タンザニアのムベヤからマラウイへの行き方【国境のカサムルは酒が安くて良い所!】

こんにちわ、わらびです。

モザンビークで怒りの入国拒否をくらい、ムトワラからタンザニア南部の街を経由してやってきたムベヤ。

ダルエルサラームからタンザン鉄道を使えば、もっと安く楽に来れたでしょうけど、今さら気付いたところでもう遅い。

後悔先に立たずとは正にこのこと。まあ、言うほど後悔はしていませんが。

何はともあれ、4週間滞在したタンザニアともこれでお別れ。

次は、世界最貧国とも呼ばれるマラウイへ突入です。

ムベヤからマラウイへの移動

タンザニアからマラウイへと向かいます。

タンザン鉄道に乗ってきた人も、このムベヤで降車しマラウイを目指す人もいるかと思います。

ムベヤからだとまずは、国境手前の街「カサムル」まで行き、徒歩で国境を越え、その先で乗り合いタクシーを捕まえ「カロンガ」まで向かうというのが定番となっています。

ムベヤ→ナヌナヌ(Nane Nane)

ムベヤを出発する前に近くのローカルレストランでご飯。

川魚のフライとピラフ。5,000TZS=300円。

マラウイ湖で水揚げされたお魚さんたちかな?小骨が多く食べにくい。

思えば特に意識したことは無かったけど何度も食べたタンザニアピラフ。特に印象に残るような味ではなかったので、どんな味かは一切覚えていない。

さようなら。思い出の味でも何でもないタンザニアピラフ。

この海外のスクールバスみたいなメルヘンなバスを使い、カサムル行きのバスが出発する郊外のスタンドまで向かいます。

ミラーのところにカナダの国旗が付いているので、おそらくカナダで子供たちを乗せてブイブイいわせてたのでしょう。

目的地は「ナヌナヌ|Nane Nane」で、カサムルに行きたいと言えばどのバスに乗ればいいか教えてくれます。

  • ムベヤ→ナヌナヌ・1,500TZS=90円
  • 所要時間・20分

ナヌナヌ→カサムル

ナヌナヌに到着したら、次はマラウイとの国境の街「カサムル|Kasumulu」へのバスを探します。

バスは何台もあるので探すのには一苦労するかとも行きや、案外すぐに見つかり、乗り込んだら出発というタイミングの良さ。

  • ナヌナヌ→カサムル・10,000TZS=600円。
  • 所要時間・2時間

アフリカの国境行きのバスはいつでも積み荷が沢山。

自分の荷物は積むところが無かったので、通路に置かせてもらい、その上に座席を倒して他の乗客が乗っていました。

しかしいつ見ても野菜とか入っていそうな見た目。

ムベヤからカサムルへ向かう途中には、大規模なバナナプランテーションが広がる。

どうでもいいけど、私はバナナが大の苦手。

別にアレルギーでも何でもないが、あのねちょっとした食感が苦手で食べれない。

国境の町「カサムル」

カサムルに到着。

このまま国境を越えてマラウイに入っても良いのだが、翌日の午前の内にマラウイ入りし、リビングストニアまで向かう予定なので、この日はカサムルで一泊することに。

タンザニア最後の夜である。

ホテル情報

カサムリで泊まったホテル「Lug Executivve Lodge」。

シングル一泊WiFi無しで、20,000TZS=1,200円。

何軒かホテルを見て周りましたが、カサムルにあるホテルではここが一番綺麗でコスパが良いと思います。

場所はGoogleマップには載っていないけど、上のマップでピンを打っている場所のすぐ近く。

カサムルは物価が安い

タンザニアとマラウイの国境の街カサムル。

人の往来も盛んで物資の行き来も豊富。小さな街だけど活気にあふれ、少なくとも自分の生まれ故郷よりは熱気がある場所。

数年ぶりに帰ったら家の近くにある自販機が何ヵ所も撤去され、家族が村八分にあっているのではないかと心配してしまった地元とは違い、そこら辺に露店が立ち様々な商品を売っている。

私はいつも青森県のことを冗談交じりにディスっているけど、カサムルの活気は薄どんよりした青森なんかとは比にならない。

国境の街にありがちなことだけど、カサムルの物価は非常に安い。

500mlのビール一本で2,000TZS=120円。

他の地域だと倍の4,000TZSします。

国境地帯では、地元の商人による密輸入が黙認されていたりするので、それが関係しているのかもしれません

少なくとも私が海外旅行を通し得た知識の中で最も有益な情報が「アフリカの国境地帯では酒が安い」ということ。

カサムルは何も観光するような場所は無いけど、酒が安いというのは良い事なので、もう何泊かしようかな?

