こんにちわ、わらびです。
モヘンジョダロ観光はわずか30分で終了。片道6時間と4500円かけて来たというのに正直何を見たか覚えていません。
もしかしたら記憶が衰えているだけなのかもしれませんね。
次は、パキスタンでは最終目的地となるカラチへと向かいます。
この移動はパキスタンでは最も楽しかった出来事になります。
タイトルにもの凄いインパクトがありますが、決して誇張ではなくありのままの事実を書いています。
この記事の情報は2023年2月時点のものになります。
もくじ
モヘンジョダロからカラチへの移動方法
いよいよ最終目的地カラチへと向かいます。
ぼったくりタクシーとはモヘンジョダロまでの契約だったので、ここからは自力で何とかしなければなりません。
仮にいたところでもう乗る気はありませんけど。
サッカルから6時間かけてやってきた上にぼったくりにあい、わずか30分しか観光できず、全く腑に落ちません。
カラチへ行くには、まず近くの「ラルカナ」という街へと向かいます。
モヘンジョダロ ⇔ ラルカナは比較的安全
ラルカナとモヘンジョダロの間は比較的安全な地域のため、警察の判断によっては護衛が必要ない場合もあります。
この区間の護衛は荷台に武装警官は乗っておらず、ドライバーのみの警察車両が先導していました。
ローカルバスでラルカナへ
帰りの足が無くなったので、モヘンジョダロの駐車場内でラルカナまで乗せて行ってくれるトゥクトゥクかタクシーを探しました。
…が、残念ながら見つからず。
聞いた話では、幹線道路まで出ればそこでローカルバスを捕まえることが出来るそう。
幹線道路までは数km、ちょっと遠いけど歩いて行こうとしたところ、駐車場内にいた警察が送り届けてくれました。
来るときも護衛してくれた車両、荷台に乗せてもらいます。
日本では悪いことしたり犯罪に巻き込まれ保護されでもしない限りは乗れないであろう警察車両、まさか「乗ってく?」みたいな軽いノリで乗ることになろうとは…
ローカルバス乗り場に到着。バスが来るまでの間車両に乗って記念撮影させてもらいます。
見張り台みたいな場所に乗っています。
銃の構え。
パトカーで記念撮影、日本だと子供たち以外がやったら炎上しそうなものですが、パキスタンでは無職のおっさんがやっても誰も文句言いません。
記念撮影やらなんやらしながら楽しく過ごす事20分、とうとうローカルバスの到着です。
到着したバスを見てビックリ、ルーフに人乗ってるよ⁉
インドで見たことはありますが、まさかパキスタンにもあるなんて。
しかもみんな手招きしてる。中にはもう乗れないから屋根に乗れってさ。
ウケる。
人生初、バスのルーフデビューである。
このままラルカナまで約1時間かけて向かいます。ローカルバス代は50円。
パキスタンの風を感じながら田園地帯を疾走、風が強いのでかなり険しい顔。
ふと脇に目をやると後ろにしがみついて乗っている料金の徴収係、良い笑顔である。
向きを変えてもう一枚。
バンドメンバーが集合してるジャケ写みたい。そして私の口の脇にはモヘンジョダロで食べたチョコアイスが付いている。
それにしても自分の右の青年がものすごいイケメンである。
屋根の上に乗ってるだけなのに周囲の状況が面白すぎる。
途中通り過ぎていく集落でもみんな見慣れない日本人に注目、カメラを向けると良い笑顔で応えてくれる。
善きパキスタン人たちに平和と幸あれ(ぼったくりタクシーの運転手を除く)
パキスタンの田舎をバスの屋根に乗りながら駆ける日が来ようとは、人生何があるか分かりませんな。
この国ではバスの屋根に人が乗っているなんてそんなの日常なのでしょうが、トラックの荷台に人を乗せて公道を走ることすらできない日本から来た人間にはあまりにも刺激的過ぎる体験。
ラルカナ → カラチへ夜行バスで移動
モヘンジョダロから約1時間、ラルカナに到着です。
ラルカナには外国人が安く泊まれるホテルは無いので、その日の内に夜行バスでカラチへと向かいます。
ラルカナでは警察の護衛が必須
ラルカナに到着後、バスの乗客によって案内されたのがこの場所。
最初はバス会社のオフィスに連れてこられたものと思っていましたが、敷地内には「POLICE」と書かれたジャケットを着用した武装警官と警察車両。
ラルカナもムルタンやサッカル同様に外国人は護衛無くして出歩くことは出来ません。事情を知っていた優しいパキスタン人が連れてきてくれました。
警察署で記念撮影
ラルカナからカラチまでは夜行バスで向かうので、バスの出発時間まで一時的に警察署で待機。
少し時間があったので警察署内を探索、そこら辺を見て周っても問題ないそうです。セキュリティ緩過ぎない?
少なくとも日本じゃ絶対ありえませんね。
そして、探索中とあるものを見つけてしまったぞ。所内の一角にある鉄格子の付いた部屋…
おやおやおや、何だか人が入っているじゃないか?
何をしたか分かりませんが、生れて初めて見る人が拘留されている場面に衝撃。曰く、殺人だそうで、2週間後に刑務所へ収監されるそうです。
署員がやってきて「一緒に写真撮ろうぜ」と言い始める。そして檻の中の人も立ち上がって写りに来てくれた。
無茶苦茶すぎるパキスタンの警察と殺人犯。
いったい何を考えているのだろう?
まあ記念に撮るけど。
そろそろいい時間なのでバスターミナルまで向かいます。ターミナルまでは警察車両に乗って行きます。
この日2回目の警察車両。
2回目となると既にこなれたものでこの表情である。
パトカーのサイレン鳴り響くラルカナの街を警察車両に乗って移動、何の銃だろうコレ?
AKかな?
カラチまでの夜行バス
バスターミナルへ到着。警察の護衛もここまで。
カラチへの夜行バスは1500ルピー(750円)、8時間ほどで到着です。
カラチに朝早く着くのも嫌なので、深夜出発のバスに乗りたかったのですが、警察が早く行けと言うので20時発の便になりました。
おかげでカラチには4時に到着してしまいました。
おわり
時間 | 料金 | |
モヘンジョダロ → ラルカナ | 1時間 | 50円 |
ラルカナ → カラチ | 8時間 | 750円 |
警察車両に乗ったりローカルバスの屋根に乗って田園地帯を疾走、殺人犯の檻の前で記念撮影など、モヘンジョダロ観光は全然できませんでしたが、その帰り道があまりにも楽しかったので正直いいかなって思います。
こんな体験そうそうできることじゃないしね。
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