こんばんは。わらびです。
モシの次にやって来た、アフリカ三大凶悪都市「ダルエスサラーム」。
ザンジバルに行くための足掛かりとして3日間滞在。
ここではフェリーのチケットを買いに行くくらいしか遠出はせず。治安が悪いそうなのであまり出歩きませんでした。
まさに英断。
凶悪都市ダルエスサラーム
タンザニアの「ダルエスサラーム」。ブルネイじゃないですよ。
英語にすると「Dar es salaam」。ドイツ語とスペイン語、アラビア語が混ざったようなよく分からない名前をしているこの都市は、タンザニアの旧首都で同国最大の都市でもあります。
あまり観光スポットはないものの、ザンジバル島へのアクセス起点でもあるので、訪れる方も多いかと思います。
それ以外だと南アフリカのヨハネスブルク、ケニアのナイロビと並び、アフリカ三大凶悪都市として有名ですね。
調べるとたくさんの凶悪事件に関する情報が出てきます。
いくら凶悪といっても、都市全体がそんなスラムのように危険なわけではなく、エリアによって治安は違ってきます。
それでも、「君子危うきに近寄らず」という言葉があるように、この都市の犯罪者たちは筋肉でやすやすと撃退できそうにはない。
なので可能な限り出歩きませんでした。
そうなんです。出来る人ほど常に気を抜かない、慣れに身を任せない。
旅人界隈では、マイナーな場所に行ったとか危険な場所に行ったとかでマウントを取り合い、ベテランや凄い人気取りしている人が多くいますね。
でもそういう人たちに限って知識も乏しければ変わった能力も持っていない。
何も無いからテレビやネットの真似事して自尊心を満たしているのでしょう。哀れ。
まあいい。
英断により降りかかる厄災から身を守っていた私がしていたことといえば、ザンジバル島へのフェリーチケットを買いに行くか宿でブログを書いていたくらい。
モシに引き続きここでも全く書くことが無い。
お気に入りのローカルレストラン
ダルエスサラーム滞在中何度も、といってもたったの3日だけどもお世話になったお気に入りのレストラン「BABU ALLY」。
どことなくアラビアを彷彿とさせるこの名前のお店。
泊まっていた場所からもわずか200mほどと近く夜でも安心して行くことができました。
店内でのお食事も可能だが、私のお目当ては店先で焼かれるバッファローの串焼き。
夜になると焼かれ始める数百本は超えるであろう大量の串焼き。
私は普段肉はあまり食べない菜食人間。
何故かこの串焼きだけはずいぶんハマり、タンザニア滞在中に100本を超える数は食べたのではないでしょうか?
あまりに好きすぎて自ら屋台に立ち肉を焼くこともありました。
串焼き以外にもタコや魚のグリルもあります。
モシ同様、1人で串焼きパーティーを開催。参加者は自分一人なので随分と寂しい物でした。
ダルエスサラームの路地
私がタンザニアに滞在していた11月は雨季。
タンザニアの雨季には小雨季と大雨季の2種類があり、小雨季なのでそこまで雨量は多くないようです。
しかし、ある夜にとてつもない大雨が降り、排水機能がそこまで発達していないため翌日の町の路地は水没状態。
見て欲しい。
この水の都といっても差し支えない水没っぷり。
数百メートルに渡り水没している路地は、まるでベネチアや小樽に流れる運河のようにも見えます。
…見えるかな?
見えないな。泥水だし。
時間がたつと臭くなってボウフラが湧いてしまいます。
きったねえ、きたねえ水の都。
定期的にこのように水没しているのでしょう。
道のところどころには、なんとか足の踏み場になりそうな石が置いてあり、その上を進んでいきます。
当てもなく水没していた路地を歩き辿り着いたローカルレストラン。これより先は歩ける道が無く、泥水に足を突っ込まなければなりません。
まあ来てしまったものはしょうがない。ここでお食事することに。
店の前を車やバイクが通ると、まるで砂浜に打ち寄せる波のように水が流れ込んできます。
これがアドリア海とか南国のビーチとかだったらだいぶ良い感じなんですけど、残念ながらここはきったねえダルエスサラームの路地。
押し寄せる茶色い水。ウンコとか混じってないよねこれ?
打ち寄せる汚水に濡れないようにチャパティと牛肉のスープを飲む。
アフリカに来てから何かとサモサやビリヤニ風のピラフなどよく食べる機会がある。
タンザニアはもとはドイツの植民地。第一次世界大戦後はイギリスの手に渡り、インドから労働力として多くの移民が渡ってきました。
アフリカの旧イギリス植民地の郷土料理には、インド人が持ち込んだ料理が独自の進化を遂げたものも多くあります。
それ以前にインド洋沿岸部なので昔から交易もあったのでしょう。
おわり
観光らしい観光は特にしていないダルエスサラーム。
軽く出歩く程度であとはホテルでゆっくりブログを書いてしました。といっても、実は停電したりWiFi遅かったりでそんなに書いていないんですけどね。
停電といえば、イタリア人の宿泊客が停電でWiFiを使えなくなったことに対し、こっちは金払ってるんだから何とかしろと苦情を言っていたけど、世の中にはいろんなクレーマーがいるんだなと…
ネット使えないなら黙ってパスタでも茹でてなさい。
次はインド洋の楽園ザンジバルへと渡ります。