世界遺産の山岳鉄道、ダージリンヒマラヤ鉄道のジョイライド体験【料金・出発時間・おすすめの席】

こんにちは、わらびです。

外国人で青森という地名を知っている人は中々いないので、最近そこそこ知名度の高い北海道出身と偽りはじめました。

今回は、ダージリン観光で人気の、世界遺産の山岳鉄道「トイ・トレイン」のジョイライドについて。

世界最古の山岳鉄道「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」

ダージリンには、お茶やタイガーヒル以外にも有名なものがありそれが「トイ・トレイン

イギリス植民地化で、紅茶の輸送と避暑地への快適な移動方法として建設されました。

訳すと「おもちゃの列車」となりますが、一般的な列車と比較すると小さく模型のような見た目をしているためこのような呼ばれ方をしています。

「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」「ニルギリ鉄道」「カールカ=シムラー鉄道」の3つの鉄道が、インドの山岳鉄道群として世界遺産に登録されています。

特に、ダージリン・ヒマラヤ鉄道は1881年に開通した世界で一番古い山岳鉄道です。

現在は観光客を乗せて運行するジョイライドをメインとして稼働していますが、ダージリン~シリグリ間を結ぶ現役路線もあります。

ジョイライドの料金・出発時間・ルート

トイトレインの機関車両には、蒸気機関とディーゼル機関の2種類があり、ジョイライドではそれぞれ料金が異なります。

ディーゼル機関だと1000ルピー、蒸気機関だとインド一高い入場料と言われるタージ・マハルよりもさらに高い1500ルピー!(2023年1月)

だいたい2400円くらいで、インドだとホテル代を含めても1日普通に生活できる金額です。

何より、これが10年くらいまでは200ルピーくらいだったというから驚きです。

チケットの購入と予約はダージリン駅の中の窓口で可能です。

カウンターの横には時刻と料金が書かれているのでこれを見ながらチケットを購入しましょう。

チケットの事前予約は可能、受付窓口の営業時間は17:00まで。

分かり易く表にまとめておきます。

車両番号機関車両料金(ルピー)出発時刻到着時刻
52594蒸気150009:2511:10
52591ディーゼル100009:3511:15
◎52596蒸気150011:3013:15
52597ディーゼル100011:4013:20
◎52598蒸気150013:3015:15
52599ディーゼル100013:4015:25
52544蒸気150015:3517:20
52590ディーゼル100015:4517:25

「◎」の付いた2本の蒸気機関は特に人気が高いので事前予約するのがおすすめ。

ダージリン駅を出発したトイトレインは40分ほどで絶景ポイントのバタジアループに到着し10分間停止します。

その後折り返し地点のグーム駅では鉄道博物館を見学しダージリンに戻ってきます。

所要時間は約2時間。

チケット購入時の注意点

トイトレインで景色が良いのは進行方向に対して右側の席になります。

行きも帰りも客車の向きは変わらないので、左側だと過ぎていく民家や車ををずっと見ることになります。

チケット購入時に右側の席が良いと伝えておきましょう。

ジョイライド体験

私の予約した列車は11:30分発の蒸気機関車。

1500ルピーという金額はインドにしてはかなり高いですがせっかくなのでケチケチせず奮発しました。

何より人生初のSL列車です。

遅れないように出発30分前にはダージリン駅についてしばらくカンチュンジュンガを眺める。

ダージリンの駅からは綺麗にカンチュンジュンガが見えます。

この日は晴れていましたが、冬でも昼過ぎには雲がかかってしまうことが多いそうです。

駅のすぐ近くには機関車の車両基地があります。

列車が来たかと思ったらディーゼル機関、どうやら違ったみたいです。

蒸気機関車が到着!

しばらく待っていると定刻より20分遅れて列車が到着。インドの鉄道は時間通りに動かないとはよく言いますが、観光列車も例外ではないようです。

きかんしゃトーマスのような青い車体、こちらが本日乗る車両になります。

石炭補充中。

働く乗り物と働く男たち、そしてそれを撮る働いてない男。

燃えている石炭が下からどばーっと溢れ出る。

山岳鉄道の男たちは大胆なのである。

というか、石炭の実物なんて初めて見ました。

客車はこのように開放感溢れるガラス張り、これで景色を存分に満喫できるという訳です。

出発、しかし…

いよいよ乗車し、きかんしゃトーマスが出発します。

ただ、きかんしゃトーマスはしょっゆう事故を起こしているので今日はそうならないように祈るばかり。

そして出発したはいいが、私の座席は左側なので過行く民家と車を眺めるだけ。

せめてもの慰めのように汽笛が鳴り響く。

トイトレインは路面電車のように道路を走っているので、自動車に自分の存在を知らせるためにずっと汽笛を鳴らしっぱなしです。

汽笛の擬音といえば「ポッポー」ですが、まさしくその通りの音を鳴り響かせながらダージリンの街をゆっくり走り抜けていきます。

たまに線路わきに立っている地元の人が手を振ってくれたりもします。

外から見るとこんな感じで街を走っています。

しばらくするとなんか黒いカスのようなものがズボンに積もっていました。

煙突から吹き上がる煙の中に小さな小さな石炭カスの燃えカスが混じっていて、それが窓から入ってきていたみたいです。

窓を閉めようとしても、石炭カスが詰まっているのでしっかりと閉まらない…

バタジアループ

本日2度目、2時間ぶりのバタジアループに到着です。トイトレインで来る場合は入場料は不要。

カンチュンジュンガを望む絶景ポイントですがここでの停車時間は10分だけ。他の乗客は忙しそうに記念撮影をしていました。

私は朝に来た際にここからの景色は満喫済みなので優雅に散策。

トイトレイン越しのカンチュンジュンガ。

鉄道博物館

バタジアループを出て10分、折り返し地点のグーム駅に到着。

ここで機関車両の切り返しと補充を行うので、その間にダージリン鉄道の博物館を見学できます。

博物館は駅舎の2階にあるので、階段からこのようにトイトレインを上から見ることもできます。

オレンジのホースで水を補給していますね。

博物館は軽く資料が展示されている程度なのですぐに見終わります。

眠りながら帰路に着く

さあ、グームを出発しあとは帰るだけなんですが…、ここから先の記憶はほとんどありません。

この日は朝3時に起きタイガーヒルに行ってきたのでとうに眠気が限界だったのでしょう。

どうせ帰りも民家や車しか見るものはないのですが、もったいない気もします。

半分寝ていたということはつまり、トイトレインの料金は1500ルピーだったのでその半分の750ルピー損した計算になります。

なるはずです。

なりませんか?

このトイトレインのジョイライドを最後に1週間のダージリン観光は幕を閉じます。

最後寝ちゃったけど、終わり良ければすべて良し!

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