほどしか入れないため、食事時になるとかなり混み合います。
サイズはフルとハーフを選べますが、当然わんぱく坊やなのでフル一択。
皿から餡がこぼれそうな「プラウンチョウミングレイビー|170Rs」。
「ポークカントンライス|210Rs」。
これらはソースとよくかき混ぜてから頂きます。
ここのグレイビー系のメニューがとても美味しく、泊まっていたホテルからも近かったので、ほぼ毎日通い常連面してきました。
定員からはグレイビーチャイナとか呼ばれいたに違いません。
おわり
コルカタ以外でもインド中華は食べれますが、やはり本場は質が違います。華僑の方が経営するお店は、食に強いこだわりを持っているだけありやっぱり美味しいです。
お店の数も多いので、食べ比べてみるのもおすすめです。
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