こんばんは。わらびです。
ジャイサルメールからローカルバスと夜行バスを乗り継ぎやって来た最後の目的地アムリトサル。
シク教の総本山の黄金寺院や印パ国境の閉鎖セレモニーが有名な街。
ここからパキスタンに陸路で入る人も多いと思います。
とうとうインドともお別れなので、余ったインドルピーでぱーッと豪遊でもしようと考えていたら、初日に腸閉塞を患い以降はずっと寝込んでいました。
酷え話だ。
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アムリトサルの黄金寺院とは?
シク教の総本山、池の中に浮かぶ幻想的な寺院。一般的に「黄金寺院」や「ゴールデンテンプル」と呼ばれていますが、正式名称は「ハリマンディル・サーヒヴ」という名前。
私も今調べて初めて知りました。
アムリトサルに着いたのは夜明け前でしたが、ここは24時間開いているし、無料の宿泊施設もあるので宿にチェックインできる時間まで荷物を置かせてもらいました。
シク教徒とターバン
インドと言えば、カレーにヨガといったイメージがあるかと思います。あとターバンを巻いた人たち。
インド人のイメージのひとつである、ターバンを頭に巻いた人たちというのがシク教の方々。
シク教の男性は髭と髪を切らないので、それを纏めるためにターバンを巻いているんだそう。
イギリスの植民地政策では、多数派のヒンドゥー教を押さえつけるために少数派のシク教徒が優遇され、国際的な職に就く人が多かったようです。
そのため、インド人にターバンのイメージが付いたとされています。
黄金寺院観光
宿で一休みし、
そろそろ明るくなってきたので観光開始。
寺院に入るに当たって、靴は入り口で預け男女ともに髪を隠す必要があります。
大きな荷物も持ち込みは出来ず、スマホ以外は持ち込めませんでした。
靴の預け場所や入り口付近にバンダナが置いてあります。どうせだったら自分もターバンを巻いてみたいものでありますな。
自力じゃ無理だけど。
いい感じの朝陽。しばらく眺めていました。
池の真ん中に浮いているのがシク教の聖地、黄金寺院。
正式名称は、えーと何でしたっけ?
ハリマンディル・サーヒヴですね。
黄金の名の通り、装飾には本物の金が使われています。
シク教徒以外でも中に入ることが出来るので行ってみましょう。
入り口にはすごい行列ができていましたがこれでもマシな方、長い時では何時間も待つことがあるんだそう。
朝早かったこともあり自分は30分ほどで入場できました。
寺院は珍しい構造をしていて、東西南北全方位に対して入り口が設けられています。
ずいぶんと風通しの良い構造ですが、これは換気のためではなくシク教のあらゆる人を受け入れるという理念の現れなんです。
内部の写真撮影は禁止されているので画像はないけど豪華でした。
感想がうっすい…
帰り際にこんなお菓子を貰いました。
それにしても手が清潔、インドを1カ月以上旅行して来たとは思えない。
無料の食事
黄金寺院で有名なものと言えば無料の食事。
1日10万食もの食事が用意され、24時間配給されています。
食事が提供されるのは寺院の東側にある「Langar Hall」。案内板もあります。
手順としては、入り口で銀のお皿を受け取り後は人の流れについていき、空いている場所に詰めて座りましょう。
お皿を目の前に置いて待っていると係の人がやってきて食事を盛り付けてくれます。
おかわりも可能。
ヒンドゥー教のカースト制度を否定してできたシク教では、身分に囚われずともに食事を摂る。シク教の理念を表した光景のひとつ。
メニューは、チャパティとライス、カレー、野菜の炒め物、甘い粥?でした。
野菜炒めがばりウマだったのでおかわりしてしまいました。
水も注がれましたが、ちょっと怖い、飲むことは出来ず。折角頂いたのになんか申し訳ない。
無職の分際でただ飯を食らうのも気が引けるので、しっかりと寄付をしてきました。
大量のカリフラワー。
ボランティアのシク教徒の方々。皆さん野菜を剥いています。
本当にありがとうございます。
激安ジューススタンド
食後、人だかりがあったので近寄ってみると…
おっとお、何だコレ?
ジュースがたくさん、しかも5ルピー。
いくらインドの物価が安いと言えこれは安すぎないかな?
これもシク教の施しの精神なのか。
ほとんど飲んだことの無いマウンテンデュー。
強い炭酸が好みの私にとってはイマイチでした。
日によって品ぞろえが変わるようで、他の日に行った時はペプシでした。
ここらで良い時間だったので一旦宿にチェックインしに向かう。
後日またゆっくり観光しようと思っていましたが、それが叶うことはありませんでした。
おわり
アムリトサルには4日間いましたが、観光はこことワガ国境セレモニーだけでお終い。
初日の夜に腸閉塞に倒れたのです。
今までで一番重症で、症状は2週間以上に渡って続きましたとさ。
終わり良ければすべて良しとも言いますが、これは中々のバッドエンド。