国境付近の両替は非常にレートが悪いというのが大半だが、カサムルではレートも非常に良い。

アフリカの国境ではいつも手数料で1割くらい取られていたけどここでは3%くらい。衝撃を受けた覚えがあります。

おじさんはビックリしてしまったのである。

エジプトから始まりエチオピアケニアウガンダルワンダと渡り歩いてきたアフリカ。

犯罪被害に遭ったり嫌な思いをする人も多いけど、自分は防犯意識もしっかりしているし、見た目が屈強な軍人みたいなので犯罪のターゲットになることも少ない。

案外、アフリカという場所は性に合っているのかもしれない。

まあエチオピアは別だけど。

マラウイへ入国

4週間滞在したタンザニアに別れを告げ、マラウイへ。

日本人がマラウイに入国するにはビザが必要。

E-Visaもあるので15分程度で申請可能。料金は50USD+4USDの手数料。

古くから言われてきたことだが、アフリカ旅行ではビザ代がやたらと高くつく。

どこも貧しい国ばかりで輸出するような製品、資源も無い。なのでビザ代で外貨を稼ぐほかないのでしょう。

ここはアフリカの国境にしては珍しく、ふたつの国のイミグレーションが別々になっています。出国審査を終えたら隣の窓口で入国審査するというのが大半。

タンザニアの出国審査をしたら、このきったねえ川に架かる橋を渡り、マラウイ側のイミグレーションへ。

ここで賄賂を要求されたという情報もありましたがそんなことはありませんでした。

さすがはマラウイ。どこぞの腐敗しきったモザンビークとは訳が違う。

何故かやたら時間がかかったけど、30分ほどで審査完了。

マラウイに入国完了です。

国境からカロンガ

マラウイの主な移動手段といえばマイクロバスか、トヨタの「シエンタ」。

この国ではシエンタの中古車が乗り合いタクシーのような役割を果たしているのです。

世界最貧国のマラウイ。道も悪く並の車ではあっという間に壊れてしまうのでしょう。タフで整備もしやすいトヨタの車が人気なのは納得です。

国境を越えるとすぐの所にシエンタが待機しているので、それに乗って最寄りの大きな街カランガまで行くことができます。

  • 国境→カロンガ・4,000MWK=360円
  • 所要時間・1時間

SIMカードの購入と注意点

国境を越えたところにAirtelのSIMカードの販売所があるので必要な人は買っておきましょう。

SIMカードの料金例
  • 1週間/3GB・5,000MWK=450円。

マラウイのSIMカードプランには、ネットワーク使用プランやSNSアプリ専用プランなど複数のプランがあります。

私がSIMカードを購入した時は、どこからともなくやって来たおっさんが親切心からSIMカードの設定をしてくれました。

しかし、おっさんゆえにインターネッツには疎く間違ってしまったのか、Whatsapp専用プランを申し込む。運悪く、そのプランにはネットワークプランが100MBおまけで付いてくるので、ローミング直後は気が付きませんでした。

もしそのオッサンを見つけたら、私の代わりにぶっ飛ばしておいてください。

カロンガ→リビングストニア

マラウイ湖周辺にはいい感じの観光名所がいくつか点在し、まずは、その内のひとつ「リビングストニア」へと向かいます。

国境からシエンタに乗る際、運転手にリビングストニアへ向かうと事前に伝えておけば、乗り合いバンの出ているスタンドで降ろしてくれます。

出発は定員がある程度集まり次第。

バンに乗り込んですぐに出発かと思いきや、それから街中を1時間ほどグルグル回って乗客を集める。

効率が良いような、ガソリンがもったいないような集客方法。

  • カロンガ→リビングストニア・7,000MWK=630円
  • 所要時間・待ち時間含め2時間

うわあ~、青森県かと見紛うこの光景。

遠くの方にちらっと見えるのは十和田湖かな?

いいえ、マラウイ湖です。

リビングストニアの麓に到着。

気温30℃を超える中、これから10kmくらい山を登ります。

おわり

  • ムベヤのスタンド→ナヌナヌ
    • 料金・1,500TZS
    • 所要時間・20分
  • ナヌナヌ→カサムル
    • 料金・10,000TZS
    • 所要時間・2時間
  • カサムルでは歩いて国境越え
  • マラウイ国境→カロンガ
    • 料金・4,000MWK
    • 所要時間・1時間
  • カロンガ→リビングストニア
    • 料金・7,000MWK
    • 所要時間・待ち時間込みで2時間

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