こんにちわ、わらびです。
オマーン観光終了!
次はとうとうイランへと向かいまする。
特に好きとか興味がある国ではないのですが、単にペルシャ語ができるから行ってみようと、そういう次第にございます。
今回は特に有益な情報などない、まあ普段もあまりないのですが「実はこういう事がありましたよていう」日記的なアレ。
読んだところで得るものは何もない時間泥棒。英語でカッコよく言うと「タイムイーター」、ペルシャ語では分かりません。多分「ヴァクトデザド」とかそんなんだと思います。
初っ端からこうやって無駄なこと書いて時間を浪費。
いざ、オマーンからイランへのフライト
オマーンからイランへフライトの日、少し、というかかなり心配なことが。
そう、実はイランビザが無い。
事前にEビザを申請していたのですが申請が通らず拒否。旅行代理店経由でビザを申請するようにお返事がきました。
そもそも旅行代理店経由しないで個人申請できるようにと開始したEビザシステムじゃないの?
政府がEビザの存在を否定するというトンデモ案件。
という訳で、行けるかどうかわからないけどアライバルビザに一縷の望みを託しマスカット空港へ向かうのでした。
以前はアライバルビザがあったそうですが、2020年頃から無くなってしまったという情報が。それでもアライバルで入国できたという情報もあり一か八かこれで行くことにしました。
それで結果は…、ええ、見事に乗れませんでしたよ。
オマーンエアーのチェックインカウンターで、アラビア語でイランに行くんですよーとか話してなんか行けそうな感じだったけど結局ビザないとダメだってさ。
オマーンをはじめとしたアラビア半島のスンニ派の国は、イランと非常に険悪な関係なので、単純に嫌がらせ目的で渡航を妨害している可能性も充分にあるんですけどね。
そして、画像の変な椅子に座ってしばしの間絶望。
全然気持ちは切り替わらないけど、空港のWiFiでイランの近くの国へのフライトを探し、アゼルバイジャンへと行き先を変更。
アゼルバイジャンはシーア派の多い国ですが、世俗的な国なので中東の宗教対立とはあまり関係が無く、イスラム圏から安く行けるしイランへのアクセスもできる好立地。
ところで、アゼルバイジャンの入国で問題になるのが、未承認国家ナゴルノカラバフへの渡航歴。ここに一度でも行ってしまうとアゼルバイジャンへは入国できなくなってしまいます。
コーカサスへ来た日本人バックパッカー達は、未承認国家という響きにあこがれてナゴルノカラバフへと赴き、アゼルバイジャンへ入国できなくなってしまう人がほとんど。
どうせアゼルバイジャンなんて二度も行くことないしね。
実は5年ほど前にコーカサス地方に来た時気の合う日本人旅行者たちに誘われ、他の地域へは同行したものの、未承認国家とかに全くロマンを感じないので興味もなく行くことはありませんでした。
まさか5年越しの伏線回収になるなんて、5年前の自分の協調性の無さに感謝。
ドバイ経由でアゼルバイジャン
オマーンからアゼルバイジャンまではドバイ経由で約3万円。当日購入にしては充分安いのではないかな?
で、ドバイに到着。ここで12時間ほどバクー行きのフライトを待ちます。
そしてふと思い出す。
オマーンでカバンの底に眠っていることに気付いた5000パキスタンルピー×3。7500円くらいの価値があります。
マスカットでは両替できずに諦めていたのですが、思いもよらず両替する機会が巡って来たのです。ドバイにはパキスタン人労働者がたくさんいるので、どの両替所でもパキスタンルピーは必ず扱っています。
………
……
…
まあ無理でしたけどね。
実はこの5000パキスタンルピー札、流通量が少なくパキスタン国外での両替は絶対に不可能。事実マスカットでは10カ所以上も両替所をハシゴしましたが、5000ルピー札だけは両替できませんでした。
7500円の紙くずが誕生。
30000円の航空券に加え7500円の損失。
これは悪い流れが来てますね。
私は運が悪いときはとことん悪く、それがしばらく続く。
人生の中で何が一番信用できるかといえば、少なくとも金ではない。現にパキスタンルピーが紙くずになってるし。
そして友情でもない、友達いないし前提として条件が成立しない。
じゃあ何かって?
