カントーで食べたい郷土料理とおすすめレストランを紹介！

こんにちは、わらびです。

メコンデルタ最大の都市、カントー。

観光の見どころは水上マーケットが主になりますが、忘れていけないのがメコンデルタの郷土料理。

今回はカントーの名物グルメとおすすめのレストランについて紹介します。

※1,000VND＝6円

カントーのグルメ

水上マーケットで有名なカントー。

メコンデルタの中心だけあってか、各地のグルメも集まり意外とグルメの多い街。

メコンデルタの台所といったところでしょう。

この街で食べ歩きするとしたら、ローカルレストランが多く集まるデタム通りがおすすめ。

①バインセオ｜Banh Xeo

まず紹介するのは、ベトナム南部の有名料理「バインセオ｜Banh Xeo」。

薄く広げられた生地に、挽き肉モヤシ、エビなどが挟まれた料理で、野菜と一緒に甘酸っぱいタレにつけて食べます。

ところでこのバインセオ、時にベトナム風お好み焼きなどと例えられることもありますが、バインセオはバインセオだろうと思います。

Quan Banh xeo 7 Toi

カントーでバインセオを食べるならココだ！

という有名店が、カイ・ラン水上マーケットの近くにある「Quan Banh xeo 7 Toi」。

一般的なバインセオではモヤシが使われていることが多いのですが、ここではモヤシではなくココナッツの幹が使われています。

ココナッツの幹って食べれるの？

と思うかもしれませんけど、実は新芽であれば食べる事ができ、その食感はタケノコに近い。

驚くほどの量の葉野菜がついてくるので、この野菜でバインセオをくるみ、タレにつけて食べます。

少し甘口のタレとふわりと香るココナッツ。

何の種類か分からないけど葉野菜も良い感じ。

②フーティウ｜Hu Tieu

カントーの特産品といえば、細長く歯ごたえのある麺「フーティウ｜Hu Tieu」。カントー土産の定番なので、市場などでもよく見かけます。

ベトナムで麺といえばフォーですが、ことカントーにおいては、あんなもの軟弱者の食べるものだと言わんばかり。

どこのお店でも麺はフーティウ一択。

作り方にもいくつか種類があり食感も変わるので、麺料理以外にも甘いタレと絡めお米に乗ってくることもあります。

南部地方で食べられる料理ですが、本場カントーのものは、しっかりとしたコシと歯ごたえが特徴です。

Hủ Tiếu Nam Vang – Bún Gỏi Dà

デタム通りから別の通りへ入った場所にある「Hủ Tiếu Nam Vang – Bún Gỏi Dà」。

このお店のおすすめは、お店の名前にもなっている「フーティウ・ナムバン」。

エビとイカが入った魚介風です。

フーティウの本場と言われるだけあって、麺には細いけどしっかりとコシがあり、素麺や春雨とも違った味わいを生み出します。

③バインコン｜Banh Cong

マフィンケーキのような形をした「バインコン｜Banh Cong」。

米粉と大豆粉の生地の中に、野菜と挽肉、エビを混ぜて油で揚げた料理です。

ベトナム南部料理で、特にカントーで人気が高いそうです。

屋台などでよく見かけ、軽食として食べられています。

Bánh Cống Cô Út

バインコンは主に屋台の軽食料理ですが、この「Bánh Cống Cô Út」は専門店。

デタム通りからちょっと入った所にあります。

裏には十字の切込みが入っているので、そこから4つに割ると一口サイズになって食べやすい。

こちらも、バインセオ同様野菜に包みタレにつけて食べます。

表面はサクッとし、中の具材は焼売のよう。されどマフィンとも揚げ焼売とも違う、これがバインコン。

④ネムヌン、バインホン

「ネムヌン」は、ミンチにした豚肉を棒状に整え炭火焼にした料理で、複数の野菜と一緒にライスペーパーに包んで食べます。

カントーでは、豚肉料理の付け合わせに「バインホイ」という細かい網目状の麺もついてくるのですが、実はこれ、カントーの特産品。

細い麺が重なり、クッションのように柔らかい食感を生み出しています。

これにタレを染み込ませて食べるのがベスト。

Nem Nướng Thanh Vân

ネムヌンの人気店「Nem Nướng Thanh Vân」。

初めてので食べ方が分からない人でも安心。最初にお店の人が食べ方を教えてくれます。

店員が手本を見せてくれた後は、見様見真似手で自分でライスペーパーに巻いて食べるのですが、どうしてもお店の人のようにうまく巻けなかったり破けたり…

まあそれもまた、この料理の醍醐味とも言えるでしょう。

巻き方のコツとしては、まずはライスペーパーの上に野菜を敷き少し放置。

ライスペーパーを湿らせ、柔らかくしてから肉をのせると上手く巻けます。

おわり

もとは水上マーケット目当てで訪れたカントーでしたが、調べてみると美味しいグルメとお店が沢山。

期せずして、メコンデルタを堪能できて幸いです。