こんにちわ、わらびです。
ザンジバル北部のビーチリゾート「ヌングイ」。
観光ではウミガメの保護施設と周辺の村へのサイクリングツアーが見どころ。
滞在したのは4日間でその内3日は豪雨で何もできませんでした。
なんとか雨が上がった最終日。ウミガメと一緒に泳げると評判の保護施設に行ってきました。
ウミガメと触れ合える保護施設
ヌングイのビーチからすぐ近くにあるウミガメの保護施設。
ここでは保護されたウミガメを見るだけではなくエサやりを体験。更にはなんと一緒に泳ぐことも可能。
そんじょそこらの水族館にある、ヒトデやナマしかいないようなしょっぺえふれあいコーナーとは訳が違います。
ウミガメと触れ合えるんです。
普通に見かけるだけでもテンションの上がるウミガメさんと一緒に泳げるんです。
営業時間と料金
- 営業時間・9:00~18:00
- 入場料(餌付き)
- タンザニアシリング・20,000TZS=1,200円
- 米ドル・10USD=1,550円
- ユーロ・10€=1,650円
入場料はタンザニアシリングか米ドル、ユーロの現金払い。
なぜユーロとドルが同じ価格なのか疑問?
どう考えてもタンザニアシリングで払った方がお得。
ウミガメと泳いでみよう!
ウミガメに会いに保護施設にやって来ました。
この大きな池。自然の地形を最大限利用したウミガメに優しい場所って感じがします。
一応この池は泳げますが大半は足を入れる程度。
数日間豪雨が降った後なので少し濁っていました。この大きな池の中に数十匹のウミガメが保護されています。
私は小学校の6年間はスイミングスクールに通っていたので、人よりも泳ぎのスキルは高い。ですが、筋量が多く海水にも浮きづらいので泳げません。
泳ぎのスキルは高いのに泳げないとはこれ如何に?
池に入れない小さいカメ用の保護プール。この子たちとは触れ合えません。
桟橋の向こうに行くと、そこがウミガメにエサを与える場所。
こちら。ウミガメたちのエサ。
入場料に含まれています。
ここで保護されているのはアオウミガメという種類。海藻が主食なんですって。
アオサのように味噌汁や蕎麦に入れたら美味しそう。
さあ、水面に海藻を付けると、匂いにつられて次々とウミガメたちが寄ってきます。
地中海で何度かウミガメは見たことはありますが、こんな目の前で見るのは初。
しかもこんなに数が多いときた。
次々と押し寄せてくるウミガメたち。
この時足は水に入れている状態。押し寄せるウミガメの甲羅やヒレが触れその勢いに押される。
まるでお菓子に群がる小さな子供たちのよう。
触れ合い。
想像通り硬くてツルツルの甲羅。
ひれは思った以上に固く、ウロコはまるで恐竜を彷彿とさせるような見た目をしています。
ウミガメってこんな顔をしているんですね。
体の大きい個体が他を押しのけ、優先的にエサにありつく。
保護施設であってもそこには厳しい野生の生存競争がありました。
ここで育てられたウミガメは時機を見て野生へと返されます。
君たちにはいずれ厳しい現実が待っているからここにいる間はたくさん食べて力をつけるんだぞ。
エサを奪い合うために荒ぶるカメたち。
カメといえばノロマの代名詞。確かに緩慢な動きですが、水中では意外と早い。
喰いつく時もバクっと勢いよく、うっかりしていると指ごと噛みつかれてしまいそう。
エサやりをしていると時折足に鋭い痛みが走る。
何かと思えばウミガメが噛みついてきているではありませんか?
大きな個体に押し出され、なかなかエサにありつけない子は、しびれを切らしエサを催促してきていたようです。
服越しに噛みつけられるのはまだ耐えれますが、直接足に噛みつかれると普通に痛い。
主食は海藻なのでそこまで噛む力は強くないけど、ウミガメの歯は細かくてギザギザ。
噛まれると軽く出血します。
エサやりの際はなるべくどの子にも均等にいきわたるようにしないといけません。
おわり
ウミガメと触れ合いが出来る珍しい施設。
私は泳ぎませんでしたが、それでも充分に触れ合うことができました。何より、ウミガメに噛みつかれるという大変貴重な経験もでき大満足。
次も動物との触れ合いをしにカメレオンの保護施設へと行ってきます。