ブッダガヤでブータン料理の「エマダツィ」を食べよう!

こんばんは。わらびです。

今回は、ブッダガヤで見つけた珍しいブータン料理レストランでの体験について紹介していきます。

ブッダガヤの食事情

ブッダガヤは仏教発祥の聖地というだけあり、各地から多くの信徒が巡礼に訪れます。

とりわけ、インド周辺の仏教圏。ネパール、チベットなどからの巡礼者が多い象。

異なる文化圏から多くの人がやってくるので、レストランにもその影響が見て取れます。

ドーサなど、よくあるインド料理はもちろん、

ネパール料理のモモとチベット料理のテントゥク。

一番驚いたのが、ストリートフードとして、チベット料理の「シャバレイ」を見かけることもありました。

食の万国博覧会とまではいかずとも、インド周辺の仏教圏の食は網羅しているといっても過言ではありません。

まあ、これは言い過ぎですね。はい。

珍しきブータン料理レストラン

インド周辺の仏教圏のレストランが集まるブッダガヤで見つけた、世にも珍しいブータン料理レストラン「Bhutan Oganic Kitchen’s」。

ブータンなんて行くのが難しいし、マイナー過ぎて食べたことも無い。

あまりにも気になったのでこれは行くしかありません。

ブータン料理といえば、唐辛子を多用し、世界一辛い料理としても有名。

殆どの料理に唐辛子が使われているのは勿論、現地の人は生の唐辛子をおかずにご飯を食べるんだそう。

ブータン料理の代表格「エマダツィ」

唐辛子づくしのブータン料理の中でも、特に有名なのが「エマダツィ」。

孤独のグルメで五郎さんも食べていた料理です。

エマが唐辛子、ダツィがチーズという意味で、チーズで唐辛子を煮込んだ料理になります。

一応、チーズが唐辛子の辛さを緩和するらしいけど、それを差し引いても凄く辛いんだそう。

ブータン料理の代表格なので、当然このレストランにもありました。

翌日の尻など知ったことでは無い!

ここでエマダツィを食べずしてブッダガヤに来た意味はない。

ということで注文。

なんか思ってたのと違う状態でやってきたエマダツィ。

想像としては、お椀の中にスープみたいな感じで来るものとばかり。

唐辛子にチーズをまぶし、ほぼそのまま唐辛子を食べさせられることになろうとはね。

さてこのエマダツィ、食べても全く辛くない。

唐辛子にしては肉厚だし、いったい何かと思えば…

その正体は、まさかのパプリカでした。

一応、パプリカも唐辛子の甘味種なので、エマダツィといえばエマダツィなのでしょうか?

尻から火を吹く覚悟で激辛料理を期待していただけあってこれは残念でなりません。

パプリカで作られたエマダツィのレプリカ…

汗を大量にかくことも念頭に入れ、わざわざタオルまで持ってきたというのに…

カプサイシンではなく、ビタミンCが多く含まれたパプリカでは汗をかきようがない。

どうでもいいけど、ビタミンCが発見された野菜がパプリカなんですって。

ハンガリーの科学者が、生のパプリカからビタミンCを抽出する方法を発見し、ノーベル賞を受賞しています。

ハンガリー料理には欠かせない香辛料パプリカ。

もとは中米原産の野菜ですが、オスマン帝国を経由しハンガリーに持ち込まれました。その後改良を経て今の形になったので、かつては「トルコ胡椒」とも呼ばれていました。

以上。パプリカの豆知識でした。

全く辛くはないし期待外れ。

しかし、食材と作ってくれた料理人、レストランにはなん一片たりとも非はないので、ご飯に乗っけて頂きます。

パプリカオンライスウィズチーズ。

これはこれで悪くない。

おわり

唐辛子を多用し、激辛なので決して万人受けすることのないブータン料理。

もしかしたら、今回食べたパプリカのエマダツィは、少しでも多くの人に慣れ親しんでもらおうというブータン側の配慮だったのかもしれない。

仏教の聖地なので仏の加護が何か知らんけど、期せずしてお尻が守られてしまいました。

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