カリマバードから日帰りでアクセス可能、パスーとフセイニへとデイトリップ!【バス燃ゆる】

パキスタン

こんにちわ、わらびです。

パキスタンの桃源郷フンザ、

咲き誇るあんずの花!7000m級の山々!幻のユキヒョウ!……

とか、特に印象深い出来事はありませんでしたが、フンザ観光最終日です

腸閉塞が全然良くならないけど、何もしないまま終わるのも悔しい。なのでパスーとフセイニ、ふたつの村へと遠出してみました。

どちらもシーズン中であればきっと楽しいこと間違いなし。

フンザ最終日

フンザ最終日、朝起きると晴れていた。

晴れというよりは、雲がわずかに途切れただけなんですが、フンザに来てから初めて見る青空。

ここにきて山もぞの全貌を表す。

おっと?

周囲の山にかかっていた雲も晴れ「フンザ女王の指」と呼ばれるとんがった岩も見えていました。

とんでもないとんがりだけど登った人とかいるのかな?

太陽に照らされたバルティットフォートも心なしかフンザ藩王国時代の栄光を偲ばせる。

今日はこれからパスー方面に行くのでこのままずっと晴れてくれないかな。

初めて見るフンザの美しい山々の感動の余韻に浸る間もなく、この後すぐに曇りに戻りました。

シーズン中であれば、カリマバードで車をチャーターをできますが全部閉業中。まずはパスー方面へ向かうべく、乗り合いバンの出ているアリアバドに向かうのでした。

パス―トレッキングへ

パスーへの乗り合いバンが出ているアリアバドに到着。

ここでもちょっと雲が途切れて晴れ間がのぞいていました。

アーモンド150円くらい、これを今日の行動食にします。

ずっと噛んでいるとほのかに杏仁豆腐みたいな味がしますが、アーモンドは杏仁豆腐に欠かせない「杏仁霜(きょうにんそう)」の代用品にもなるそうです。

凄いどうでもいい知識。

乗り合いバンは人数が集まり次第出発、約2時間くらい待ちました。

パキスタンはイスラム教国家なので、乗り合いバンでは女性が前、男性が後ろに乗って男女隣合わないようにします。どうしても男女が隣り合う場合は、おじいちゃんを間に挟んで調整します。

高齢者の知恵を借りるのではなく、物理的に利用した力技過ぎる解決法。

途中、大規模な土砂崩れによってできたアッタバード湖を通り過ぎます。

2月であればまだ湖は氷が張っているそうですが、この年は暖冬らしくすっかり氷は溶けていました。何なら少し標高が下がると普通にあんずの花が咲いているし。

あと1週間でも来るのが遅かったら、満開とは行かずともある程度咲いているのが見れただろうに。

何ともタイミングの悪いことか…

アリアバドを出て1時間、パスーに到着…

そう言えばココ、中国まで続く「カラコルムハイウェイ」。

冬はほとんど通る車もなく何もない。

周辺にはホテルとレストランがありましたがすべて閉業してました。

当然か…

辺境の地で生まれ育った私が言うのもおかしなことですが、こんなとこにも人が住んでいるんだと感心しました。

ここから歩いて数キロ離れた場所にあるフセイニまで行きます。

荒涼とした大地を歩いていると、びゅうびゅうと山から吹き下ろす寒風が体を揺らす。

周りに開いてるお店もないし景色もあまり見えないので、ときたまふと、

「自分は腸閉塞なのに何をしているんだろう?」

と、正気に戻る。

寒いし何もないしで正気に戻ると心が折れそうになる。

周りに助けを求める人もいないし、通りかかる車もない、もうほとんど遭難状態なのでしょう。こういった時正気を失わないように必死になるべきでしょうが、正気に戻るとメンタルが砕ける。

正気と狂気の間を器用に保ちフセイニまで歩くのでした。

「WELCOME TO PASSU」

全然歓迎されている気がしないぞ。

むしろ、強く吹き付ける冷たい風がこの地から人間を排除しようとしているようにしか思えない。

青森県ばりに排他的な土地である。

まあでも、青森県は風土も人も冷たいからフンザよりはるかに厳しい土地。

この後通りかかったパキスタン旅行者の車に乗せてもらいフセイニまで無事辿り着けました。

フセイニ村の吊り橋

フセイニはこんな小さな村。

ここでは開いてるお土産屋や地元の人が何人かいて一安心。

何も書かれていない小さな小屋が吊り橋のチケット売り場。

何も書かれていないので気が付かずに素通りしてしまい往復で20分ほどロス。

観光客用のアトラクションとして有名ですが、もともと川の向こうの集落とをつなぐ橋。

地元の方も使う現役の橋で、この時大きな水のタンクを抱えたおばあさんが水汲み場まで行き、そのまま山の奥へと消えました。

どうやらここでは橋を渡って戻ってくるだけでなく、そのまま向こう側へトレッキングにも行けるようです。

面倒だから行かないけどね。

渡った後。

端の途中は風がかなり強く写真なんか撮っている余裕はありません。常に強風が吹いているので、橋は斜めに傾いています。

でも、中州辺りは地面から1mほどなので落ちても安心。

おっかなびっくり再び橋を渡って戻り、フンザ観光は全工程おわり。

帰りの足がなくなってしまったので、フセイニの人に車に乗せてもらってカリマバードまで帰りました。

お値段3500円なり。

何とも歯切れの悪いようですが、これにてフンザ観光はお終い。

フンザを満喫したかといえば全くできませんでした。やはり冬に行くものではありませんね。

ラホールへの帰り道での出来事

フンザからラホールへ戻る夜行バスでの出来事。

夜中どこか知らないがバスが停まり、前の乗客が次々と降りていくので、トイレ休憩かと思い自分も立ち上がったのだがどうも様子がおかしい。

前の方の乗客がみんな急いで外に出ようとしている。

全員漏れそうなのかな?

と思ったのも束の間、運転席付近から大量の煙が湧き上がっているのが目に入る

…そう、休憩ではなく単なる火事。バスが燃えていたのだ

この時自分でも驚いたのだが、「おいおいおい!マジかよチクショウ!」と、洋画の吹き替えのようなセリフが出てしまった。

割とこの際どうでもいい、逃げねば。

みんな冷静に一言も発せずバスから逃げていく。

火事の時に大事な

「おさない」「はしらない」「しゃべらない」

みんな守って偉いね。

まさか避難訓練でやったことを異国の地で体験することになろうとは、しかし、これが役に立ったかというと正直微妙。

誰も何も話さず、尚且つ大きな混乱もなく冷静に避難して行くので、自分を含め後ろの座席の人たちは気づくのが遅れてしまった。

せめて「死ぬよ」とか一声かけてほしいものである。

火事に限らず、生死に関わるようなトラブルが起きた際には、まず一番に状況を周囲に伝えるのが最重要事項だと思います。

ちなみに、他にも寝ており火事に気が付いていない人もいたが、そんなの気にかける余裕もなく自分も「おはし」を律儀に守って避難した。

彼らはバスに煙が充満してからしっかり避難できました。

火事の方に関しては、幸いライトが燃えただけで済んだので大事には至りませんでした。

これにてフンザ編終了。

コメント

タイトルとURLをコピーしました