こんばんは。わらびです。
突然ではありますが、世界各地では色んな肉が食されています。
例えば中国やベトナムでは犬肉、フィリピンでは蝙蝠、オーストラリアやアフリカではワニ肉、カンガルー肉、アザラシ肉などなど…、挙げればきりがなく愛玩動物のイメージのあるウサギなどもヨーロッパでは一般的な食材だったりします。
日本の馬肉文化なんかも海外から見れば少し野蛮ととられるかもしれません。
そう考えると特に思い入れの無いラクダの肉なんてビックリするほど大したことないように思えてきますよね?
不思議。
変な前置きになりましたが、今回は日本人の間でそこはかとなく話題になってるドバイのグルメ「ラクダバーガー」についてお伝えします。
もくじ
ドバイ名物ラクダバーガー
海外旅行で大きな楽しみの一つであるその土地に根付いた郷土料理。
せっかく訪れたのであればそこでしか食べれない料理を食べたいものですよね?
しかし、ドバイ料理として提供されているのはシャワルマやフムスといった一般的な中東料理かレバノン料理、実はドバイ独自のグルメというものはこれといって存在しません。
旅先で折角楽しみにしていた料理がいざ蓋を開けてみると、どこかで食べたような料理ばかりなんてことも…
それではお腹は満たされても、心には一抹の寂しさが残るかもしれません。
ですがそんなあなたに朗報です。
あります、ドバイ独自のグルメ。
それが今回ご紹介する「ラクダバーガー」になります。
ラクダバーガーの元祖「Local House Restaurant」
ドバイでは何店舗かラクダ肉を食べることのできるレストランがありますが、中でも「Local House Restaurant」がおススメ!
このレストランは、ドバイで初めてラクダバーガーを提供したレストランとして有名なラクダバーガーのパイオニア。
ラクダバーガーの元祖はサウジアラビアのようですが、ドバイでラクダバーガーが提供され始めた時の方が話題性も高く、これを機に他の国でも真似され始めたので、ある意味ラクダバーガーこそがドバイ独自の郷土料理といえるのではないでしょうか?
お店の場所は、バキスタヤ地区の入り口にあるので観光ついでに寄ることもできます。
お店の公式サイトはコチラ
お店の前には「CAMEL BURGERS」と書かれた看板があり、しっかりとお店の名物としてアピールしています。
ここは日本人がよく訪れる店としても有名でガイドブックにも必ず掲載される場所です。店員さんも日本人がよくきてラクダバーガーを頼んでいくと言っていました。
何人か日本人の客がいましたが、私はシャイなので話しかけませんでした。それによくよく考えたら国籍が同じってだけなので共通の話題も全くない。
話すことが無いのである。
ラクダバーガーの値段
ラクダバーガーはどちらかといえば観光客向けのネタ料理みたいな立ち位置なので少しお高めです。
お値段は42DH。
1DH=約40円なので1600円ほどになります。
ハンバーガー一個に1000円以上は少し高い気もしますが、味はともかくラクダの肉はそこまで流通しておらず、まあまあ貴重なお肉なので妥当な値段といえるでしょう。
ラクダバーガーを注文
ラクダバーガーを注文し出てきたのがコチラになります。
串の刺さったハンバーガーにはみ出たレタス、ポテトとケチャップ、小鉢のコールスローが付いてきました。
バンズをめくるとチーズと卵に覆われたラクダ肉がコンニチワ。見た目だけでは普通のハンバーガーと区別つきません。
ラクダ肉は低コレステロール、高たんぱく、低カロリー、低脂肪で栄養価が高く健康食とされています。
ハンバーガーといえば体に悪いジャンクフードというイメージが先行しがちですが、ラクダ肉はそんなイメージを覆す新時代の食材なのかもしれません。
突然ですが、ラクダは暑さに強い生き物ということは周知の事実かと思います。紀元前1000年ごろのアラビア半島でラクダの家畜化に成功したことにより人類はその活動領域を砂漠にまで広げることが出来ました。
その後のイスラム教の誕生などを考えると、人類史に大きな影響を与えたといっても過言ではない生き物なんです。
そんな偉大な生物が目の前でハンバーガーになっています。
ありがたくいただくことにしましょう。
ラクダ肉の味は?
生れて初めてのラクダ肉…、食べたことの無い食材を前に躊躇してしまうのは保守的な日本人にはありがちですが、私は今さらこの程度でたじろいだりしません。
ベトナムで犬肉食べたりインドではよく分からない肉を食べたりしたので、愛玩動物でもなく正体の分かる生き物の肉であれば、もはや特に躊躇うことも無く口に運ぶことが出来るようになりました。
気になる味の方はと言いますと、
「臭くはなく美味しいと言っても問題はない」と、思います。
臭くないと言っても、不快な臭みがないだけでラクダ肉独自の臭いはあります。口に入れてるとちょっと甘ったるい不思議なにおいがしました。
少なくとも私にとって不快なニオイではありませんでした。羊の肉よりは全然臭みがなく美味しくいただける程度です。
食感はほんの少しだけボソッとしています。ラクダの食用肉は脂の少ない赤身肉なのでしょう。
「うわっ、何これ⁉滅茶苦茶美味しいじゃん!」
となるほどではありませんが、
「えっ⁉思ってたのと違うじゃん」
と、良い意味で予想を裏切られます。
肉は結構ボリューミー、ハンバーガー一個ですが充分お腹いっぱいになります。
途中で飽きてきましたが偉大なるラクダの肉なのできっちり完食させていただきました。
おわり
ラクダ肉と聞くと少しゲテモノ寄りのネタ料理的な味を想像するかもしれませんが、不味くはありません。むしろ美味しい側の味です。
だけども日常的に食したいかといわれると答えはNO。口に馴染んだ牛肉や鶏肉の方が優先されます。
ドバイに来たら記念に食べるくらいが丁度いい。
そんな感じの味でした。
ちなみに、ちょくちょく差し込まれているラクダの画像は全てインドのキャメルサファリでの写真になります。
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