こんばんは、わらびです。
キャメルサファリの翌日、ジャイサルメール滞在最終日のこと。
最終日はジャイサルメールからバイクでクーリーに日帰り観光に向かったのですが……
今回はとうとう、
なんと!
あの!
バイクで子供3人轢いた事故の真相も明かされます。
乞うご期待。
- デリー
- アーグラ
- ジャイプル
- ダージリン・シッキム
- ハイデラバード
- ハンピ
- バダミ
- オーランガーバード
- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
もくじ
バイクでクーリーへ日帰り旅行
ジャイサルメール観光6日目、この日でとうとう最終日。
バイクをレンタルして砂漠の村「クーリー」へと日帰りで観光へ。前の日にもキャメルサファリに行きましたが、今日も砂漠へと遊びに行きます。
バイクに乗るなんて確か5年ぶりくらい、事故起こさないか不安だけども、ジャイサルメールは交通量が少ないのできっと大丈夫。
まあ、こんなとこで事故るわけないか。
ハハハ!
いったい今日はどんな出来事が待ち受けているのでしょうか?
バイクのレンタルの仕方・料金
バイクのレンタルショップはジャイサルメール城の東側の通りに固まっています。
料金は1日で500ルピー、ガソリンは出発時と同じ量で返せば問題ありません。
自分は下のマップの店でレンタルしました。
クーリーに向けて出発
トーキョーパレスの前で記念撮影しいよいよクーリーへ出発!
バイクと同じく赤いシャツで颯爽とジャイサルメールを駆け抜ける…
しかし、2月のジャイサルメールは思いのほか寒く、すぐに引き返しフリースを取りに行く。
クーリーまでの道のり
砂漠の中を駆け抜けてクーリーまで向かいます。
カッコよく英語で言うと「Road to Khuri」。
砂漠の中を伸びる道、信号も歩行者も何も無いので、車もバイクもビュンビュン飛ばしていきます。
一方私はバイクの振動が苦手なのであまりスピードは出しません。
あれずっと乗っているとピリピリして嫌だよね。
おかげでいつだって安全運転。
途中牛とかがいます。
バイクで来た。
たまにある車止め用の段差。
この道をよく使う地元の人たちは問題ないとして、バイクをレンタルしている観光客の中には、段差に気が付かず猛スピードで突っ込んで事故る人も多いそうです。
40km以内の速度で安全運転、途中写真も撮りながら行きましたが2時間でクーリーに到着しました。
クーリーで有名なゲストハウス
クーリー村には特に観光名所はありませんが、有名なスポットがひとつ。
それがココ「Arjun Family Guest House」。
アルジュンという方が経営しているゲストハウスで、ジャイサルメールではなく、このゲストハウスからキャメルサファリに参加するという人も結構います。
バイクに乗って近くまで行くと、アルジュンさんに遭遇したので宿の中へ案内してもらいました。
砂漠の村の一般的な邸宅なのかな?
きっと暑さと寒さから身を守る工夫が施されているに違いない。
知らんけどね。
この時日本人観光客はいませんでしたが、ドイツ人とスペイン人が宿泊していました。
お腹が空いていたのでお昼ご飯を食べてきました。
カレーとタマネギのカレー炒め、これぞ砂漠のご飯。150ルピー。
アルジュンの手作りかは不明、キッチンに奥さんらしき人がいたので多分その人が作ったやつ。
キャメルサファリの値段
日本人の中には、ジャイサルメールではなくアルジュンさんのところでキャメルサファリに参加する人が結構いるんです。
割とジャイサルメール観光では有名な方なんです、Mrアルジュン。
キャメルサファリの値段は、聞いたところによると1泊2日食事付きで800ルピーでした。
村から直接ラクダに乗って近くの砂丘まで行くので移動費がかからず安くなっているみたいです。
既にキャメルサファリに参加したことを告げたら少しがっかりしていました。
ごめんよ、アルジュン。
近くの砂丘へ
昼食を食べた後は近くの砂丘へと行ってきました。
バイクで砂丘に乗り上げ、砂にタイヤが取られ脱出できなくなったのはさておき
目の前に広がる砂の大地。
うわ、めちゃくちゃ砂漠だ。
どうでもいいが、砂漠とは砂の大地のことではなく、水が少ない地域のことを指します。
漢字に関しても「砂漠」ではなく「沙漠」の方が意味的にはあっているので、そちらの方を使ってほしいと日本沙漠学会もおっしゃっています。
それと、世界最大の沙漠は南極大陸。
以上、沙漠知識おわり。
ジープの轍があるくらいで他には何もなし。
観光客の多い砂丘はゴミだらけ、ここは綺麗。
ほとんど観光客がやってこないので手つかずのキレイな砂丘だそうで、アルジュンさんのキャメルサファリではこの砂丘に滞在します。
私が訪れた時は観光客相手のラクダ使いが一人。ほとんど観光客がやってこないのになぜこんなところで商売を?
