今晩は、わらびです。
パキスタンの危険地域?ムルタンに続いてやってきた街「サッカル」
実はこの街も外国人は外出時は護衛が必要になる危険地域。しかもムルタンと違って治安もしっかり悪いという…
特に観光するような場所はありませんが、モヘンジョダロへのアクセスの起点となるためやってきました。
今回は、サッカルからモヘンジョダロへのアクセス方法、サッカルで宿泊可能なホテルについて紹介します。
パキスタン観光では有名なモヘンジョダロ。
サッカル発での行き方やホテル情報はほぼ無いので是非とも参考にして下され。
もくじ
パキスタンの危険地帯サッカル
ムルタンに引き続きやって来たサッカル。この地域も外国人は外出時に護衛が必要になる地域です。モヘンジョダロへのアクセスの起点となる街のひとつですが、情報がほとんどありません。
特に、外国人が宿泊できる手ごろな値段のホテルともなるとほとんど無いので、節約派のバックパッカーは宿探しに非常に難儀するかと思います。
サッカルへのアクセス
サッカルへの主なアクセス手段はバス。
- ムルタンから…6時間
- ラホールから…12時間
治安の悪い地域なので日中に到着するようにしましょう。
私の場合はサッカルからDAEWOOのバスで行きました。
お値段1400円なり。
サッカルのバススタンドでは無料の食事が配給されています。
スタンド内の一角にある配給所に行きチケットを見せると…
このようなチキンビリヤニが貰えます。
サッカルでの注意点
サッカルの治安は見た限りではお世辞にも良いとは言えません。街中を武装した警察車両がサイレンを鳴り響かせながら走っています。
直接危害を与えられることはありませんが、トゥクトゥクやタクシーによるぼったくりがかなり多いのでそこらへんは注意。
それと、英語もほとんど通じません。
サッカルで宿泊可能なホテル
サッカルでは、ムルタンと違い政府の許可を得たホテルでなくとも宿泊することは可能。しかし、武装した警備員が常駐するホテル以外では断られることが多いです。
大きなホテルであれば、多少値は張りますが警備員も常駐していることが多いので断られることはありません。
Step Inn Guest House Sukkur
サッカルに到着してから宿探しを開始し、2軒目で見つけた手ごろな値段のホテル「Step Inn Guest House Sukkur」。ホテルの多く固まるエリアにあります。
武装した護衛はいませんが外国人でも宿泊可能。ただし、外出は自由にできないので買い物や食事はホテルのスタッフに頼む必要があります。
シングル1泊で2000円ほどでした。
どうでもいいけど、メッカの方向を示すキブラもしっかりあります。
このホテルから500m離れた場所にある「CHEN INN HOTEL」も宿泊可能。そっちにはしっかり武装した警備員がいましたが1泊7000円。
サッカルからモヘンジョダロへの行き方
さてここから本題、モヘンジョダロへのアクセス方法になります。
モヘンジョダロへにアクセスするには「ラルカナ」か「サッカル」からになります。
- ラルカナ→モヘンジョダロ
- 距離30km
- 約1時間
- サッカル→モヘンジョダロ
- 距離100km
- 3~6時間
使える交通手段はタクシーのみ。現地のローカルな移動手段もありますが、外国人観光客では使うことは出来ません。
今回紹介するのは、サッカルからモヘンジョダロへのアクセス方法です。
モヘンジョダロへの移動手段はタクシーのみ
現状、サッカルからモヘンジョダロまで行く方法はタクシーのみ。
地元の人たちに紛れローカルバスに乗って行くこともできなくはありませんが、危険度の高い地域では警察に見つかった時点で保護される可能性もあります。
警察の護衛が必須
サッカルからモヘンジョダロへ向かう場合は武装した警察の護衛が必須。
途中通りかかる地域は過激派の活動が確認された地域で、過去に外国人が襲撃されたこともあるので、武装した警察車両で護衛してもらうことになります。
ラルカナ~モヘンジョダロ間は比較的安全な地域のため、警察の判断にもよりますが、護衛が必要なくローカルバスでアクセスすることも可能です。
タクシーを使用する際の注意点
サッカルは、かつて過激派の活動地域だったということもありパキスタンの中でも治安の悪い地域になります。
割れ窓理論で外国人観光客に対するぼったくりも多い地域です。
特に、モヘンジョダロまで向かう場合はタクシーしか使えないので、それ以外の手段が無いのをいいことに現地のドライバーたちはやりたい放題というのが現状です。
タクシーの変更は不可
モヘンジョダロまで向かうタクシーは宿泊したホテルで呼んでもらいます。そもそも、チェックアウトの時点で行き先を聞かれ強制的に呼ばれます。
サッカルからモヘンジョダロまでの料金相場は、7000パキスタンルピー(2023年2月)、3500円ほどでした。
ただし、一度出発したら別のタクシーを呼ぶことが出来ません。
引き返すにしても、警察がそうはさせてくれません。
つまり、出発したら後はやりたい放題。
出発前の料金は7000ルピーでしたが、出発してからしばらくするとドライバーが、タクシーを呼んでくれたホテルのオーナーに電話をかけ2時間以上ごねていました。
オーナーはドライバーのぼったくりを止めようとしていたのでしょうが、最終的に折れて7000 → 9000ルピーになりました。
現地の人にしてはかなり良い車に乗っていましたが、こういう事を常習的に行っているのでしょう。
過激派に襲われて家族もろとも悲惨な目に合えばいい。
ガソリン代は払う必要なし
モヘンジョダロ行きのタクシーで使われるぼったくり常套手段のひとつに、給油したガソリン代を客に払わせようとするトラブルがあります。
当然ですがガソリン代は払う必要がありません。
自分の場合は4000ルピー請求されましたが、給油メーターを見ると3500ルピーと表示されていました。
あまりにもふざけているので、運転席を後ろから叩いたら解決できました。
出発は早めに
サッカルからモヘンジョダロまでは約100km。普通であれば2時間ほどで着く距離ですが、ここではそうもいきません。
以下の要因が遅くなる理由です。
タクシードライバーの書類申請で1時間、通過地域への護衛の配備で1時間ほどかかります。危険な地域の通過時には前後に護衛車両が付くのでスピードもあまり出せません。
モヘンジョダロまでの道中、各エリアを出るごとに受け持ちの警察が変わりますが、引継ぎの警察がまだ到着していない場合は到着するまで待機になります。
自分の場合は朝10時にタクシーを呼び、モヘンジョダロに着いたのは午後4時。閉館の少し前に着いたので全然観光できませんでした。
まとめ
サッカルからモヘンジョダロに到着するまで6時間、これは相当運が悪い方だと思います。
とりあえず、以下に気を付ける点をまとめておきます。
とりあえずガソリン代だけは絶対に払わされないようにしましょう。警察が常に近くにいるので助けを求めるのも一つの手段だと思います。
ぼったくり常習犯のタクシーの運転手。過激派に襲撃されて家族もろとも悲惨な目に合えばいい。
あと暴漢に襲われろ。