こんばんわ。わらびです。
皆さん、「キンタマーニ高原」という場所をご存知でしょうか?
バリ島では言わずと知れた避暑地なんですが、日本語を扱う者としては、少々、口にするのが気恥ずかしい名前をしていますね(笑)
キンタマーニ…。
しかし不思議なことに、誰もがその蠱惑的な響きに思わず引き寄せられてしまうのではないでしょうか?
私もその内の一人なのです。
キンタマーニ高原とは?

バリ島の人気観光地、「キンタマーニ高原」。美しい山々と広大なカルデラ湖が広がる絶景スポットです。
初めて聞いた人からすると少々驚くこの名前。
「キンタマ」という単語に、目的を表す女子「に」がついている訳ではありません。当然地名のことです。
…おっと!?変換ミスですね。
正しくは、女子ではなく助詞でした。申し訳ありません。
それにしてもキンタマと女子って本来同じ文章内に並び立つことのない言葉。
素面なのにこんな文章を書いてて本当に酷いなって思います。まあ反省はしていませんけど。
話を戻しましょう。
キンタマーニ高原は、標高約1,500mに位置し年間を通じて涼しい気候なので、避暑地としての人気も高く、心地よい空気の中で自然を満喫できます。
また、人気の展望台であるペネロカンからは、バトゥール山と湖の壮大なパノラマを一望でき、多くの観光客が訪れます。周辺には、地元の料理を楽しめるレストランや温泉もあり、絶景を眺めながらの食事やリラックスした時間を過ごせます。
高原のシンボルであるバトゥール山は、今も活動を続ける火山。山頂からは日の出とともに幻想的な景色を楽しめます。その麓に広がるバトゥール湖は、火山の噴火によってできたカルデラ湖で、静かで神秘的な雰囲気を漂わせています。
気恥ずかしい名前とは裏腹に魅力たっぷりの場所。それが、キンタマーニ。
アクセス方法
キンタマーニの見どころは、広範囲に散らばっているので、効率よく観光するのであればツアーに参加するかタクシーをチャーターするのが一般的。
デンパサールやウブド発のシャトルバスもあるそうですが、1日1本だけなので利用はあまり現実的ではありません。
私はウブドからバイクで行きましたが片道1時間くらいでした。
キンタマーニ高原の楽しみ方
キンタマーニ観光で一番無難なところだと景色の良いカフェ。
特に人気の高い展望台ペネロカン周辺にはお洒落で眺望の良いカフェやレストランが多く、キンタマーニで栽培されたコーヒーを飲むのが人気なのだそう。
また、バトゥール山は活火山という事もあり周辺には温泉も何か所かあります。
評判は悪いですが、バトゥール湖の東湖畔にあるトゥルニャン村では、現在ではとても珍しくなった風葬文化の見学もできます。
バイクをレンタルして、山の麓を村を見学しながら一周してみるのも良いかもしれませんね。
疑惑の入場料
キンタマーニには、特定の観光施設があるという訳ではありませんが、観光客がこのエリアに入るにはチェックポイントで入場料を支払う必要があります。
入場料というか、入域料は50,000IDR=500円。
ただしこのチェックポイントは、ウブド方面から来る道路にしかないため、払わずに通れる迂回路がいくつかあります。
口コミも非常に悪く詐欺だの何だの酷い言われよう。
何なんでしょうね?
私はしっかり払いましたけど。
観光の様子
さて、ここから本題となるキンタマーニ観光!

泊まっていたウブドのホテルでバイクをレンタルしてキンタマーニへと。
Let’s go to Kintama!

ウブドからだと道を1時間ほど北上するだけなので行き方も簡単で分かりやすい。
途中でテララガンの前も通るので、時間に余裕がある場合はこちらも一緒に観光するのもいいでしょう。

高原に近づくにつれ、徐々に高度が上がるので涼しくなってくる。それを見越して長袖を着てきたけど、バイクだと風が当たる分さらに寒くなる。
道中、コーヒー農園の人が並走しながら客引きしてきたけど、私はコーヒーが苦手だし、危ないから並走しながら話しかけないでほしい。
法が許すのであればぶっ飛ばしているところでした。
ウブドから約1時間。特に波乱もなく、疑惑の入場料50,000IDRを支払い無事キンタマーニに到着。

どうでもいいことかもしれないけど、キンタマーニ高原の標高は約1,500mなので、気圧の影響で包装用の袋はパンパンに膨らんでいます。
まあ、パンだけにってね。
さてと、数多くの国を渡り歩き、数えきれない絶景を見てきた身としては、今更キンタマーニ程度の景色には興味はないと言いつつも、なんやかんやで景色が良いのであれば堪能したいところ。
と言いつつ良い景色の写真は一枚もありません。
何故かって?
そりゃ雨だったから。
それも結構な強さの。

キンタマーニに到着してすぐの時はこの通り晴れていましたが、すぐに大量の雲が流れ込んできて、

この有様。
山の天気と女心は変わりやすいという言葉があるが、キンタマーニももちろん山地なので天気が変わりやすいのである。
つまりキンタマーニと女心は変わりやすいという事なのです。
土砂降りとまではいかないにしても、現地の人も急いで雨具を装着する勢いの雨。私は雨具なんて持ってきていないので、諦観の念を抱き雨に打たれるほかありませんでした。
山の冷たい雨。キンタマーニだけに、睾丸が縮み上がるほどの寒さでした。
そこそこ強い雨に降られずぶ濡れになったが、しかし、不思議と後悔はなく、それどころかえも言えぬ満足感すらあった。
キンタマーニに行って何かを見た訳でもした訳でもない。
何もしていないし観光していないから無意味と言われたらそれまで。確かに何も返す言葉がない。
だが何故だろう…?
私はその時確かにキンタマーニの地にいたのである。
不思議とそのこと自体に何かしらの意味があるように思えて仕方がない気がする。
日本人が、日本語を扱う者がキンタマーニに降り立った。
これにどれほどの意味があるのか分からないし、結局のところ居ただけではやはり無意味なのかもしれない。
そう、なんでしょうね、あれ、厚顔無恥というか…。
ところでこの四字熟語、「恥」という一文字のおかげで、厚顔を睾丸に差し替えてもなんだかそれっぽく成立しそうですね。
睾丸無恥。
キンタマーニと日本語を絡めて上手くそれっぽいこと言ってまとめたいところだが、全く良い文言が浮かんできませんね。
なので諦めるとしましょう。
さて、さすがに画像も無しに終わるのは忍びないので、インドネシアで撮影した動物たちの画像を最後に何枚か載せておきます。
動く生き物相手に構図を決めるのは難しくどれも全体をうまく収めることはできませんでした。
何の動物か予想してみてね。



みんなもバリ島に行ったらキンタマーニを訪れてみてね!
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