入場料はちょっと高め、ビール5本分の値段のメヘラーンガル城観光

こんばんは、わらびです。

ジョードプルでは基本的に昼は食べ歩いて夜になったら酒を飲むという規則正しい生活を送っていました。

そんな中でも唯一した観光らしい観光というのがメヘラーンガル城。

という訳で今回はジョードプル観光のハイライトであるメヘラーンガル城について。

ジョードプル観光のハイライトどころか基本的にここしか観光していないんですけどね。

巨大城塞メヘラーンガル城

メヘラーンガル城」は、ラーオ・ジョーダ王により、15世紀中ごろにマールワール王国の新都のシンボルとして建築が開始され、以降何度も増改築を重ね今の姿になりました。

130mの岩山の上に築かれた城壁の高さは30m以上、最も厚い所では24mもあります。

人の手によって作られたとはにわかに信じがたいこの大城塞、ジャングルブックの作者ラドヤード・キップリングは19世紀にこの地を訪れこの城を「天使や妖精、巨人たちの創造物」と評したそう。

現在はマハラジャの末裔が所有する博物館になっています。

アクセス方法

ジョードプルへのアクセス方法は2つ。

旧市街から急な坂道を登って行くか、舗装路を使ってタクシーかリキシャに乗って行く方法。

歩いて行く場合は約20分、坂は急で場合によっては汗だくになるなんてことも充分にありますが、可能であれば徒歩でのアクセスがおススメです。

後述しますが、観光地向けに青く塗られているエリアというのが、旧市街とメヘランガール城の間にある一帯。

せっかくブルーシティーに来たのですからこちらもしっかりと見ておきたいところ。

入場料は少し高め

メヘランガール城の入場料は600.Rs

世界遺産でもないのにこのお値段は結構高め。

ジャイサルメールのシティパレスといい、インドのマハラジャは拝金主義的なところがあるのではないかと勘繰ってしまいます。

メヘラーンガル城観光

青い街

ジョードプルはブルーシティーという異名の通り、旧市街を中心に建物が青く染まっているんです。

中でも旧市街からメヘラーンガル城へと至る坂道に位置する通り沿いの建物が特に綺麗に染まっています

なので、メヘラーンガル城観光へ向かう途中でついでに見ていくというのがベスト。

こんな感じでモロッコのシャウエンのように写真映えする景色が広がっています。

もともと、防虫剤を散布し化学反応で青く変色したとのことですが、それを機に観光客向けにペンキで綺麗に塗っているようです。

きっかけは防虫剤の化学反応と、見た目に反しロマンのかけらもない理由なんですが見る分には普通に綺麗なのでぜひジョードプルにいらした際は是非。

城壁からの眺め

青い街を抜けてきたら山の上からの景色を堪能しましょう。

見下ろすとそこにはそこには青く染まった旧市街のパノラマビューが広がって…

思ったほど青くない…

しかも青いのはホテルだったりレストランだったりと観光客向けにペンキで塗られたもの。

実際防虫剤ではこんなに青く変色はしないようです。

じゃあ実際防虫剤で変色したのはどんな感じなのかというと下の画像みたいになります。

これはジョードプルではなくチットルガールなんですが、同じく防虫剤で変色したものになります。

本来はこのようにうっすい水色に変色しているみたいです。

ビックリするくらい拍子抜け。

城内へ

思ったより大したことないパノラマビューに肩透かしを食らってしまいました。

まあここで重要なのはお城の中。

気を取り直して入城です。

チケットカウンターの近くでは日本語を含む複数ヵ国語のオーディオガイドの貸し出しが行われているはずだったんですが…

コロナ以降は感染予防のため一時的に貸し出しを中止、2023年1月時点ではまだ再開されていませんでした。

楽しみにしていただけにショック。

オーディオガイドはありませんでしたが間近で見るお城は大迫力。

遠くから見ても大きかったが、近くで見てもなおデカイ。

巨大な門に向かい、

門の脇には手形の浮彫がたくさん。

これらは、マハラジャが亡くなり火葬された際、その火に身を投げ殉死した妃たちを表しているそうです。

サティーと呼ばれる習慣だそう。

いったい何人の妃が火に身を投じたのでしょう?

門をくぐった先にはこの光景。

街みたい。

ここでバザールが開かれても特に違和感がない。

そしてここからは宮殿内の博物館になります。

犬銃ラッスー(画像無し)

メヘランガール城で有名な展示品のひとつに、ワンピースのアラバスタ編に登場する犬銃ラッスーにそっくりな大砲があります。

……

見出しにも書いていますが、そう画像はありません。

別に撮影禁止という訳ではありません。

漫画を見たのは大分前なのでうろ覚え、実際に見てみても

「へえーなんか見たことあるな…」

と、中途半端に感心して写真を撮ることなく次に向かってしまったのです。

代わりと言っては何ですが別の大砲の画像を載せておきます。

この向かいに犬銃ラッスーっぽい大砲が展示されていました。

マハラジャの博物館

メヘラーンガル城観光では主にマハラジャゆかりの品々や豪華な装飾が施された部屋を見ていく形になります。

複雑に入り組んだ場内を探検するかのように巡って行くものとばかり持っていただけに少しがっかり。

それに今までも何度か豪華な宮殿は見てきたので、何というのでしょうね?

別にマハラジャが悪いという訳ではないのですが…

まあ普通に飽きてきましたね。

鏡張りやステンドグラス、確かに綺麗で豪華なのですが何度か見た光景。正直もういいかなという感じで足早に過ぎ去っていくのであった。

歴代マハラジャの好みに合わせて作られた部屋もいくつかありますがどれがどれやら。

こんな時こそオーディオガイドがあれば楽しめたのでしょうが、、

コロナが…、コロナが憎い。

きっと観光業に携わっている人たちは私の比ではないくらいコロナが憎いのでしょう。

ほんの少しですが、観光業界の人の気持ちが分かったところでメヘラーンガル城観光は終わり。

うーむ、インドに滞在して1カ月、これは観光する順番が悪かったのかメヘラーンガル城は思ったほど楽しめませんでしたね。

オーディオガイドも無かったし。

あと世界遺産でもないのに600ルピーというのも高い気がしますね。安いビールなら5本買える値段。

まっこと、文句たらたらで御座います。

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