それは自分の運の悪さ。これだけは今までの経験からして絶対的な信頼がある。
信じれない話かもしれないが、悪いときはあまりにも度を越えて運が悪いので、実質的な未来予知もできるようになってしまいました。
結局自分にとって都合が悪いことが起きるのは分かりきったことなので、周囲の状況から何が起こるか予想し、適宜対策を打って回避、もしくは被害を最小限に抑えるという超人的な勘の良さがある。
周囲の状況を観察し実質的な未来予知を行うなんて化け物じみて優秀なのだが、そもそも自分の運の悪さに起因するマッチポンプだから実はあまり意味が無い。
しかもこれは勝手知ったる日本での日常生活での話、目まぐるしく周囲の状況が変わる海外旅行中は全く役に立たない。仮に予想できたところで自分の力ではどうにもならないことがほとんど。
なので結局耐えるしかない。
そしてこの流れはこの後もしばらく続く。
アゼルバイジャンに到着するも…
アゼルバイジャンの首都バクーに到着しましたが、そこでヤベー事実が明らかになる。
この時2023年3月、アゼルバイジャンは新型コロナの影響で陸と海路の国境は封鎖状態。
もう発生から2年以上経っているというのに、あの日本ですらコロナがどうのこうのと騒ぎ立てはしても、往来には大した制限が無いというのに…
なぜなんだい、アゼルバイジャン?
当然ここでビザを取得しても空路でしかイランには行けないので、隣国ジョージアでビザを取得することに。
しかし陸路は封鎖されているので空路しかない。航空券の値段は本来であれば10000円前後のところ、高騰し通常の3倍以上の値段になっていました。
しかもネットで購入しようにも数分ごとに値段が変動、値段が変わる度に画面が切り替わり購入できず。そして上がり続けるチケット料金。
夜行列車だと3000円くらいで行けたのに…
おぞまし過ぎる運の悪さ。
なんとか翌日の便を30000円で購入に成功?
成功ではないな、失敗だ。
たった2日で67000円の損失。交換パーツがちょっと出た時の軽自動車の車検代くらい。
そして、バクーには急遽来たので宿は予約していませんでした。ドバイにいたとき予め目星をつけていた宿は開いておらず、適当に当たってみた他の宿でも断られる。
WiFi探しても全然ないし、昼食に寄ったケンタッキーでも何故か使用を断られ完全に手詰まり。
それでも5年前の記憶を頼りに以前宿泊したホステルを探し当てなんとかチェックイン。
その後階段から滑り落ちる。
ふざけるな。
トビリシへ、しかしここでもまた…
バクーから矢継ぎ早に来たトビリシ。
空港から市街地までは路線バスが出ていますが、現金での支払いは不可。乗車するには専用の交通カードが必要なので購入。
何故か購入窓口では料金をチャージできないので、専用端末でチャージするのですが、自分が端末に触れた途端画面がフリーズ。
他にも端末があるけど全て同じく反応なし…、空港内の全端末が突如使用できなくなってしまったのです。
原因は十中八九自分の運の悪さに起因する負の流れ。
相変わらず狂ってる。
スタッフに聞いても復旧はいつになるか分からないし怒られる、バスで現金払いできないか聞いても絶対無理って言われるし。
もう全員死ねって思いましたね。
あとの交通手段はタクシーしかないのですが、このままだと事故や強盗、その他大きな被害に遭うことは明白。
でもここを過ぎればこれ以上大きな不運はないと超人的な勘が告げているので、悪い流れを断ち切る意味でも歩いて市街に向かいましたとさ。
道中咲いていたあんずの花。
ここまで不運に見舞われ続け荒んだ心でも花をキレイと感じる感性があることに少しびっくり。
トビリシでは有名な日本人宿に宿泊し、日々酒を飲みながらイランビザの申請に励むことになります。
↓続く↓
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