前日キャメルサファリでラクダには乗ったので要らないと言ってもしつこく勧誘してくる。
徒歩の人間にラクダで付きまとわないでほしい。
困る、逃げ切れない。
クーリー村観光
砂丘から帰ってきた後は、何もありませんが一通り村を見て回ってみました。
小さい村なので20分ほどで一周できます。
青森県ほどではないにしろ何もありません。
私は話のネタで青森県をよくディスるのですがたまに怒られます。
村を歩いていると遠くからスーツに身を包んだ少年がやって来る。
砂漠の村には不釣り合いな光景である。
まあ当然話しかけてきて、なんか歌が得意だそうなので聞いてくれとのこと。
つまり、歌うから金くれ
という事。
丁重にお断りしました。
子供3人轢いちゃった⁉
他の記事でもちょくちょく書いていますが、私はクーリーで子供3人をバイクで轢きました。
文章だけ見るとシンプルにヤベーですね。
更には「自分は被害者」だの、「俺は悪くない」とか言っているのだから擁護のしようもない正真正銘のクズ。
子供を轢いたとなると普通に警察沙汰だし
「何で捕まっていないの?」
「もしかして轢き逃げ?」
とか思うかもしれません。
私もそう思います。
金で解決したわけではありませんし、無論、この文章をインドの刑務所から打ち込んでいる訳でもありません。
では何故?
それはこの事故の被害者は私だからです。
確かに私は子供を轢きました。
厳密には轢かされた、というのでしょうか?
さらに詳しく説明すると、
私の乗っているバイクで子供が自らのことを轢いた
訳が分からないと思いますが、実際にこうなのだからしょうがない。
事故の真相
事件が起きたのはクーリーの入り口に到着した時のことである。
村の入り口でマップを確認していたところ彼らはやって来た。
今回の事件の犯人、真ん中の青いシャツを着た彼である。そして両脇の2人は私と同じく彼の愚行に巻き込まれた被害者。
バイクにまたがり地図を確認していた私を見つけると、彼らは近付いてきてバイクの正面に並び、そして写真を撮るようにせがんできたのだが…
カメラを構え写真を撮ろうとしたその瞬間、青いシャツの彼は何を考えたのか、バイクのアクセルを思いきり捻り上げたのである。
当然バイクは暴れ馬のように私を振り落とし、そして正面の彼らをなぎ倒す。
この子供は一体何をしているのだ?…一瞬怒りで子供の頭をひっぱたこうとも思ったが、よそ様の家の子をひっぱたく訳にはいかない。何ならこのご時世、自分の家の子でも引っ叩くのはダメである。
騒ぎを聞きつけた周囲の人たちが続々と集まってくるのだが…、あれ、これってヤバい状況なんじゃないかしらん?
村の入り口でバイクの下敷きになっている3人の子供と、バイクから放り出された邦人男性。
状況だけ見ると自分が子供を轢いてしまったとしか思えない。まさか誰も子供の自爆事故だなんて思わないだろう。
徐々に冷静さを取り戻し、自分の置かれた状況を理解する。そして結局「ヤベー、ヤベーよ」と、また焦り始める。
多分人身事故を起こした人の反応と同じ。
別に自分は悪くないのでこのままとんずらしようとも思ったが、幸い一部始終を見ていた人が私の身の潔白を証明してくれました。
それどころか最終的にいろんな人たちがやってきて子供の代わりに謝ってくれた。
ちなみに、このとき既に子供たちはみんな逃げ去っていた。
みんな私の心配ばかりして有難いのだけど、せめて子供たちのことも少しは心配してあげたらどう?
仮に子供たちに怪我があろうと、私は完全なる被害者なので特に罪悪感を抱く必要はないのだが、青いシャツの彼はともかく巻き込まれた2人に関しては本当に気の毒でしょうがない。
後で聞いた話では泣きながら家に帰って行ったそう。
まあそりゃそうだ、バイクに轢かれたんだしね。
とまあ、クーリーで子供を轢いてしまった話の真相はこんな感じ。
何はともあれ、自分に怪我が無くてよかったです。
おわり
バイクでクーリーへの日帰り観光。
安全運転していたにもかかわらず半場テロみたいな不条理な事故に巻き込まれました。
幸いバイクも壊れた場所や傷もなく済んだので良いのかな?
終わり良ければすべて良し。
次はインドでは最後となるアムリトサルへと向かいます。