【ザンジバル・ヌングイ】カメレオンと触れ合い体験のできる保護センター見学

こんにちわ、ワラビです。

ザンジバル最北端のヌングイ。

ここではウミガメと一緒に泳げる保護施設と周辺の村へのサイクリングが有名なアクティビティ。

それら以外で何か面白いものが無いか探していたら、偶然カメレオンセンターというのも発見してしまいました。

触れ合い動物園よろしく、ウミガメだけではなくカメレオンとも触れ合いができるなんて、さすがとしか言いようがありません。

タザリ・カメレオンセンター

ヌングイではウミガメの保護施設に引き続きやって来た「タザリ・カメレオンセンター」。

カメレオンの保護施設で御座います。

ザンジバルでは野生動物の保護施設がいくつかあり観光の見どころになっているみたいです。

ここはあまり有名なところではないよう。しかし、思い返す限りではカメレオンなんて一度も見たことないし、気になったのでこれはもう行くしかないですよね?

ということなので行きます。

保護施設の奥には洞窟もふたつあるらしいけど、そっちは興味が無いので行きませんでした。

興味のある方は是非。

ヌングイからの行き方

ザンジバルカメレオンセンターがあるのはヌングイから南に5kmほどの場所にあります。

頑張れば歩いて行けないこともありませんけど、バスがあるので無理せずにそれを使いましょう。

ヌングイからストーンタウン方面に向かうバスに乗り、途中の「Mbuyuni|ムビューニ」という所で下車。

料金は500TZSほど。

乗車の際は予めムビューニで降りることを伝えておきましょう。

道沿いに看板があるので入って行くと保護施設があります。

東屋みたいなのがあるのでそこが受付になります。

営業時間と料金

  • 営業時間・9:00~18:00
  • 入場料・12,000TZS=720円

※保護施設の奥には鍾乳洞があり入るには別途入場料が必要。

カメレオンとの触れ合い体験

この木の柵に囲まれた中に保護されたカメレオンが住んでいます。

ウミガメの保護施設の方はだいぶしっかりとしていましたが、こちらの方は質素な作り。

一応保護施設らしいけど、地元の人が観光客を集めるために勝手にやったりしてないよね?

保護したカメレオンは定期的に野生に返されているらしく、私が来た時は、数日前にリリースされたばかりなので施設には5匹くらいしかいませんでした。

カメレオンは擬態の達人。

数が少ないというのもありますが、カメレオンの素人である私にはどこにカメレオンがいるか分かりません。

カメレオンプロのスタッフがそこら辺の木から見つけてひょいと取り上げてくれました。

何の種類か分からないけど初めて見るカメレオン。

黄色い斑点模様と何を考えているのか分からない瞳がキュートですね。

手足の先には爪が付いているので、手に乗せてみるとちくちくとこそばゆい。

人間に持ち上げられても、特に気にする様子もないカメレオン。ここが保護施設だから人慣れしているのか、もともとこういう生き物なのか?

カメレオンといえば体色の変化による擬態。

実際は周囲の色に合わせて体色が変化するのではなく、気分や太陽光に当たった温度変化により色が変わっているんですって。

ギョロギョロと動く目。

この目は左右別々に動かすことができ、揺れやすい木の枝からでもその体を一切動かすことなく獲物を見つけ出します。

さあ、一番の見どころである捕食シーン。

カメレオン最大の特徴といえばその長く伸びる舌。体長の2倍ほど伸び、舌の先からは粘着性の粘液が分泌され獲物をくっつけて捕えます。

普段は蛇腹のようにたわみ口の中に収納されています。

この舌、実はとんでもない能力を秘めているらしく、重力の264倍ほどで加速するそうです。

…まあ、重力とか言われたもよく分からないと思います。私もそうです。

分かり易く説明すると、射出からわずか0.01秒で時速90kmまで加速するということなんです。

そんなのに狙われたら昆虫だってひとたまりもありませんね。

スタッフがエサのコオロギを枝の近くに設置すると、目を動かして反応を示すカメレオン。

そして、狙いを定め…

捉える!

うん、全然タイミングが合わない…

カメレオンの捕食は瞬きする間もないくらいの一瞬。その緩慢な動きからは想像できないほどスピーディー。

なんでも舌を射出してから口の中に戻るまで0.1秒にも満たないそうじゃないですか?

人間様如きの反応速度じゃ無理じゃない?

なんてったってカメレオンの必殺技ですからね。

文字通り、これ一本で飯を食っている訳ですから簡単にはいきませんよ。

その後も頑張って撮影に試みるも全くうまくいきません。

すると、スタッフの一人が「連射機能使えば?」と、的確なアドバイスをくれました。

普段風景しか撮っていないので、連射機能があることなんてすっかり忘れていました。

連射設定をして再挑戦。

重力の246倍で加速するカメレオンの舌だろうと日本製カメラとスタッフの的確なアドバイスの前ではこの通り。

もちょっと引きで撮りたかったのですが、舌を伸ばした衝撃で枝が揺れピントがすれてしまいます。

カメレオンもお腹が一杯になったのかこれ以上エサを食べようとせずこれでお終い。

おわり

生まれて初めてカメレオンを目にするのみならず触れ合いまで経験。そして、捕食シーンも見ることができて大満足である。

ちょっと辺鄙なところにありそこまで有名ではありませんが、興味のある方は是非訪れてみてくださいな。

小さくてキュートなカメレオンたちがお待ちしています。

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