【済州オルレ10日目】西帰浦へ拠点を移しオルレ後半戦へ突入

こんにちわ。わらびです。

済州オルレも残すところあと僅か。

島の北半分は歩き終えたので本日からは拠点を南の西帰浦市へと移します。

まずはこちら
済州オルレとは?初心者向けガイド
持ち物・準備編

踏破記録
1日目(コース16・17)
2日目(コース18・19・20)
7日目(コース21・1・1-1)
8日目(楸子島コース)
9日目(コース2・3・4)

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オルレ10日目

コース7‐1

今日は拠点を済州市から島の反対側にある西帰浦市へ移す日。

9日間お世話になったゲストハウスに別れを告げ、いざ出発です。

済州市から西帰浦市までは急行バスで約1時間。さすが急行だけあって速いのですが、そのぶん料金は少々お高め。

西帰浦には昼12時頃に到着。そこからコース7と7-1を続けて歩いていきます。

この2つを合わせて歩く場合は、まず済州オルレ旅行者センターへ向かう。

ここは、オルレの完歩証を発行してくれる場所でコース7の出発点。分岐コースの7‐1とは、環状コースになっているのでそのまま連続で歩きます。

今日は7‐1から歩いて行こうと思う。

現時点ではまだ完歩証に用はないので、スタンプだけ押して先を急ぎましょう。

拠点を北から南へ移し、心機一転。新たな気持ちでオルレ後半戦のスタートです。

街を抜けて数km。オルレのルート上では最も標高の高い山へと登っていきます。

標高は400mくらい。午前は雨が降っていたということもあり、湿度が高い。

心機一転したばかりだけど、正直面倒くさい。

途中カラフルなお寺を発見。

日本でもそうですが、仏教寺院の鮮やかな装飾はシルクロードを通じて伝わった文化の影響を受けています。

ペルシャからインドへ、そして中国や朝鮮半島を経由して日本へ。

そう考えると、済州島のお寺を見ていてもどこか懐かしさを感じるものです。

この先に見えるのが山のピーク。

急ではないがじんわりと緩やかな坂で高度が上がっていく。既に汗だく。

普通の人はわからないけど、私の場合は一息で登り切ろうとするのでこんなことになっているのでしょう。

休み休み登っていけばいいでしょうにね?

中間チェックポイントに到着。

やはりスタンプがあるのでオルレをやっている人が沢山やって来る。

正規ルートで見かけることのないオルレウォーカーたちも、スタンプ周辺になるとよく見かけます。

普段は姿を見せないのに、餌の時だけやって来る野良猫みたい。

無意味な迂回と悪路、そして登山。正直、サンティアゴ巡礼を経験した私からしてもオルレの正規ルートはかなり過酷。

皆さん、バスを使いながらスタンプだけ回収しているのでしょうね。正規ルートを律儀に歩いている人はほとんど見かけません。

気温30℃近い中でこれを歩くのはなかなか大変。

山を下る途中で見つけた滝……らしきもの。

コース7-1の見どころの一つなのですが、どうやら雨季以外はほとんど水が流れていないようです。

そしてみかん畑。

済州島は火山や黒豚と並んで、みかんの名産地としても有名です。

韓国で流通するみかんの大半は済州島産。しかもそのルーツは日本の温州みかんだったりします。

とはいえ今は完全にシーズン外、実はまだ青々としています。

水のない滝と青いみかん。

季節外れの名物たちを眺めながら山を下り、ゴールの西帰浦バスターミナルへ到着。

コース7‐1概要コース詳細
距離15.7km
所要時間4~5時間
難易度★★☆
スタート地点Seogwipo Bus terminal
ゴール地点Olle Tourist center

コース7

大きなドーム状の建物が見える。少し気になるけれど、時間もあまりありません。

ここからは先を急ぎます。

道なのか何なのかよく分からない場所を進む。

そして現れるギザギザの海岸。

考えたくないことだが、もし転んだら皮膚がすりおろされそう。

そんなこんなで中間チェックポイント。

今日は大きな山を越えたということもありちょっと疲れた。ゆっくりしている暇なんてないけど、カバンを下ろしてちょっと休憩。

重ねられた石と風車。

どこか黄泉の国や恐山を連想させるような不思議な光景。

子供が石を積み、それを鬼が崩す。

賽の河原の伝承は日本独自のものらしく、この景色を見て不気味さを感じるのも日本人特有の感覚なのかもしれません。

そしてゴール。

やはりスタンプのある場所が近くなると、どこからともなくオルレウォーカーたちが現れる。この人たち一体どこを歩いているのやら?

時刻は5時過ぎ。

今日はここで終わる予定でしたが、まだ体力的には余裕がある。せっかくなので次のコースの中間チェックポイントまで進むことにしました。

本日二度目の大きなお寺。その名も薬泉寺。

韓国最大級の仏教寺院として知られ、済州島観光の定番スポットらしいのですが、今の私に観光している余裕はありません。

立ち止まる時間すら惜しく、通り過ぎ様に写真を撮ってそそくさと立ち去る。

既に太陽は沈み、空は薄明るい。

マリの泥のモスクのような外観の建物。アフリカゾウのモニュメントもある。

気になって調べてみたところアフリカ博物館だそうだ。既にアフリカ縦断を経験した身からすると、大して興味はそそられない。

中間地点付近。本格的に暗くなり絶望感が漂い始める。

スタンプがあるのは真っ暗な公園の中。

橋の脇にある遊歩道を下りて向かうのですが、進むたびに足元で落ち葉がカサカサと音を立てる。

ただ、その音が妙。明らかに自分が踏んでいる音ではない。

一歩進むたび、自分の周囲から何かが逃げていくような気配がする。

あちこちでガサガサ、カサカサ。

何かが蠢いている。

これは間違いない。十中八九、物の怪の類でしょう。断言できます。

暗闇の中で蠢く妖怪かそれに類する何か。

逃げるべきか、戦うべきか?

怖い、怖いけど相手が何か分からないと対策も立てられない。

できれば小豆洗いとか、自分の腕力でもどうにかできる相手であってほしい。

正体を確かめるべく、震える手でスマホのライトを向ける。

そこにいたのは大量の小さなカニ。

海がすぐ近くなので、遊歩道一帯がカニだらけだった。

なるほどね。

幽霊の正体見たり枯れ尾花。

昔の人も、こうして夜道で妖怪を生み出していったのでしょう。

その後無事スタンプを押して西帰浦に帰還。

コース7概要コース詳細
距離12.9km
所要時間3~4時間
難易度★★☆
スタート地点Olle Tourist center
ゴール地点Seogwipo Bus terminal

おわり

済州市から西帰浦市へ拠点を移し、いよいよオルレも後半戦へ突入。

ルート最高地点の山越えに苦しみ、水のない滝や青いみかんに季節のズレを感じ、最後は妖怪の正体がカニだったという締まらない結末。

正規ルートの過酷さには相変わらず疑問しかありませんが、西帰浦を新たな拠点に心機一転、オルレはいよいよ終盤へと向かっていきます。

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