ラジャスタンの丘陵城塞チットルガール城【アクセス方法や見どころ紹介】

こんにちは。わらびです。

現在いる場所は日中は40℃を超えスマホには常に変な警告が出ています。

怖いですねー。

それはそうと本題へと参ります。

ウダイプルではシティパレスを観光したり旧市街をぶらぶらしていましたが、そんなことをするためにわざわざ来たわけではありません。

真の目的は、チットルガール城という場所に行くこと。

てなわけで今回は、ウダイプルから日帰りで行ける世界遺産の大城塞チットルガール城の観光情報をお伝えするのかな?

アジア最大級!チットルガール城

チットルガール城」は、ラジャスタン州のヒンドゥー教王朝のメーワール王国が9世紀に首都として作った城塞で、16世紀にムガル帝国の攻撃で陥落するまでの間メーワール文化の中心地として栄えました。

ちなみに、ムガル帝国によりチットルガールが陥落した後に都を移した先がウダイプルになります。

高さ180mの山の上に築かれた城砦の大きさは縦1km、横幅5kmというとんでもない規模。

これは同じく世界遺産に登録されているラジャスタンの丘陵城塞群の中で最大なだけではなく、アジアで最大級。

おかげで観光にはかなりの時間を要します。

ラジャスタンの丘陵城塞群」の構成資産のひとつ。

チットルガール城への行き方

チットルガール城へはウダイプルからのアクセスが基本になります。一応、チットルガールにもホテルはありますが、外国人向けのホテルは少ないようです。

ローカルバスでチットルガールへ

まずは、ウダイプルのセントラルバスステーションからチットルガール行きのローカルバスに乗ります。

片道3時間で120ルピー

チットルガールのバススタンドから城塞へ

チットルガールのバスステーションは城塞から3kmほど離れています。

最後の1kmくらいは登り坂になっているので、そこも考慮して歩くかリキシャなりタクシーを使うか決めてください。

観光の所要時間

チットルガール城はいかんせん広い、とにかく広い。

ので、普通に歩いて観光するとなると大体4時間ほど、ウダイプルとの往復6時間を考えても正直かなり厳しいスケジュールになってしまいます。

そういう時はリキシャーをチャーターするのがおススメ、3時間ほどチャーターして料金は5~700ルピーになります。

慣れている運転手であれば、主要な見どころを効率よく回ってくれるそうです。

私は歩いて観光しましたがかなりキツかった。

正直リキシャをチャーターするのが一番じゃないかと思います。

チットルガール城の見どころ

前述したようにチットルガール城はアジアで最大級の広さ。

見どころを絞らなければとてもじゃないけれど1日で観光しきれません。

という訳でね、この私がガイドブックを参考にしたチットルガール城のおススメ観光ルートを紹介します。

1.青い街

まずひとつ目の見どころ。

インドで青い街と言えば、ジョードプルの事を指しますが、まあ見てくださいよこの景色を。

眼下に広がるチーットルガールの街並み、それをよーく見てみると…

実はチットルガールの街もジョードプルほどではないにしてもところどころ青くなっているんです。

街が青い理由としては、ジョードプルと同じく防虫剤の影響により街が青く染まってしまったようです。

チケット売り場の近くの展望台からよく見えるので入場する前にお忘れなく。

2.クンバ・パレス

入場して一番最初のところにあるのが「クンバ・パレス

15世紀に「ラーナ・クンバ」によって建てられた、最初期のラージプト様式の宮殿とされています。

内部は多くが廃墟になっていますが中にはこんな場所も

壁から足場が出っ張っているだけの階段。

かなり危険ですがゲームのステージのようで冒険心がうずいて仕方がありません。

命知らずの冒険野郎は是非チャレンジしてみてください!

3.名誉の塔(キルティ・スタンバ)

さて、次は少し道を逸れて東側へ向かいます。

ちょっと遠くて面倒ですが非常に珍しい建築なので見逃せません。

チーットルガールの東側にある「名誉の塔」。ここまであまり観光客は来ませんが、非常に貴重な建築物。

7階建てで高さは24m、異教徒でありながらその経済力のため重視されたジャイナ教のために捧げられました。

残念ながら周囲は柵で囲まれているため近づけません。

4.ミーラ・テンプル

再び中心に戻ってきて次へ、

チットルガール城にある寺院の中でも保存状態がよく有名な「ミーラ・テンプル

複雑な彫刻や列柱など見どころはいろいろあるのですが、観光中に社会科見学中らしき学生に絡まれ、怒涛の自撮りラッシュ。

とても観光どころではありませんでした。

インドなのでインド人がいるのは当たり前ですが、インド人さえいなければ効率よく見て周れるのでしょうね。

5.勝利の塔(ウジャイ・スタンバ)

チットルガールの中心に位置し遠くからでもよく見える巨大な「勝利の塔

この塔は、15世紀にマルワール王国との戦いに勝利した記念に作られた9階建ての塔で、高さは37mで9階建て構造、中央と外周部の螺旋階段を交互に交互に登るという非常に稀な建築スタイル。

登れないので分からないんですけどね。

勝利の塔と名誉の塔はいずれも、イスラム建築様式のミナレットが伝わる前に作られ、インドの塔建築様式が残る非常に珍しい塔なんだそう。

周辺には大きな門や寺院などいろいろあります。

6.ガウムク・クンバ

チットルガール城の西側にある人口貯水池「ガウムク・クンバ」。

「ガウムク」とは「牛の口」意味するそうです。

ガイドブックなどでも基本的にここ画像が使用されチットルガール城では最も印象的な場所。

私もガイドブックに載っていたこの池の写真を見てチットルガール城にやってきました。

池の隣には小さな水上寺院もあるのでお見逃しなく。

7.カリカ・マタ・テンプル

勝利の塔から南へ500mほど行くとあるのが「カリカ・マタ・テンプル

ここに城塞が築かれる前の8世紀に作られた非常に古い寺院です。

寺院内には靴を脱いで入るのですが…

インド人は特に気にしていない様子でしたが敷地内はサルのおしっこだらけなので要注意!

私は途中で諦めてしまいました。

8.パドミニ・パレス

チットルガール城の南側、王妃パドミニのために建てられたという「パドミニ・パレス

宮殿の隣にある貯水池には小さな離宮が立っています。

デリーのハルジー朝のスルタンが、この離宮に建つパドミニの姿に見とれ、彼女を手に入れるためにチットルガール城を攻めたという言い伝えもあります。

9.ジャイン・スウェサンバー・テンプル

ココで紹介するのは最後「ジャイン・スウェサンバー・テンプル

実は入り口近くにあったのですが最後に寄りました。

一応は15世紀に建てられた歴史ある寺院なのですが、再建されているので古さは全く感じられません。途中でここに寄ってしまうと歴史に浸っている感覚がちょっとなくなってしまうのでは無いかと思います。

おわり

チットルガール城はアジア最大と言われるだけあってとにかく広く見どころもたくさん。あまり時間がないので足早に観光したつもりでしたが4時間もかかってしまいました。

更にウダイプルとの往復6時間やその他移動、バスの待ち時間も含めると合計で12時間ほどかかりました。

これはあれですね、普通に疲れましたね。

リキシャとかチャーターして観光するのが一番ですね。

基本情報

名前チットルガール城
住所Chittorgarh, Rajasthan 312001 インド
営業時間9:00~17:00
料金600ルピー

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